濁りない空
空気を洗う風
九月の光があらゆるものを照らす
木々の色、白い肌、古い街
推定幸福の顔、淋しさ、苦悩
確かに僕の生涯は厳しいものだった
時代からも取り残された
それは認めよう
しかし、かつては良き未来を想像し
幸せは掴めるものと信じ
そして愛していた
濁りない空
空気を洗う風
九月の光があらゆるものを照らす
木々の色、白い肌、古い街
推定幸福の顔、淋しさ、苦悩
確かに僕の生涯は厳しいものだった
時代からも取り残された
それは認めよう
しかし、かつては良き未来を想像し
幸せは掴めるものと信じ
そして愛していた
昨日、2勝2敗で迎えた叡王戦第5局は、111手で藤井聡太二冠が豊島叡王を下し、叡王位を奪取しました。藤井二冠は新たに叡王を加え、19才1カ月での最年少三冠王となりました。
勝負のポイントの一つは対局前の振り駒にありました。これまでの4局はいずれも先手が勝利していて、先手が藤井君に決まった時点で、すでに藤井やや有利になっていたと思われます。
最近流行りの相掛かりという戦型になり、豊島さんが居玉のまま、守りの銀も攻めに繰り出す攻撃的な駒組で勝負に出ましたが、藤井君が落ち着いて応じ、最後は豊島玉の腹にただ捨ての金を打ち込み、見事に即詰みに討ち取りました。
三冠は史上10人目。いずれも将棋史を彩ってきた名棋士で藤井君は10代にしてそこに肩を並べました。
気になるのは今後の展望ですが、すでに藤井君が全盛期に入ったのか、まだこれからさらに成長するのかがポイントになりそうです。
すでに実力はナンバーワンだと思いますが、今の力に留まれば、渡辺名人や豊島竜王にもまだ十分に逆襲のチャンスはありますし、さらに成長を続けるようだと、数年後には八冠のうちのほとんどを独占することもあり得ます。
とりあえずは、次の竜王戦。またしても豊島対藤井ですが、このビッグタイトルを豊島竜王が死守するか、藤井三冠が奪取するかに注目です。もし藤井君が竜王を含めた四冠になれば藤井時代の幕開けとなるかもしれません。