白雲去来

蜷川正大の日々是口実

痘痕(あばた)ではない「アバター」を見たが・・・。

2010-04-30 16:27:27 | インポート

四月二十九日(木)晴れ。昭和節。

 良い天気だが、風が強くて洗濯物を外に干せないと愚妻がこぼしていた。玄関に日の丸を掲げ、遥かに多摩御陵を遥拝。

 朝食の後は、家族総出で自宅の掃除。といっても上の子供は部活とやらで学校に行った。休みの日ぐらい、家で過ごしなさいと、先生も気を利かせば良いと思うのだが。洗濯機を三回も回したせいで、物干しが重さでしなっている。

 午後からみなとみらいへ買い物に出た。と言ってもたいした物ではなく、小物を買うついでに散歩がてらに出かけた次第。コジマではないノジマという新しく出来た家電の量販店を覘いたら、現在使用しているものと同じメーカーの最新版のデスクトップのパソコンが十万円で売っていた。心が動いたが、確かに、古いので動きが悪いが、別に不自由はしていない。古女房を捨てるのは忍びがたいので、あきらめた。

 スーパーに寄って夜の肴を買い物。カツオがあったが、懲りたのでパスした。カロリーの低めなものを中心に買って、酒は、久し振りに「神の河」を買った。レンタルした「アバター」を見ながら飲んだが、何だこの映画は・・・。何でも大味好みのアメリカ人の好きそうな映画で、全く感動しない。劇場に行かなくて本当に良かった。あーあ昔の映画が本当に懐かしい。

 


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手紙を沢山書いた。

2010-04-30 15:48:07 | インポート

四月二十八日(水)曇り。

 天気が悪い日が続くと憂鬱である。今日は、平成十五年に四十二歳で亡くなった、蒼穹社の瀬野壽夫君の命日である。月日の経つのは早いもので、彼が亡くなってから七年が過ぎた。板垣哲雄君といい、若い人たちが、先に逝くのは寂しいことだ。

 先日、機関誌のバックナンバーを整理していたら、かつて瀬野君が私の雑誌に連載していた「薀蓄の寅」が目に留まり、懐かしくなって読んだ。哲ちゃんの「獄中通信」や見沢知廉氏の原稿などもそうだが、いずれ亡くなった人達の特集号でも組もうかと思っている。

 昼から事務所へ。お世話になっている方たちや、獄中の同志などへ手紙を書く。私は、本を送って頂いたり、季節の物を頂いた時などは、できるだけ電話などで済まさず、手紙を書くことにしている。ありがたいことに、鎌倉の小町通りで、和紙のお店を経営している、菊岡ノンコさんから、上質な和紙の「蜷川用箋」と印刷された便箋を頂いた。正直言って、そんな上等の便箋に字を書くほど達筆ではなく、むしろ悪筆に近いので、少々恥ずかしい気もするが、折角のご好意なので、その「蜷川用箋」を使用させて頂いている。

 また、私が所有している野村先生の俳句や写真を葉書に印刷して、獄中の同志へ送ったり、ファンの人たちへの連絡などに使っている。しかし、忙しさを理由に、ついズボラを決め込み、忘れてしまったり、返事を書かずにいたりするので、今日のように、まとめて十通も書くハメになってしまう。「お礼とお詫びは早いほうが良い」とは分かっていても、ついうっかりしてしまう。反省しなければ。

 私も、出来るだけ手紙を書くように心がけているので、反対に頂いた手紙は殆ど捨てずに残している。特に獄中から頂いた手紙は、個人別に保管してあり、古いものでは、「経団連事件」の関係や、同志達が決起した事件の当事者からの手紙など、とても捨てられない。個人的な私信なので、活字にするわけも行かないが、その内に本人達の了解を得て、発表する機会があればと思っている。

 夜は、スーパーを覘いたら好物のカツオがあったので買ってきたが、やはりまだ駄目だった。昨年からロクなカツオにあたらない。早く良いものが出回らないかと、首を長くして待っている今日この頃である。軽く飲みながら、先日、。お世話になっている方からご恵送された、野口武彦著「鳥羽伏見の戦い」(中公新書)を読んだ。好きな作家の本を読んでいる時、読み終えてしまうのが惜しくて、わざとゆっくり読む。少し読んでは、他の本に浮気したりして、時間をかけて読むようにしている。読みかけの良い本がある時は、出かけていても早く家に帰りたくなる。

Miyagih2204053 ※是非読んでみてください。


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沖縄を守るために、多くの若人が特攻隊として散華した。

2010-04-28 19:27:27 | インポート

四月二十七日(火)雨。

 外は雨。やっぱり昨日歩いておいて良かった。朝食の後は、締め切りギリギリの原稿をガァーッとやった。午前中に何とか入稿してホッとした。後一本、月末までに書き上げなければ。

 午後から事務所で調べ物をしたが、事務所に持って行ったはずの資料がどうしてもないのだ。先月、随分と資料を整理して、捨てるものは捨ててしまったので、まさかとは思うのだが。

