「染まずただよふ」

・・・塾講師スミレの日記・・・

最後のデータ返却

2019年02月18日 |   中3 
最後の模擬テストのデータが届き、さっそく生徒たちに渡しました。
いつもはデータを渡すと仲間同士で「何点だった?」と聞き合ったり
データを見せ合ったりしてザワザワするのですが
今回は、自分の点数と合格確率を食い入るように見て
言葉を発しない生徒が多かったです。
祈るようにそっと開く生徒もいました。

今回の結果は、点数はもちろん、合格確率の数字にも注目しています。
80%以上なら、少し安心できるし
60%以下なら、志望校変更を考えるべき。
悩ましいのは70%だった生徒。
どの確率でも、結局は倍率次第といえるのですが
そのまま変えずに突き進むか、あきらめて確実なところを狙うか
判断が難しいところです。

倍率発表は3日後。
今年もまた苦渋の決断を迫られる生徒が出そうな予感。
生徒にとっての最善の選択ができるように準備しておかないと。

不安に勝つ!

2019年02月15日 |   中3 
中3クラスの生徒の保護者から
「娘が受験を不安がっていて…どうしたらいいでしょう」
というお電話がありました。

この生徒は当塾トップクラスの生徒で
模擬テストで合格確率90%を下回ったことは1度もありません。
知識量も勉強量も申し分なく、受験に関して
我々が全く不安に思っていない数少ない生徒の1人。

それでも初めての入試を目前にして
「不安でどうしたらいいかわからない、と言って泣いている」
と、お母さんがオロオロするくらい精神的に不安定になっている様子。

今までもこの時期に同じような電話をもらったことが何度もあります。
たいてい成績トップの生徒で
周りの誰もが合格間違いなし、と思っているのに
本人だけが「落ちたらどうしよう」と思い詰めているパターン。
優秀なだけに、自分の弱点やまだ完璧ではないことをよくわかっていて
本番に悪いことが重なることを心配しているようです。

不安をなくすためには、自信のないところを潰していくしかない。
でも、入試は競争なので、他の人が解けない問題が解けなくても
合否に関係ない場合が結構あります。
それよりも、誰もが解ける問題でミスしないこと。

本番までそんなに時間はないのだから
新しく難しい問題に挑戦するよりも
基本を確実にしておくことのほうが大事です。

この生徒には、今まで勉強してきた中で間違えた問題や
どんなミスをしたかを確認するようにアドバイスし、
「ここだけのハナシだけど、君は絶対に受かります。
 普段は『絶対』という言葉は、まず使わないんだけど、
 君は絶対に受かります。」とボスが太鼓判を押しました。

この言葉で、少しでも不安がぬぐえるといいんだけど。

最後の模試

2019年02月11日 |   中3 
今日は祝日返上で最後の模擬テストを実施しました。
この模試は、データ返却までの時間短縮のため
我々が丸つけをして点数だけをテスト会社に送る仕組み。

生徒たちには
「私が丸つけをします。字が汚くてわからないと思ったら容赦なくバツにします。」
と言ったところ、今までになくみんな字を丁寧に書いていました。
やればできるんじゃないの。 本番もその調子で書いてよね。

今日中にすべて丸つけを済ませ、明日中に点数を送る準備を整えました。
生徒たちの答案を見ると
教科によっては急激に得点を上げた生徒もいる一方
相変わらずくだらないミスをする生徒もいて
まだまだ本番までできることがありそう、と思いました。

最後まであきらめずに第一志望校合格を目指して頑張っていきましょう!

