3月28日(火)曇り。
昨日、かつて『実話ナックルズ』の編集長で、現在はフリーのライター、編集者として活躍している久田将義さんと、彼の友人でJ大学の教授のO氏と日曜日に続き「オアジ」にて会食。久田さんには『ナックルズ』時代はもとより、フリーになってからも随分とお世話になっている。お会い出来るのを楽しみにしていたが、残念ながら車で来たという事でお酒には手をつけなかったが、会話が弾んだ。O氏は、初対面だったが、大学の教授ということで、堅苦しい方かと思ったが、とても博学、感じの良い方だった。その後、3人で、サリーズバーへ転戦。次回を約して解散。
久しぶりにYouTubeで、ドラマ「向田邦子終戦特別企画第2弾「言うなかれ、君よ別れを」を見た。もう何回見ただろうか・・・。太平洋戦争中の東京に暮らす家族の風景を、鬼才・久世光彦の演出で描いていく。一家の大黒柱を戦争で亡くし、母親と娘3人が空襲に怯えながらも一生懸命に生きる朝比奈家。そこへ戦死した主人と同じ部隊にいたという見知らぬ男が現れる。第1弾「いつか見た青い空」に引き続き岸惠子、清水美砂、戸田菜穂らが出演。謎の男役で小林薫がメンバーに加わっている。とは解説から。
向田邦子原作のドラマを見ていつも感心するのは、戦前、戦後の日本の家庭と言うものは「こうだった」と思うことだ。戦前のことは知らないが、私の子供の頃には、ドラマに出てくるような家庭の雰囲気は、まだ消えていなかった。ドラマのタイトルは、大木惇夫の詩集『海原にありて歌える』の中にある『戦友別盃の歌-南支那海の船上にて』の詩の冒頭部分である。この詩を知ったのは、若い頃だが、後年、自宅の近所にあった「古物店」に大木の詩集があって、確か2冊で500円で買ったことがある。また森繁久彌の詩の朗読のCDにも入っており、時折聞くことがある。