えまちゃんと

C43(S205)日記とチャリ少し

7.5 GTI

2017-11-29 | GTIピレリ
7.5型と呼ばれる最新型のGTI、やはり一度試乗をしておかねばならないと思い、重い腰を上げた。
GTEのパフォーマンスは気に入ったが、やはりこの7型のボディデザインには未だ馴染めない。
個人的には、直線基調すぎており、造形的な美しさに華がないと感じるのです。
ソリッドであると言えばそうですが、薄いハニカムグリルなどと相まって、スマートすぎると思うのです。

その中身はどんなだろうと座ってエンジンをかければ、グラフィックメーターが目を覚ます。
このメーター、この位の作り込みですと、どう考えてもアナログメーターの方が高級である。
便利な部分も多かろうと、そこは気にせずに走り出す。

最初に感じるのは、「軽さ」である。
全てが軽い。
アクセルも、その挙動も、ハンドルも、その佇まいさえ。
更には、コンフォート感も抜群で、それはパサートに乗っているかの様である。
疲れるという私が欲しているのは本来こういった快適さであるという事、頭でわかっていても何か足りない。
スポーツモードを試してくださいとのことで、踏んでみるとマフラーから5型6型とは音質の違うエグゾーストノートが聞こえた。
その音、ゲーム音であるかのように軽い。
軽いのと、乾いた音は違いまして、私には心地の良い音ではなかった。
なにか作られた音が入ってきているようにさえ感じたです。(ひょっとするとプジョーのように)

音はそれとして、その加速力と吹けの良さは230馬力を十分に感じさせるもの。
しかし、その4発のざらつきが馴染めなかった。
エンジンの肌理の細かさと、その吹けの鋭さにおいては、ピレリの比ではなかった。
ステアリング一つとっても、角を作って手間をかけて作り込んだ5型GTIには及ばない。
しかし、快適であるのは間違いないのです。
いつまでも5型に幻想を抱いている自分にお別れをするべきなのかもしれません。

ただ、この7.5型GTIに乗り継ぐという選択肢はあり得ないと思いました。
幾ら快適であっても、このGTIという車種に乗って色気を感じない心臓では元も子もない。
ならばいっそのことGTEがいいだろうと思うのです。
VWが全ての車種にEVを設定するとしたロードマップの片鱗を見た気がします。
荒ぶる時代は終わり、スマートな性能を求められる時代に即した車づくりに徹し、自動車業界を引っ張るのだと。
私たちの様な価値観で車を選ぶのが古いという時代は、もうすぐそこに来ています。
過渡期にさらされているのは自動車メーカーだけでなく、我々消費者も同じでありましょう。

タイトル画は、新型リーフの元となった IDSコンセプト
このくらいの尖がり感をもってくれたならば、さぞ売れることでしょう。
これこそ、「やっちゃえニッサン」です。
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