昨日の新型コロナ新規感染者数は全国で20万人を越え、過去最多を記録しました。
大阪の吉村知事は医療緊急事態宣言を出し、高齢者は不要不急の外出を避けるなどを呼び掛けました。
吉村知事の決断には賛否両論あるとは思いますが、彼がこうした判断に至った大きな理由に、塩野義製薬の飲み薬「ゾコーバ」が緊急承認されなかったことが大きかったように思います。
厚生省と専門家の合同会議で見送りが決まったそうですが、失望しました。ウイルスを速く減少させる効果が見られたにもかかわらず、「胎児に危険性がある」「もう少し様子を見てから」との結論。何のための緊急承認だったのか?医療従事者の方々は喉から手が出るほど欲しかったと推測します。塩野義の飲み薬は高齢者だけでなく、10代から使用でき、また無症状、軽症で飲めるものであったため、医療機関、国民へのダメージははかり知れません。
次回は秋の深まった頃に承認するか決めるそうですが、誰の目から見ても、手遅れではないでしょうか。