 忘れっぽいので、いつも何かを探そうと思うと、こういうハメになる。事務所には、いつか使おうと思って、大事にしてある資料が山積みとなっているので、いずれキチンと整理をしなければと思っている。

 夜は、日頃からお世話になっている方たちとの一献会。六時から飲み始めて、気がつけば十時半。三人で「赤霧島」を一本、「黒霧島」を二本も空けてしまった。いやはや久し振りの大破・轟沈の酒だった。

 沖縄がまた熱い。もちろん米軍の普天間基地の移設問題。日本に米軍の基地があるのはおかしい、と言うのはもちろん正論である。それならば沖縄の地理的状況を考えれば、米軍規模の自衛隊が駐屯するのは認めるのか。恐らく認めまい。反基地運動を指導しているのは、反日、反米の思想を持った運動家であるからだ。

 好むと好まざるとに関わらず、戦後の日本と日本人が、国の安全保障を米軍に委ね、経済繁栄をしてきたのは、否定できまい。それがアメリカの極東戦略であろうが、アメリカの都合であろうが、平和を満喫してきたことの大きな要素は日米安保にあることは、余程のへそ曲がりでなければ、イエスと言う他はない。国の安全をかつての敵国に委ねていながら、「日米対等」などと言うのは、正に画餅である。

 日米が対等の立場でいようと思うのならば、改憲して自主防衛体制を強化することが必要であることは、今や、小学生でも分かる論理ではないか。先の大戦で、本土の防波堤となった沖縄には、米軍に代わる国軍、即ち自衛隊の駐屯こそ、英霊に対する鎮魂であるのだ。先日の九万人が参加したという集会に、「米軍に代わり自衛隊を」というプラカードを持った人が居たのかどうかは、寡聞にして知らない。

 確かに、戦後、沖縄は、米軍駐留と言うことで様々な労苦を強いられたかもしれない。しかし、それは沖縄と言う地理の上で、ある意味では仕方がないかもしれないのだ。共産支那や北朝鮮が虎視眈々として我が国の安全を脅かそうとしており、もし沖縄に軍隊が皆無ならば、台湾や韓国でさえ領土、領海、領空に対して様々な無理難題を押し付けてくるに違いない。だからこそ、先の大戦で、我が国は沖縄防衛の為に死闘を演じ、死力を尽くして戦ったのだ。

 私の大好きなブログ「爆ちゃん吠える」に、沖縄に関して、とても良いことが書いてあったので、失礼ながら無断で、転載させて戴く。

 沖縄県民もそろそろ被害者意識から脱却し、歴史を冷静に見つめては如何だろう。沖縄が歴史的に翻弄されたという事実は理解するが、沖縄がその地理上故に安全保障上重要な要であるということも認識するべきで、普天間問題での混乱は国益を害するだけだ。

 先の大戦で、連合軍の沖縄への上陸、本土決戦を阻止しようと神風特別攻撃隊が編成された。昭和19年10月20日、フィリピンのレイテ島に圧倒的勢力で上陸を図ろうとする米軍部隊への起死回生の反撃作戦としたのが最初である。以降終戦に至るまでに、3972名の若者が特攻攻撃に命を捧げたのである。祖国を守る為に死を決意して志願した特攻精神は祖国愛の極致と言うべきもので「神風精神」こそは大東亜戦争が、自存の為の祖国防衛戦争であったことの何よりの証である。
 

 沖縄戦に於いても特攻部隊が重要な役割を果たした。特攻戦死者の実に76%が沖縄戦で亡くなっている。鹿屋基地(海軍航空)からの特攻で1981名、知覧基地(陸軍航空)からの特攻で1021名の合わせて3002名である。特攻は航空だけではなく、特殊潜航艇、回天魚雷、空挺特攻、対戦車特攻、震洋特攻艇、陸軍海上特攻なだ様々な工夫により劣勢を覆す為の特攻攻撃が行われた。集団自決が問題となっている座間味、渡嘉敷両島に於ける梅沢、赤松部隊は元々島の防衛隊ではなく、海上特攻の部隊であった。米軍がこれを察知して  

 特攻艇を先制撃破した為、止むを得ず上陸軍と戦闘を行ったのだ。
戦艦『大和』が沖縄戦の為に出撃したことはよく知られている。これも特攻攻撃の一つであろう。沖縄に到達した暁には、海岸に乗り上げて全力を挙げて砲撃戦を行う予定であった。しかも、『大和』には歯磨き粉、ブラシ50万人分、月経帯15万人分などの民生品を大量に積み込んでいたのである。

 沖縄と沖縄の人々を必死で護ろうとした何よりの証明と云えよう。
「日本は沖縄を見捨てた」「日本は沖縄を捨石にした」「日本軍は沖縄の敵であった」などとホザく人々がいる。米軍基地反対や集団自決軍命令説のウソを主張している連中である。「米軍基地反対!」を叫ぶのも良いが、こうした純粋に国の為に尊い命を捧げてくれた特攻の英霊に一体どんな顔向けが出来るというのか。

