ざっくばらん(パニックびとのつぶやき)

詩・将棋・病気・芸能・スポーツ・社会・短編小説などいろいろ気まぐれに。2009年「僕とパニック障害の20年戦争出版」

賛歌

2024-04-11 11:51:18 | 

まだ辛うじて見頃を保っているだろうか

いまにも宙に舞い

ひらひらと地に落ちそうな花びらを眺め

僕は遠い昔を思い出していた

 

大学の入学式を終え

ぐったりした体でふらふらと歩きながら

いつまで学生でいられるだろうと考えていた

 

長くても卒業までは持たない

千鳥ヶ淵の桜は満開だった

絶望と悲壮の心で見つめたあの桜が

これ迄で最も美しかったような気がする

大学生活は二年続いたが

卒業は遥か彼方だった

 

以後は転々と生きて長くなった

最近は「お前、凄いよ。よく頑張ってきたな」と

稀に自身の内側が誉めてくれる

あなたも人知れず

重たい運命を背負ってきたならば

人知れず苦悩に日々を奪われてきたのなら

「よく生きてきた」と讃えて欲しい

 

 


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2 コメント

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真贋を見極める (原村)
2024-04-11 17:16:49
こんにちは。
スレッドを何篇も読ませて頂き、タイトルにした「真贋を見極める」とは、何か。
こんな事を思ってしまいました。
目、心、頭脳。
価値観、思考力、人生観。
勉強させられました。
ありがとうございます。
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Unknown (skypaniroom)
2024-04-11 20:44:46
こんばんは。コメント有難うございます。いえいえ、それほど大したものではありません。ただ、大体、自分で完結させてしまうことが多いのですが、「あなた」を加えたところが私にしては珍しいとは思います。
評価していただき有難うございました。
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