経験してからの危機感

2019年02月09日 |   中3 
今日は私立高校の2月入試だったので
併願で受験する生徒に気を使って
授業は休みにし、かわりに自習室を開放しました。

当初考えていたほど受験する生徒が多くなかったこともあり
授業を休みにする必要があったかな、と思ったのですが
インフルエンザで休んでいる生徒もいるし
休んでいた分の補講を希望する生徒もいるし
授業とは別に質問したい生徒もいるしで
意外と有意義な時間になりました。

ただ、驚いたのは、今日2月入試を受験した生徒が
テストが終わり次第、自習教室に遅れて参加してきたこと。
彼らが休むことを想定してのスケジュール変更だったのに。

どうやら、思った以上に緊張し、難しいと感じたようで
受験して、やっと「落ちるかも」という危機感が生まれた様子。
合格通知を手にしたら、この緊張感も
霧散してしまいそうな気がしますが
第一志望校はあくまでも県立高校ということを
肝に銘じて、しっかり勉強してほしいです。

本番まで40日

2019年01月25日 |   中3 
中3は、定期テストに目途がつくと
学校で志望校決定の最後の三者面談があるということで
その前にアドバイスが欲しいと
三者面談の申し込みが数件ありました。

我々としては、先月中に行った三者面談で
その話は終わったものと考えていたので
先月以上の話はしようがないのですが、ご希望とあらば。

1人とはすでに面談しました。
「同じ高校の普通科と理数科のどちらに願書を出すべきか」
アドバイスが欲しいとのこと。
将来就きたい職業を考えて、当初は理数科を志望していたけれど
数学で思うように点数が取れないので
傾斜配点のない普通科の方が合格しやすいんじゃないか
とお母さんが心配しての相談でした。
今回の模試データでは、理数科だと合格確率80%とギリギリ、
普通科だと90%と出ているので
安全な方を選びたいと思ったのでしょう(←お母さんが)。

塾で「普通科に変えたほうがいい」と
言われるのを期待していたみたいですが
我々の答えは「とりあえずこのまま理数科で」

将来の展望がしっかりある上に、本人はどちらかというと
このまま理数科を受験したい様子だったのがいちばんの理由です。
お母さんにいろいろ言われて不安になり
普通科でもいいか…と思いだしたみたいですが
変えるかどうかの判断は、倍率を見てからで間に合います。
せっかく第一志望校の合格圏内に入っているのに
安全な方に逃げるなんて、もったいない!

本人も保護者も「失敗したくない!」と思うから慎重になるんだろうけど
だからって楽な方に逃げるのは、逃げ癖がつきそうで良くないと思うなあ。

このケースも含め、今の段階では
それほど難しい判断を迫られないと思いますが
倍率発表後となると、厳しい決断をせざるを得ない状況が考えられます。
約1か月後か…。毎年のことだけど、胃がキリキリしそうだなあ。

クスリが効きすぎた?

2019年01月14日 |   中3 
今日は祝日でしたが、いつも通り仕事。

中3国語では、冬期講習会最終日に実施した模擬テストの
復習兼自己採点をやってみました。
答案用紙が返ってきても
国語はなかなか見直しをしない生徒が多いので
それぞれ自分がどんな間違い方をしているのか
自覚してほしいと思って。

字が雑すぎる生徒、書き写しミスをしている生徒
記述問題の文末表現がいい加減な生徒など
今すぐちょっと心がけるだけで点数アップしそうな生徒もいます。
でも、それを棚に上げ、自己採点した点数の低さにショックを受けて
思考停止状態になる生徒がたくさん見受けられました。
これがこちらの思惑を超えて、
必要以上に深刻に受け止める生徒もいて困った!

授業後、今まで平均点スレスレの生徒からは常に80点以上
平均点以下の生徒からは70点以上取るにはどうしたらいいかと相談されました。
今さら国語の点数を上げようと焦っても、実際は手遅れ
今までさんざんアドバイスしてきたのに
それを実行しなかったんだから仕方がないとしか言いようがありません。
国語でそれだけの点数アップするには、今からだとかなりの労力が必要で
そんな余裕があるなら他の暗記科目に回すべきです。

そうは言っても、放っておくわけにもいかないので
相談してきた生徒にはアドバイスと問題集をプレゼントしましたが。

入試は合計点勝負。
国語で点を取れないなら他で確実に取る!
目標点を取るための作戦があるということを
ちゃんと理解していてほしいなあ。

第1号なるか

2019年01月12日 |   中3 
今年度は私立専願の生徒のための特別授業をこっそり実施しています。
というのは、対象者がたった1人しかいないため。
もう少し人数がいれば「私立クラス」というのをつくって
特別なカリキュラムを考えるんだけど
1人だし、小学生時代から通ってきている生徒で、気心も知れているので
正規の時間以外にも本人と我々の都合のいい時間に来てもらって
過去問をやったり弱いところを特訓したりしています。

