白雲去来

蜷川正大の日々是口実

最近暗いニュースが多い。

2011-04-30 18:10:32 | インポート

四月二十五日(月)曇り。

 キャンディーズのスーちゃんが亡くなった。最初、「スーちゃん」と聞いて、一瞬、栃木社友会の湯浅進君の顔が浮かんだが、震災で苦労しているので心配していた矢先なので、そう思ったのかもしれない。スーちゃんご免。

 まあ失礼ながら、キャンディーズといっても、年代も違うし、従って時代を共有したこともないので、あまりピンと来ない。それでも、若い人が亡くなるのは、何となく哀れを誘う。神様は平等で、どんなに人気があろうとも、才能がある人でも、特別扱いをしない。

 昭和を代表するスターであった、美空ひばりや石原裕次郎だって亡くなったのは五十代の前半だった。芸能人の悲しさは、一般の人と違って、元気な頃の映像が残っているので、私達は、否が応でも、絶頂期の頃の姿を見せられる。これはある意味で残酷なことだ。

 また、生前に録音したというスーちゃんの肉声には、目頭が熱くなった。自分が死の淵にいても今回の震災の被災者の方々を思いやる彼女の優しさには、素直に感動させられた。しかし、申し訳ないが、葬儀場でのご主人の芝居かがった映画監督のようなしぐさには、辟易した。彼女の思いを多くの人達に聞いてもらいたい気持ちは分かるが、もう少し自然な流れの中で出来なかったものか。また、本来ならば、「偲ぶ会」などで流した方が良かったのではないかと思う。

 夜、近所のジジ、ババたちとの食事会が行きつけのラーメン屋であったが、談笑している時に、突然テレビから、例のスーちゃんの最後の声が流れた。皆、すでに幾度かテレビで聞いている人たちばかりだったので、途中でチャンネルを変えてもらった。ああいったものは一度聞けば充分である。何度も、また食事会の席で聞くようなものではない。亡くなられた方に失礼だし、聞いているほうも、申し訳なくなる。

 体調が、イマイチなので、飲まずに食事のみで帰宅した。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「安記」で飲んでから二時間歩いた。

2011-04-29 13:28:08 | インポート

四月二十四日(日)晴れ。

 大学のOB会が横浜のホテルで開催され、そのホテルに泊した、隠岐康、大島隆の両社友と共に、中華街で待ち合わせて、香港小路の「安記」へ。今日を期してしばらく禁酒をしようと思っているので、深酒をしない程度に紹興酒を楽しんだ。

 いつもの、「モツ皿」「シュウマイ」「レバ皿」「蒸し鳥」をオーダーして乾杯。今日は日曜日ということもあって、昼時に行ったら並ぶハメになるので、十一時前に店に入ったのが正解。表で順番を待つ客を尻目に、幾たびか乾杯を重ねた。気の合う人たちと、好きな店でする食事ほど人生に潤いを与えるものはない。

 地震や原発で苦労しているだろう郡山の盟友の話になり、落ち着いたら激励会を催そうとの話になる。

 千葉の自宅に戻るという、大島、隠岐の両氏と別れて、食後は、中華街を散歩して解散。私と愚妻は、健康の為に歩こうと、中華街から関内、伊勢佐木町を経由して、京急の井土ヶ谷駅まで歩いた。所要時間二時間。疲れたが、普段車に乗っていては見ることのできない景色を楽しみながらの散歩だった。

 自宅に戻ってから、シャワーを浴びて、少し昼寝してから、「実話ドキュメント」の連載原稿にかかる。現在、私が子供の頃の日本の世相と、生まれ育った横浜と、その歴史をからめて、「わが生い立ちの記」というものを書かせて頂いている。回顧録を書く柄ではないので、還暦を過ぎた、「忘れ残り」を書いているに過ぎない。今回はその四回目。「ドキュメント」で編集のお手伝いをしている横山孝平君の校正で読みやすくなっていることに感謝。まとまったなら一冊の本にしてみたいと思っている。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

山口申先生の勉強会に出席。

2011-04-29 13:13:47 | インポート

四月二十三日(土)曇りのち雨。

 午後から東京行き。まず御徒町にて、戦前の右翼・民族派団体をまとめた事典を出版する作業を行なっているN氏と待ち合わせた。外は生憎の雨。適当な喫茶店が見つからないので、以前、大熊氏と一緒に入った蕎麦屋に入る。

 まだ陽が高いうちに盃を重ねるのには少々気が引けたが、まあそこは雨も降っているし・・・ということを言い訳に打合せを行なった。蕎麦屋に入ったにも関わらず、蕎麦を食べずに一時間ほどで撤収した。

 その後、社友の大熊雄次氏と山口申先生の主宰する憂国青年同盟の勉強会へ参加。まず山口先生が時局解説をしたのちに、犬塚博英民革議長が講演。今回の震災と、今上陛下の玉音放送について解説をして頂いた。歴代の天皇陛下は、国民に天災などの災いが降りかかれば、それは全て、ご自分の徳のなさゆえ、と思い、祈り、ご巡幸をして国民にいたわりを示す。今回の震災でもそうだ。比べるのも失礼だが、菅のあの上から目線の、仕方なく現地を視察する態度と、両陛下の姿勢。被災地の方々はどれほどの励みとなったのか。いつも目頭が熱くなる。

