ざっくばらん(パニックびとのつぶやき)

詩・将棋・病気・芸能・スポーツ・社会・短編小説などいろいろ気まぐれに。2009年「僕とパニック障害の20年戦争出版」

文藝春秋「同級生」

2012-01-19 22:25:45 | Weblog
新聞広告につられて文藝春秋を購入しました。

まず目に付いたのが、表紙の文字。四組の時代を代表する同い年の組み合わせが書いてあります。中曽根康弘・田中角栄、美智子皇后・石原裕次郎、松本清張・太宰治、そして三浦知良・清原和博。僕らの世代のヒーローが日本を代表する正統派の雑誌に認められたという思いもあります。他の3組は20世紀前半の生まれで、カズさん、清原さんを入れて世代のバランスを取ったということもあるかもしれませんが。

期待して内容を見ると松岡修造さんの作文が書いてありました(笑)。ただ松岡さんはカズさんにシンパシーを感じているのは伝わってきました。当時は日本のスポーツといえば野球。その象徴がKKコンビでした。サッカーやテニスは日本においてはマイナースポーツで、カズさんや松岡さんはパイオニアとして海外での武者修行を経験したことも共通していますし。

それにしてもカズさんは20代前半から半ばまでがピークのサッカーの世界でいまだ現役。まもなく45歳ですからスゴイの一言です。それに比べると清原さんは目的を失っているようで明暗が分かれていますね。


「あなたと同い年の有名人年表」というのがあるのですが、少々不満があります。まず1962年。谷川浩司がいません。これは谷川ファンとしては納得がいきませんね。1974年の欄には辛酸なめ子まではいっているのに。でも意外と世の中、谷川さんより辛酸なめ子さんの方が知名度が上なのかもしれません。将棋界もいま斜陽ですからね。

それと1965年の欄に中森明菜がいません。これもおかしい。それと1961年生まれのトシちゃんこと田原俊彦の文字も見つからない(笑)。僕個人の私見ですけど、日本の男性スーパーアイドルを4人挙げるなら、沢田研二、郷ひろみ、田原俊彦、そして木村拓哉だと思うんです。

あと客観的に見てもおかしいと思うのは1988年生まれのところにガッキーこと新垣結衣の名前がないことです。榮倉奈々、黒木メイサ、佐々木希、戸田恵梨香、堀北真希は含まれているのに。文藝春秋はガッキーを知らないのかな。

1989年にはIMALUや穂のか。2世に甘いのは政治家だけではないようです。

僕の年は小粒感が否めません。竹野内豊にさらにビッグになってほしいです。

1972,3年は充実していますね。72年がスマップの木村拓哉、中井正広。貴乃花、高橋尚子、ホリエモン。73年はイチローと宮沢、松嶋、篠原の3女優。

その後の世代になると1977年の安室、菅野美穂、松たか子、氷川きよし。85年の白鵬、松山ケンイチ、上戸彩、綾瀬はるか、宮崎あおい。このあたりが豊作といえます。特に85年はいま充実の時を迎えているのではないでしょうか。

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とんび

2012-01-14 22:30:02 | Weblog
NHKドラマ「とんび」を見ました。

瀬戸内海を舞台に父子の深いを描いた物語。凄くよかったです。出来すぎた息子を持つ親父役の堤真一がはまっていました。不器用で頑固だけれど、息子への愛情は半端ではない、昭和の格好いい親父を見事に演じきりました。こうした役は堤さん良く似合いますね。

息子のアキラは昭和37年生まれだから原作者の重松清さんと同年代だと思います。幼くして不運にも母親を失ったアキラを父親だけでなく、周囲の大人たちが温かいまなざしでで育てていく姿が印象に残りました。地域のつながりが今よりも深かった昭和という時代を見事に浮かび上がらせたドラマでした。



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日本は右傾化したか?

2012-01-09 22:27:13 | Weblog
朝日新聞の「誰が首相にふさわしいか」のアンケートで1位が石原都知事、2位が橋本大阪市長という結果が出たそうです。いずれも強い指導力という共通点があります。「日本は右傾化した」と感じた人も多いかもしれませんが、僕は必ずしもそうは思いません。

やはり今の非常事態がこのような結果をもたらしたのでしょう。震災、原発、老後の不安。こうした厳しい状況に囲まれていますから、穏やかな調整型のリーダーよりも、不可能を可能にするような爆発的な力を求めているのでしょう。

それともうひとつ。今日は祝日ですが、僕らが子供の頃は旗日という言葉が使われていました。その言葉通り、祝日の日は多くの家に日の丸が掲げられました。

僕の家も日の丸が揚がっていました。両親も特に右寄りという思想もなく、他の旗を揚げていた多くの人々も右でも左でもない偏りのない思想だったのではないでしょうか。

休日という高揚感を胸に自転車で疾走する僕ら少年の目に、風に揺れる多くの日の丸の旗が移った昭和の光景には確かにノスタルジーを感じるところはあります。勿論、僕自身が抱えきれないほどの希望を抱えていたからこその輝きではあるのですが。「日本に生まれてよかったね」。こんな言葉があちこちに飛び交っていた気がします。