 沖縄で9万人の反対集会が行われた昨日、東京日比谷公会堂で、拉致被害者の早期救出を求める「金生日はすべての拉致被害者をすぐ返せ!『国民大集会』」が行われ、約1500人が集まった。マスコミ各社はこの大会を黙殺したが、沖縄の県民集会よりも拉致問題の国民大会をもっと国民に知らせるべきであろう。
 拉致問題を解決することも国益上重要で、余りにも軽く扱われ過ぎていることは憤激に堪えない。


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根本博元陸軍中将を知っていますか。

2010-04-27 09:34:35 | インポート

四月二十六日(月)晴れ。

 今日も良い天気である。七時に家族揃って朝食。おかずは、今日も「山幸」の干物で、サンマの開き。みそ汁の具はナスにした。

 朝食後は、一時間十五分ほど歩いた。本当は今日締め切りの原稿があって、朝からやろうかとも思ったが、明日からまた天気が悪そうなので、今日歩くことにした。

 昼食は、自宅近くの蕎麦屋でざる蕎麦を食べた。最近行き始めたのだが、ここの蕎麦がとても美味いのだ。「十割蕎麦」と言うことだが、私好みで良い。本当は、池波正太郎センセイのように、蕎麦で一杯とも思ったが、さすがに昼間からは気が引ける。しかし、肴の品書きを見れば、「ピリ辛つくね」だとか、鳥のナンコツ揚げなど、そそるものがある。近いうちに、友達を誘って、一杯やることに決めた。

 昼食後は、事務所へ。沖縄の、肥後、林の両氏より、好物の「海ぶどう」が届いていた。夜の酒が待ちどおしい。また元「週刊新潮」のデスクで、現在はフリーで活躍している、門田隆将さんから、新刊本「この命、義に捧ぐ」(集英社・1600円+税)が、門田さんのサイン入りで送られてきた。その本に描かれているのは、根本博元陸軍中将である。

 四月二十三日の産経新聞に掲載されたので、ご覧になった方も多いと思うが、日中戦争後、蒋介石率いる中国国民党と中国共産党との間で中国の覇権を争って繰り広げた「国共内戦」の事実上の最終戦「金門戦争」に参戦し、国民党軍を勝利に導きながら、長年にわたって存在や関与が認められていなかった根本博・元陸軍中将(1891-1966年)のドキュメントである。「終戦直後、邦人保護のために蒋介石が手をさしのべてくれた恩義に報いるべく、密航までして身を投じた日本人将軍の秘話が戦役後60年を経て明らかになった。」と、産経は報じている。

 門田さんとは、集英社のT氏を通じて知り合った。台湾取材のお手伝い、と言うよりも「訪台団」で親しくなった、安部英樹さんを通じて阿尾博政先生をご紹介しただけなのだが、義理堅く、中華街の「安記」にてご馳走になった。そういえば二三日前に門田さんがテレビでコメンテーターをつとめていた。題名も、もちろん内容も良い「この命、義に捧ぐ」を是非ご一読下さい。

Miyagih2204061 ※根本中将の功績を報じた四月二十三日の産経新聞。

Miyagih2204062 ※門田さんの本です。

 夜は、自宅の近くの、「二代目清水苑」にて、近所のヂヂ、ババたちとの食事会があり出席。途中、人生の先輩達から「近所に居るので」との連絡が入り、井土ヶ谷の「ニューシフォン」に転戦。十二時近くに、送って頂き帰宅。

コメント (1)
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上野の西郷さんが変身した。

2010-04-26 11:13:18 | インポート

四月二十五日(日)晴れ。

 雨戸を開けると、朝の陽が部屋中を明るくする。こんな日は何となくウキウキする。伊豆高原にある干物の「山幸」で買った、塩サバを焼いて食べる。干物ではサバが一番好きだ。

 九時半の電車で東京行き。今日は、午前十一時より、上野の西郷さんの銅像の清洗式が、「西郷南州会」(代表・早瀬内海氏)の主催で開催される。良い天気で、上野公園を歩いていても気持ちが良い。

 大行社の同志をはじめ、在京の同志の方々が、大勢出席。神主さんの神事の後に、開会。三澤浩一氏、四宮正貴先生が挨拶。その後、京都きものハクビ学院の皆さんによる、西郷さんが羽織はかま姿に変身。上和太鼓の皆さんの勇壮な太鼓、そして神輿の披露などあって、盛会の内に閉会した。

 終了後は、大熊雄次氏と共に、市川の隠岐康宅へ。わが家の家族や、松本佳展、小枝ちゃんたちも到着。楽しいBBQが始まった。のんびりしすぎで、九時過ぎまで飲んだ。松本君に送って頂き帰宅。

Dsc_0225 ※正装した西郷南州翁

Dsc_0213 ※勇壮な上和太鼓の皆さん。

Dsc_0211 ※道祖神の神輿。

Dsc_0045 ※来賓の諸先生。


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