白雲去来

蜷川正大の日々是口実

一夜の剣光 雪に映じて寒し。

2017-01-31 12:10:57 | 日記
一月二十七日(金)晴れ。

七時に起床。風呂に行く前に朝食。食後はのんびりと入浴。午前中の温泉は何か贅沢な感じがする。それでも長湯が嫌いなので、二十分も入っていると飽きてしまう。部屋に戻って、着替えをして十時九分の「あずさ」に乗る。この時間の「あずさ」は、石和を出ると八王子まで止まらないので、席の移動が比較的自由なので楽だ。

石和を出ると、しばらく車窓に残雪の景色が続く。山梨県に住んだことはないので、ここの季節感というものが分からないが、やはり冬は雪が多いのだろうか。雪を見ると、すぐに連想するのが、忠臣蔵、桜田門の変、二・二六事件。そして恩師らが「財界の営利至上主義を撃つ」として決起した「経団連事件」の時も、一瞬雪が舞った。また昭和六十二年の一月十三日の前日も、都心には雪が降り、交通がマヒした。横浜に住んでいるせいもあって、たまにの雪を見ると、柄にもなく感傷的になる。

忠臣蔵と言えば、江戸時代後期の儒学者で、大坂町奉行組与力であった塩平八郎には、忠臣蔵のことを詠んだ「四十七士」という漢詩がある。その最後の四節が好きだ。

臥薪嘗胆 幾辛酸
一夜の剣光 雪に映じて寒し
四十七碑 猶お 主を護り
凛然 冷殺す 奸臣の肝

ウトウトしていたら、八王子に着いた。すぐに横浜線の快速桜木町行きに乗り換え、横浜へ。自宅に着いたのは、十二時半だった。

夜に、突然盟友が来訪。「やまと」から「一休」へ。十時前に帰宅。

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大行社の新年総会。

2017-01-30 13:43:03 | 日記
一月二十六日(木)晴れ。

大行社の新年総会が石和温泉にて開催されるので、午前中に石和に向かう。横浜から横浜線の快速に乗り、八王子へ。八王子から、「かいじ」にて石和温泉。約二時間の電車の旅。

一時から始まる、幹部会議に出席するので、横浜を出たのは、十時前。石和温泉に着いたのは、正午。どこかで蕎麦でも食べようかと思ってウロウロしたが、店が見当たらず、どうしようかと思っていたら、大行社の若い人が乗ったタクシーに遭遇し、乗せて頂いた。

一時から本会議。役員の末席を汚す者として新年の挨拶をさせて頂いた。終了後に、六時の宴会までかなり時間があったので、国防連盟の渡邉淳司会長を誘って、タクシーの案内で「幟」という蕎麦屋で遅い昼食。六時に宴会開始。ガァーッと飲んで、二次会へ行って、十時半に寝ました。

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アメリカ人の八割がパスポートを持っていないんだって。

2017-01-29 16:42:08 | 日記
一月二十五日(水)晴れ。

考えたら、先週の火曜日から、今日まで、ほとんどの時間をPCの前で過ごしている。外に出ると言えば、事務所に本や資料を取に行ったり、夕食の買い物をするくらいだ。寒い時期は、ウォーキング出ることもほとんどない。当然のように体重は増えるし、血糖値も高くなる。

ニュースでは、連日トランプ旋風でもちきりだ。TPPもすたこらさっと逃げ出すし、国内の自動車産業や、メキシコ、日本、中国に経済や、壁建設のことで、グスグス言っている。トランプ大統領をどう思うか。などと聞かれても、誰にも答えが見つけられないだろう。イギリスのEU脱退、ドイツなどの主要国の首相選挙。正に予測不能の激変が迫っているとしか思えない。こんな時に、マスコミは、民族派の意見など、全く聞いてこない。世の中が、ほとんど保守となり、書店に行けば、民族派の機関誌のような、過激?なタイトルの本が沢山並んでいる。