しかし、現在はどうでしょう。僕の家は勿論、どこの家にも日の丸は見当たりません。平成24年のいま、旗を掲げれば、「あのうちは右翼だね」。そう思われてしまうでしょう。自分の生まれた国を誇りたい。しかし、そうした話をすれば「あいつは変わった奴だ」と言われてしまう。そのフラストレーションをネットでぶつけている人も多いようです。

祝日には普通の家が堂々と日の丸を掲げられた30年前。掲げられず、日本に生まれてよかったとも言えなくなり、ネットでうさを晴らしている人が増えた現在。どちらが良かったとは綺麗には言えません。自殺者は増えてしまったけれど、交通事故死や殺人などの凶悪犯罪は減っているわけですから。個人的には今の状態なりのベストを尽くすしかないとは思っていますが。


今日は成人の日。新成人の皆さん、おめでとうございます。僕は皆さんが生まれた頃にはすでにパニック障害でした。当時は何の病気かも分からず、「とにかく大変なことになってしまった。どうして自分だけが」という思いしかありませんでした。

最近は学生時代の親友というか悪友の何気なく発した言葉をよく思い出します。「男は死ななきゃいいんだよ」と彼は言いました。五木寛之さんの「生きるヒント」にも同じような言葉が書いてありました。生きているだけで凄いことなんだ」と。

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正月休みも今日まで

2012-01-04 23:09:34 | Weblog
今日で正月休みも終わりです。1,2日に続き、今日も昼寝してしまいました。あとここ2,3日は久しぶりに家族と将棋を指しました。寝正月+ちょっと将棋といったところでしょうか。

箱根駅伝も見ました。東洋大の柏原君、凄かったですね。僕も東洋OBというか、一応2年間通いましたからね。どうしても応援してしまいます。あまりの母校の選手たちの強さに復路の視聴率がどうかと思いましたが、例年通り、高視聴率だったようです。

3日だけ昼寝をしませんでした。店の自販機がほったらかしになっているのが気になって、様子を見に行きました。

その後、箱根駅伝に触発されたわけではないんですが、店から自転車で一駅ほど離れた、普段利用してない大型古書店に行きました。正直苦しかったです。やや逆風だったのか、息が上がってしまい、それに伴い不安感も高まりました。

本屋にいる時はこれからどうして帰ろうかと思いましたが、少しずつ落ち着いてきてくれたので助かりました。長渕剛の曲で「一番怖いものは勇気だと知った時」という歌詞があるのですが、確かにその通りなんですよね。

今年の新聞の芸能面に目立っていた女優が少し気になります。満島ひかり。僕も顔と名前ぐらいは知っているんですが、演技力が注目されているようですね。上戸彩や綾瀬はるかと同い年の26歳。僕はじっくり見たことがないので分かりませんが、多くの人が評価しているとすれば、並みの女優ではないのでしょう。

上戸さんが結婚すれば、これからは人気の綾瀬、実力の満島という時代に入るのかもしれません。それにNHKの秘蔵っ子の宮崎あおい。堀北真希や井上真央も力がありますしね。個人的には吉高由里子もいいと思います。「白い春」というドラマで目をつけたんですけどね。個性的というか、小悪魔的というか。

いよいよこのあたりの世代が女優として最も輝くときがきたようです。この年代にはまだまだ名前が挙げきれないほどのいい素材がいますから、誰が抜け出すのか注目していきたいです。

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紅白

2012-01-01 19:14:41 | Weblog
今年もよろしくお願いします。

午後から夕方、3時間ぐらい寝てしまいました。自宅で何をしていいか分からず、久しぶりに赤ワイン3杯ぐらい飲んだら眠くなりました。完全に寝正月モードです。


紅白歌合戦、見ました。長渕剛の「ひとつ」が良かったです。長渕さんの言葉は伝わってきますね。いきものがかりの「歩いていこう」も良かった。水野君、才能ありますね。

僕は紅組を応援していたんですが、紅組司会の井上真央が涙をこらえながら精一杯の司会で石川さゆりの「津軽海峡冬景色」を紹介し、石川さんも心のこもった熱唱でトリの重責を果たしました。

大トリのスマップは歌唱力はともかく、余裕を持ちすぎていたように感じました。これは紅組勝ったかなと思いました。しかし、会場は野鳥の会を登場させるまでもなく圧倒的に白組有利。「ああ今年もか」という雰囲気が一瞬流れました。しかし、総合得点では見事、紅組が逆転。紅組というより「真央ちゃんおめでとう」といった気持ちでした。

去年からでしたか。嵐が司会になり、大トリにスマップというジャニーズに偏った編成に疑問を持った視聴者が井上真央ちゃんの涙も相まって、紅組に投票したのではないでしょうか。


もうその紅白も去年の話。またひとつ年をとるのか・・・

2012年が皆さんにとって少しでも良い年になることを願っています。

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