一月二十九日(日)晴れ。
東北や北陸の人たちが大雪で難儀しているという。お年寄りだけで暮らしている家が多いそうだが、その人たちに息子や娘はいないのだろうかと考えてしまう。家族で旅行に行くことができるのならば、こんな時ぐらい実家に戻って、雪下ろしの手伝いぐらいしても良いと思うのだが。
仮設住宅などで、一人暮らしの老人がニュースに出る。その人たちにも、息子や娘はいないのだろうか。この際に親を引き取って一緒に暮らそうという気になれないものか・・・。もちろん、子供のいないお年寄りは別だ。何でも国が、周りが世話をしてくれるという期待は、かえって家族制度の崩壊につながると思うのだが。
日曜日でも、上の子供は塾で下の子供は、パソコンでメールかチャットをしている。愚妻は、二階で下らんテレビドラマを見ている。ふと、こんな家族ならばいらないと思うが、犬や猫ではないし捨てるわけにも行かん。まあたまには可愛いときもあるので、許しているが、子供が大きくなるということは、案外つまらんものだ。子供の成長が楽しみ、なんて思うのは、まず小学生ぐらいまでかな。日曜日で飲み屋も開いていないし、あーあつまらねぇー。爆発君と悲憤慷慨しながら飲みてぇーなぁー。
五時には、風呂に入って、酒、酒、酒飲むぞぉーっと張り切って肴を作った。ガキどもには「焼きそば」「麻婆なす」と「白菜ときくらげのスープ」。私たちは、カレーの福井さんたちから頂いた「浜松餃子」に、お得意の「ねぎチャシュー」(チャシューをラップに包んで湯煎して軽く温める。それを太千切りに切って、長ネギのスライスと一緒に混ぜる。味付けは、ごま油と醤油と味の素。醤油は少なめがいい)「メンタイコ」で「佐藤」の白の四合瓶を空けてしまった。
テレビ東京で、グアムのもっと奥の電気も水道もない孤島から家族四人が日本に来て、ホームステイをするという番組を見た。カルチャーショックを受ける、南の島の人たちがおかしかったが、何だか、日本人の優越感を誇示しているような気がして、見ていて少々後ろめたかった。本来ならば、暖衣飽食に慣れた日本の家族こそ、電気も水道もない彼らの島に行って生活し、家族の絆や自然の大切さを学ぶべきだろうと思った次第です。