ざっくばらん(パニックびとのつぶやき)

詩・将棋・病気・芸能・スポーツ・社会・短編小説などいろいろ気まぐれに。2009年「僕とパニック障害の20年戦争出版」

王位戦 藤井×豊島再び 里見、プロ編入試験を決断

2022-06-30 10:17:59 | 将棋

王位戦第1局は挑戦者の豊島将之九段が藤井聡太王位を下しました。

豊島さん、思い切りましたね。相手の力を上と認め、相撲でいえば立ち合い鋭く藤井王位の胸をめがけて低く立ち、頭をつけて前へ出ました。

最強の攻め駒である龍が藤井陣に入り込み、豊島さんの持ち駒によっては藤井玉が簡単に詰む局面を迎えました。王位戦は二日制なので、「1日で終わってしまうのでは」という心配すらありました。しかし、そこは藤井王位。的確に守り、AIの評価ではほぼ互角で1日目を終えました。

 

しかし、流れとしては豊島ペースでした。消費時間が豊島九段が約2時間に対して藤井王位は5時間を使ってしまいました。

二日目もそのままの流れで豊島さんが押しきりました。豊島九段の研究の深さが目立った初戦でした。2局目以降、怪物・藤井聡太の逆襲を期待しています。

 

里見香奈女流四冠がプロ編入試験を受験する意向を表明しました。受験資格を取った時に「考えたい」と先送りした時点で脈ありと感じていましたが、よく決断してくれました。この5年、藤井聡太というスーパースターが将棋界を背負ってきましたが、里見さんがプロ棋士になれば、これは注目度は高いです。

里見さんはこの1年程で急成長しました。もともと「出雲のイナズマ」と呼ばれ、終盤力には定評がありましたが、現在は序中盤にも隙がなくなりました。

 

直近の倒している相手を見れば、5局で3勝という合格ラインはまず大丈夫だと思いますが、試験官となる若手棋士にも意地があるはずなので油断は出来ません。

かつての天才少女、そして将棋に全てをかけてきた里見さんの女性初のプロ棋士誕生を願わずにはいられません。

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森七菜「スマイル」

2022-06-27 11:04:48 | 歌詞

いつでもスマイルしようね

とんでもないことが起きてもさぁ

可愛くスマイルしててね

なんでもない顔して出かけりゃいいのさ

ねぇ笑ってくれよ キミは悪くないよ

ねぇ笑ってくれよ さっきまでの調子でyeah

 

いつでもスマイルしててね

深刻ぶった女はキレイじゃないから

すぐスマイルするべきだ

子供じゃないならね

 

もうすぐだね あと少しだね

その時の笑顔がすべてをチャラにするさ

もうすぐだね 長かったね

早くスマイルの彼女を見せたい

 

可愛くスマイルしててね

人間なんかそれほどキレイじゃないから

すぐスマイルするべきだ

子供じゃないならね

 

最近、この曲をよく聞いています。森七菜の可愛さはクセになる。中毒性があるといってもいいくらいに。広く知られるようになったのは少し前のCMですが、曲自体はホフディランというグループが25年程前に作って、自ら歌っていました。埋もれていた名曲を森七菜が世の中に引き上げたのです。

 

確かに曲の出来はいいんです。曲調は明るく、モリナナスマイルでさらにまぶしくなります。

歌詞も深い部分があって、「深刻ぶった女はキレイじゃないから」とか「人間なんかそれほどキレイじゃないから」とか。そのあとに七菜ちゃんが「すぐスマイルするべきだ」とスマイル至上主義者になり、「子供じゃないならね」とあどけない顔で付け加えます。

 

森七菜は可愛いだけでなく、表現力が高いです。ジュエリーの宣伝のための短編ドラマに主演していて、セリフは少ないのですが何度も見返してしまいます。

 

ソロアイドルが絶滅したと言われて久しいですが、いるじゃないですか。森七菜というスーパーアイドルが。スマイルの再生回数は凄いですからね。昔とは形を変えながらも、ソロアイドルは今後も生まれていくのかも知れません。

森七菜さんにはこれからも眩しいスマイルを忘れずに、頑張ってもらいたいです。

 

 

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藤井A級初対局・大谷劇的連弾

2022-06-23 10:50:32 | 人物

今朝は久しぶりにスポーツ新聞を買いました。

 

将棋のA級順位戦、藤井聡太竜王対佐藤康光九段の対局は101手で藤井竜王が佐藤九段を下しました。藤井竜王にとって初のA級での対局、また地元・名古屋での対局という記念すべき一戦をものにしました。佐藤九段も穴熊に囲い、竜王の突いた端歩を逆用して頑張りましたが、届きませんでした。

藤井竜王には名人挑戦を期待しています。佐藤九段は唯一の50代、そして会長職との兼務となりますが、何とか残留してほしいですね。

現在、将棋界の屋台骨を背負う二人のさらなる活躍を期待しています。

 

エンゼルスの大谷翔平選手はロイヤルズ戦で14号、15号本塁打を放ちました。どちらも大谷選手らしい豪快な当たりでした。

特に15号は9回、7対10からの同点3ラン。

僕は最高のスラッガーの1つの条件として同点本塁打が打てることを重く見ています。まして9回に打ったところに意味があります。

打者・大谷には7月末までにできるだけ30本に近づけてもらいたいです。その形になれば2年連続40本以上が現実味を帯びてきます。

投手としては10勝ですね。しかし、怖いのは怪我です。年々回復力は落ちていくので、そこをうまく乗り切ることは簡単ではないはずです。二刀流は大谷の代名詞。大谷翔平であるための挑戦は続きます。