本番まで、あと10日。
やっと受験生という自覚と危機感が芽生えたようです。
いろいろな事情もあって、内申点は良くないし勉強も苦手という生徒ですが
なんとか合格してほしいなあ。

思い付きの第2弾

2018年12月13日 |   中3 
中3クラスの生徒を対象とした特訓授業をを行いました。
約2か月前にも実施しているので、今回は第2弾。
模擬テストの結果や普段の様子を見て
特に英語が苦手な生徒をピックアップしたのですが
まあ、メンバーは前回と半分以上カブってます。
内容も、「英文(単語)の覚え方を身につける」ことを
コンセプトとした点では前回と一緒。
使う素材だけを変えました。

前回は私一人で10人弱の生徒を指導したので
大忙しだったため、次にやるなら人数を減らしてほしいと
ボスに進言していたのですが。
そんなことすっかり忘れて、人数は前回以上だし
ボスが選んだメンバーなのでレベル差が激しすぎるし
しかも、それを生徒に告知してから知らされたため
十分な準備も変更もできずタイヘンでした。

ボスにも指導に入ってもらって、なんとか手が足りたという感じ。
正直言って、キツかった。
そして、人数の設定とメンバーの選定に無理があったことが
やっとわかってもらえたようです。
来週、さらにメンバーを変えて第3弾を実施予定なのですが
人数もレベル差があるのも今日とあまり変わらず。
ボスはよっぽどキツかったらしく
「次はバイトさんを頼もう。」と自身は戦線離脱の様相。

バイトさんのほうが若い分、体力に期待できそうですが
結局今日と同じように「手が足りない!」「目が足りない!」
という状況になるんだろうな。


あと3か月

2018年12月09日 |   中3 
雪が降る悪天候の中、今日も中3クラスの三者面談を実施しました。

春から5回実施した模擬テストで1度も合格点に届いていないどころか
ずっと(合格確率)20%以下という結果なのに
「志望校は変えません」というツワモノが。
今度こそ変えるかと思ったけど「変えません」。
じゃあ、毎日どのくらい勉強しているの?
と聞いたら「30分くらい。
本気で合格したいと思ってる?

勉強を差し置いてYouTubeを観ているらしい。
今の生活を変えない限り、どの高校も合格できませんよ。

こんな結果でも、自分が不合格になるかもしれないことを
想像できない、そのことにもショックを受けました。
こういう生徒、昨日もいたなあ。

一方で、結果のデータを見てショックで泣きそうになっている生徒も。
時間をかけて勉強したつもりなのに、思ったほど点が取れてなかった様子。
改善点をアドバイスしたり、そんなにすぐには結果は出ないとフォローしたり。

目の前で親子ゲンカが始まるのも何組も目撃しました。
それぞれの親子の関係が垣間見えて、微笑ましいやらヒヤヒヤするやら。

そうはいっても、入試本番まで残り3か月。
悔いのないように過ごしてほしいです。
そのためのサポートをしっかりしたいと思いました。

最後の三者面談(暫定)

2018年12月08日 |   中3 
今日は中3クラスの三者面談初日。
暫定ですが志望校決定の面談です。

今回の模擬テスト結果で合格確率が低い生徒はの中には
案の定ゲーム三昧の生活をしていて
それなのに志望校を変更する気もない様子で
この結果を見てもたいして危機感を持っていなくて
どういうこと!と頭を抱える場面も。

面談終了後に講師全員で報告会をしたら
夜11時半を過ぎていました。
こんなに遅くなるのも久しぶり。
外は雪が積もっていて、車で通う同僚はうんざりした様子でした。

明日も1日かけて三者面談を行います。
明日もヘトヘトになるんだろうな。