どちらかと言えば、左翼の人たちばかりがコメンティーターとして出演していたサンデーモーニングも、元外交官の岡本行夫氏が出るようになった。保守へ、保守へと草木もなびく、か。果たして、喜ばしいことなのか、良く分からん。

今読んでいる『さらば白人国家アメリカ』(町山智弘著・講談社)がとても面白い、いや勉強になる。「トランプ旋風の正体」がとても良く分かる。その本の中で、へぇーと思う所は沢山あったが、まず驚いたのは、「アメリカ人の八割はパスポートを持たず、兵隊にでもならない限り、一生に一度も外国旅行をしない」ことだ。また「アリゾナの南部や中西部(と言われても頭に地図が浮かんでこない)では、外国からの観光客などほとんど訪れず、訪れる外国人の多くは、不法移民か難民だけだ。世界のことなんか気にするわけがない」。

そういった土地のアメリカ人が、不法移民や難民たちによって職を奪われ、治安が悪化する。トランプの過激な発言に共感を示すのも無理はない。ナルホドネェー。それでもトランプが大統領になっちゃたんだから、上手く付き合って行くほかはない。

夜は、酔狂亭で月下独酌。肴は、ナス炒めにさつま揚げに自家製ごぼうと人参の味噌漬け。

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日日に春衣(しゅんい)を典(てん)し。

2017-01-29 09:25:44 | 日記
一月二十四日(火)晴れ。

最近、物忘れがひどい。何かを取に二階に行けば、あれ、何をしにここに来たのだろう。と一瞬考えてしまうことがある。すぐに思い出すのだから、ボケが進んでいる訳ではないだろうが、確実に「老い」に体が支配されている。考えてみれば、いや考えなくとも、後三年もすれば、古来稀な歳となる。登り険しき人生の坂を、越えても苦労はなお続く、か。

そう言えば、「古稀」の語源となった杜甫の「曲江」には、こうある。「曲江」とは、長安の東南にあった池。行楽地のこと。
「漢詩を読む」の現代語訳を転載。

毎日朝廷の仕事が終わると春着を質屋に入れ、
その金で曲江のほとりで酩酊するまで飲んで、帰ってくる。
飲み代のツケはほうぼうにあるが、かまうものか。
どうせ七十歳まで生きられることは稀なのだ。
花の蜜を吸うアゲハチョウが花々の奥深くに見え、
トンボは水に尾を点々と触れながらゆるやかに飛んでいく。
この素晴らしい景色に対し、言いたい。すべて自然は移り変わっていく。
だからほんのしばらくでもいい。
お互いに賞して、背きあうことがないようにしよう。

ほとんど、今の私と変わらないのが、笑える。最も、長いこと「宮仕え」をしたこともなく、浪人生活なのだから苦労は当たり前。自業自得なのだから慨嘆しても仕方がない。今日も「反省」の酒を飲むか。夜霧ではなかった、黒霧よ今夜も有難う。

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昔のブログ。

2017-01-29 08:56:18 | 日記
一月二十三日(月)晴れ。

昨夜、大して飲んだわけでもないのに、酒が残りおり少々不快なり。午前中何もする気が起らず、布団の中で、じっとしていた。ふと、私は、この「白雲去来」をいつから書いているのだろうと、思った。以前は、私の機関誌『燃えよ祖国』に掲載していたこともあったが、頁の関係で、最近は載せていない。

起きて、PCで確認したら、一番古いものは平成十九年(2007)の十二月のものがあった。もっと古くから書いていたような気もする。途中から、ブログを掲載しているPCの会社?が変わって、それ以前の物が、検索できないのかもしれない。暇があれば、まとめて保存しておこうと思っている。

午前中に、下の子供が帰ってきたので、「ビックボーイ」で、ハンバーグのランチ。ニュースでは、俳優の松方弘樹さんが亡くなられたとのこと。合掌。また十九年ぶりに日本人の横綱が誕生。

夕方まで事務所にて機関誌の校正。夜は、酔狂亭で独酌。

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