4月27日(土)曇り。
7時に起床。朝食は、伊豆高原の山幸のサバの文化干し、焼きのり、アサリの味噌汁。スーパーや魚屋に行ってアサリを買おうとしても、小粒の物ばかり。一時期問題になった産地偽装以来、国産のアサリをほとんど見かけなくなった。味噌汁では、アサリが一番好きだ。昼は抜いた。夜は、久しぶりに松原商店街に行き、魚幸で、良さげなマグロとマグロの「ほっぺ」を買ったので刺身とほっぺのカツ、シイタケとナスのアヒージョ。お供は「黒霧島」。酔狂亭にて上の子供と対酌。
マグロのほっぺは、パン粉をつけてカツにするのが好きだ。知らないで食べると、肉と勘違いする人もいる。刺身は、「つまきり君」という機械で作る。多めに作って海苔を巻いて醤油をちょっとつけて食べると箸休めに良い。伊勢佐木町の天ぷら屋の登良屋で教わった食べ方である。
貧乏人の僻みと思われるかもしれないが、例えば一ケ月に100万円を使ったとしても、一年で1200万。10年で1億2千万円だ。そんな生活をしている人が日本にどのくらいいるかは分からないが、70歳を過ぎてそのくらいの生活をしていたら、文字通りの悠々自適。実に羨ましい限りである。70歳の女性が、いわゆる「なりすましの投資詐欺」にあって7億円もの被害に遭ったと新聞で知った。税金対策なのか、会社の資金繰りに使おうと思ったのかは、憶測の域を出ない。ただ普通に考えたなら、幾つまで生きて、いくらお金があれば満足するのだろうかと思ってしまう。
大変失礼とは承知で言えば、男も女も70歳を過ぎたなら常識的にも若い男、女性はまともに相手にしてくれない。ホストクラブで、手裏剣のようにお金を使っても、それは金に寄ってくるだけで、本人の魅力ではない。5万円や10万程度なら、まあ遅まきながら人生の勉強をさぜて貰ったとあきらめもつくが、7億となると・・・どこか被害者に同情できない自分がいるのも確かである。