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チューリップ「虹とスニーカーの頃」

2022-06-06 10:48:14 | 歌詞

昔、担任だった女の先生が「チューリップというバントが好きだった」と言ったのを覚えている。僕は今風にいえば当時流行っていた「チェッカーズの劣化版」のようにとらえていた。僕はただ無知だった。

 

わがままは男の罪

それを許さないのは女の罪

若かった何もかもが

あのスニーカーはもう捨てたかい 

白いスニーカー汚さないように

裸足で雨の中、僕らは歩いた

びしょびしょぬれのトレーナーが

乾くまで抱き合った夏の昼下がり

わがままは男の罪

それを許さないのは女の罪

若かった何もかもが

あのスニーカーはもう捨てたかい

 

つかみのインパクトが強いですね。

「わがままは男の罪、それを許さないのは女の罪」。昔の話と一蹴することもできるけれども、現在も女性が求める結婚条件に男性の年収がかなりのウエートを占めていることからも、この歌詞はいまだに一理あるとも言えます。

「白いスニーカー」というアイテムが青春の象徴として描かれています。だからこそ激しい雨が降れば、スニーカーを脱いで冷たさに耐えた。青春を守ろうとした。

歌詞の最後に「あのスニーカーはもう捨てたかい」はそのままの意味と、まだ青春は心の隅にあるかの問いにも聞こえます。

 

武田鉄矢さんが若い頃、チューリップ、特に財津和夫さんにライバル意識を持っていたと語っていたことがありました。

「今にして思えば酒場の酔っぱらいがモーツァルトに絡んでいたようなものだけどね」

武田さんの言葉が財津和夫の才能を雄弁に物語っています。

 

 

 

 

 

 

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棋聖戦、藤井×永瀬 名人戦決着 谷川十七世 里見香奈 13歳女流

2022-06-04 09:12:07 | 将棋

ここ最近、将棋界は話題が多く、広く浅く書きます。

 

まず昨日行われた藤井棋聖に永瀬王座が挑戦する棋聖戦第1局は永瀬王座が藤井棋聖を下しました。千日手指し直しを2度繰り返した後の3局目にようやく決着がつきました。将棋の天才と努力の天才の初めてのタイトル戦は、初戦を永瀬王座が取ったことで激戦になりそうです。

 

渡辺名人に斎藤八段が挑戦した名人戦は渡辺名人が4勝1敗で防衛しました。それにしても2年連続8勝1敗という好成績で挑戦した斎藤八段を同じく2年連続で4勝1敗で返り討ちにする渡辺名人の強さが際立ちました。これで名人3期となり永世名人まであと2期に迫りました。凄く微妙だと思います。A級に苦手とする藤井さんが上がってきましたしね。

ただ、これまでは谷川十七世との比較でしたが、もし渡辺さんが永世名人となれば、羽生九段との比較になります。タイトル数の羽生か地位の高い竜王の初代永世であり、獲得回数も歴代1位の渡辺か。そしてもし5連覇で永世名人となれば、大名人の中原十六世以来の快挙となります。

 

谷川九段が60歳を機に十七世永世名人を名乗ることになりました。大山十五世、中原16世の実績と比べて少し照れくさそうでしたが、400年のプロ将棋の中で終盤の概念を変えた棋士であり、会長もつとめ、弟子も育てましたから、将棋界の貢献は大きく、やはり現役で永世名人を名乗るに値する大棋士だと思います。

 

里見さんは本当に強くなりました。里見さんが10代の頃は女流はプロ棋士に10局指して2局勝てればというレベルでした。それが10勝4敗でプロ棋士編入試験の資格を得ました。個人的には是非、受けてほしいです。プロ棋士の中でも上から数えた方が早いですから。

 

鎌田美礼さんが女流二級としてデビューしました。13歳の美少女で強くなれば、人気が出ると思います。藤井さんのようにはいきませんが、これからに注目です。

 

 

 

 

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ティーン

2022-06-02 11:02:47 | 

中学の詰襟の学生服から、高校の制服はブレザーに変わった。

最初はそれが新鮮で嬉しかった

しかし、時が経つにつれて

革靴は足が痛くなり

ネクタイには首に違和感が募った

 

高校は中学よりも自由だと思っていた

しかし、さして変わりはなく、延々と管理教育は続いた。

cmで格好いい白人がスマートにタバコを吸っていた。

だから僕もそれを真似た。

煙に巻かれながら

「俺はサラリーマンには向いてない」と思ったりした。

 

教室でいつものようにネクタイを緩めていると、一人の女子学生が近づいてきて

「また、だらしない」などと言いながら、緩めたネクタイを締め直す。

「うるせえ女だなあ」と思いながらも、僕はしばらく首の違和感を我慢した。

その女子生徒はバレンタインデーに誰にでもチョコレートを配るような娘だった。

 

ある放課後、女子生徒が泣いていた。

僕は後ろ姿で彼女だと分かった。

泣き声も漏れていた。

僕はその背中に声を掛けられなかった。

しばらく様子を伺い、立ち去った。

僕は人を一面的に見ていた。

若かった、というより幼かった。

 

 

 

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