六月二十五日(金)曇り。
さすがに梅雨の最中。毎日ぐずぐずした天気の日が続いている。遅れている「燃えよ祖国」の発送が終り、ホッとしている。それでも来月に入れば、また「大吼」の秋号の準備や、連載させて頂いている原稿の執筆が待っている。ボーッとしてはいられない。
巷は、参議院選挙で騒々しいが、「風の会」の選挙以来、どうも選挙と言うものに身が入らない。どこかの誰かを真剣に応援しようとも思わないし、まあ正直言って傍観者でしかないと思っている。それでも棄権したことはありませんが・・・。
新聞の世論調査では、民主党が五十四議席を下回り「失速」する。と書いている。この時期に、そんなことを書くのは、かえって民主党支持者の危機感を煽り、結束を固める結果になるのではないかと危惧している。民主党が敗戦し、その結果、ガラガラポンがおこると良いとも思うが、自民党にだって、加藤紘一のような反日の連中もいるし、とどのつまりは、政策や思想信条などではなく、「好きか、嫌いか」で離合集散するのではないだろうか。所詮人間はそんなものだ。
「世論」と言えば、今、読んでいる呉智英氏の「言葉の煎じ薬」(双葉社)と言う本に、「世論」を「よろん」と読むか「せろん」と読むか、どちらが正しいのか、と言うことが書いてあり、とても勉強になった。正しくは「よろん」だそうだ。それは、その言葉は正しくは「輿論」と書き、それが戦後の漢字制限の中で「輿」の字が排除され、代用漢字として「世論」が使われるようになった。とある。
私なんぞ、元々教養のカケラもないので、字の使い方を良く間違える。そういった意味においては、呉智英さんの本など、百科事典よりありがたい。
夜は、とっておきの「赤霧島」を飲んだが、体調が悪かったのか、味の分からぬまま、あっという間に、四合瓶が空になりそうなので、慌ててやめて寝た。
※「大吼」の夏号です。是非、ご一読をお願い致します。