「染まずただよふ」

・・・塾講師スミレの日記・・・

やっぱり法然

2015年01月17日 |   誤・迷答!
前回とは別の中3クラスでも『おくのほそ道』の学習に入りました。

今日は冒頭部分にある「古人も多く旅に死せるあり」について
「古人」とは、芭蕉があこがれていた詩人なのですが、具体的には誰でしょう。
という定期テストによく出る問題を出してみたところ
「法然!!
またか!
このクラスは人名を聞くととりあえず「法然」と言うのは何なんだろう?(過去記事コチラ

「違います~。その人は宗教家でしょ。」と指摘したら
「じゃあ兼好法師!
確か、以前『徒然草』の作者を質問して「法然」→「兼好法師」の流れだったんだっけ…。

「何人かいますが、全部漢字2文字です。」というヒントを出したら
「雪舟!」
同じ江戸時代で、水墨画の人ですけど…。
「じゃあ、狩野永徳
なんで画家ばっかり出すかな?
「あ!わかった井伊直弼!!
漢字2文字って言ったの聞いてた?オマケに全くジャンルが違うし…。

「そのうちの2人は中国の有名な詩人です」という大ヒントを出したのに
「あ~。2年のときにやったヤツ…誰だっけ?…トコトホ」というお粗末な結果。

答えは「李白」「杜甫」「西行」「宗祇」。
最初の3人は教科書に出てきた人物なんだけどな~。

ちなみに、このクラスでも「旅行に行く!となったら、まず何を準備しますか?」ときいてみたら
開口イチバンは「歯ブラシ!「財布。でした。
これはまあ、普通の発想ですな。