 その後、直会。この勉強会は、終了後に料理名人で、今や民族派の梁山泊の観を呈している。(余計なことだが、私の経験では、そうなると一般の客の足が遠のいてしまうから大変だ)新宿の「フェボナッチ」のママさんが作る料理が楽しみである。また山口先生や、小川勝正先生などの差し入れで舌鼓を打つ。酒量が増すにつれ、談論風発、侃々囂々、喧々諾々、時には杯盤狼籍となることもある。そうならないうちに中座しようと思ったら、犬塚議長から、「帰るなら一曲歌って行け」と言われたが、その甘いささやきに負けると、終電が危うくなる。後ろ髪を引かれる、と言っても引かれるほどの髪の毛もないので、ご免なすってと、ご挨拶して大熊氏と東京駅に向った。ここで大熊氏と別れて横浜へ。

 横浜に着いてから、サリーの店へ。和歌山から上京している大切な友人が来ているとのことで、顔を出したが、すでに大破・轟沈とのことで、会えずじまい。サリーパパなどと、「写楽」で寿司をつまんでから帰宅。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

忙しくしています。

2011-04-27 17:07:19 | インポート

四月二十二日(金)晴れ。

 ちょっくら原稿や機関誌の製作に追われて更新出来ずにいます。今月末までには、ガバッとまとめてアップ致します。

    告知 5・3 憲法を考える青年集会(新宿演説会)
今回の東日本震災による被害は甚大であり、多くの方々の尊い命が奪われました。
この困難のなか、被災された方々は懸命に頑張り、そして遠く離れている人々もまた、被災された方々を思えば…、と日本人の美しい心根をみせ、有事に発揮された日本人の本来の姿に胸がいっぱいになる思いです。
    
  しかし、この有事に非常事態を乗り切らんとする政府のリーダーシップは発揮されず、それによる人災といってよい、2次、3次被害が福島原発を中心に起きているのも事実です。
    
  被災地の最前線では、自衛隊の皆さんがまさに命がけで活動を続けています。また、在日米軍は、作戦名を「ともだち」として、自衛隊とともに行方不明者の捜索にあたっています。(「同盟」「ともだち」の本姿も考えなければいけませんが…)
   
  今なすべき第一義は、復興に向けた日本人の団結です。
同時に、地震国・海洋国として、国を守るビジョンを明確に打ちださなければなりません。
時の為政者によって、国家の危機管理が変わるのでなく、根本をただすべき時であるのです。
 
☆     ☆     ☆     ☆
    
  これまで5月3日は「憲法を考える青年集会」として渋谷をデモ行進し、広く現行憲法の矛盾を訴えてまいりました。
    
  本年も、例年通りの開催を予定しておりましたが、現在、首都に拠点のある機動隊も、被災地に入り活動している状況を鑑みますと、私どものデモにより、部隊を編成させなければならなくなるのは、本意ではありません。よって、本年は渋谷におけるデモ行進を中止し、新宿駅西口駅頭において「憲法を考える演説会」を開催することといたしました。
    
 同時に現在、復興支援活動をされている方々にも登壇いただき、被災地の現状を訴えていただこうと考えています。この非常時に、有事に改めて真剣に、本来あるべき「憲法」を考えてみたいと思います。
     
5・3「憲法を考える青年集会」(新宿演説会)
【日時】5月3日(火) 正午~午後4時
【場所】新宿駅西口
    是非、ご参加下さい。

※「國の子評論」のブログから転載いたしました。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

自販機があることは、治安の良さの証拠。

2011-04-22 22:58:01 | インポート

四月二十一日(木)晴れ。

 そういえば、石原東京都知事の発言で、自販機が悪者となっている。しかし、私はそうは思わない。確かに、自販機は多すぎると思う事がある。しかし、街灯の少ないところでは、貴重な明かりにもなるし、子供が夜中に熱を出した時など、スポーツ飲料水は助かる。

 海外に行ったことのある人なら分かると思うが、屋外、特に人通りのないところに自販機が置いてある国などまずない。その理由は簡単。すぐにお金や品物が盗まれてしまうからだ。自販機のあるのは、スーパーやホテル内のコンビになど、ほとんどが屋内に設置してある。

 屋内と言っても中には、自販機の前に防犯カメラがあったり、お金を出し入れするところに、更にカバーが着いていたりする物もあり、驚いてまじまじと見てしまった記憶がある。

 屋外に自販機があるということは、言い換えれば、治安の良さの証明でもあるのだ。私が行った頃のイタリアでは、公衆電話をかけるのも、お金ではなく、専用のコインと交換しなければならなかった。もちろん現金が入っていれば、公衆電話が壊されてしまうからだ。

 海外から日本に来た旅行客が、人通りの耐えた夜中に自販機があるのを見て、「何てこの国の治安はいいのか」と思う人もいるだろう。政府も、外国人旅行者向けに、「屋外に自販機がある安全な国」をもっとアピールした方がいい。まして今の自販機は省エネ設計となっていて、昔ほど電力を消費しない。これを機会に自販機のメーカーも、ソーラーパネルなどを開発して、もっと効率の良いものを設置すれば、石原知事からも文句を言われずに済むのではないか。

 今日は、「朋遠方より来たり」、で、野村先生の盟友で、マニラに在住のヒロ山口さんが、急遽来日し、東京に来るというので、こじんまりとした歓迎会を開催した。場所は、水天宮にあるホテルの会席料理店。思い出話に花が咲き、食後にバーに席を移して、十時近くまで。

 明日お帰りになるというヒロさんにご挨拶して、再会を約す。本来ならば来月に、フイリピンに行く予定であったが、諸般の事情から中止した。

 十一時過ぎに帰宅。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする