白雲去来

蜷川正大の日々是口実

シルクロードのハミ瓜。

2024-04-30 12:08:25 | 日記

4月28日(日)晴れ。

良い天気である。朝食は、チャーハン、タケノコの土佐煮、タケノコのから揚げ。昼は抜いた。夜は、タケノコのから揚げと土佐煮、牛肉とタケノコとピーマン炒め。沢山いただいたタケノコが美味しいが、レパートリーが少なくて困っている。お供は「黒霧島」。酔狂亭にて月下独酌。

天山北路の要衝として栄え、中国の 新疆ウイグル自治区 東部に ある都市の哈密(ハミ)。当然行ったことはないが、ここの名産がハミ瓜というメロンに似た味の瓜。名前だけは知っていたが食べたことはない。その瓜の名付け親のエピソードがある。清の康熙帝が献上されたその瓜があまりにも美味しいので、臣下に尋ねた。「この瓜の名前は何という」。聞かれた臣下の者も、献上品と聞いているだけで名前も知らない。再び「この瓜の名前は」と問われて、とっさに「ハミ瓜です」と答えたとか。

子供の頃は、メロンなど食べたこともなく、黄色い色をした「まくわ瓜」を良くて食べていた。どんな物かと調べてみたら「日本では西洋メロンの導入以前より多数の農家で生産されて来た安価な庶民のメロンで、自然な甘味と歯触りが良いのが特徴である」。今はほとんど見ることもなく、子供の頃を思い出して食べてみたいと思っている。「シルクロード」の映像で見るとハミ瓜は、ラグビーボールのような形をしている。まくわ瓜は、ソフトボールを横に伸ばした、やはり小さいラグビーボールのような形。

ハミ瓜を食べた人の感想は、「肝心の味はというと、皆さんが想定している3倍くらい甘いです。そしてとんでもなくジューシーで、口に含んだ途端にメロン100%ジュースに変化します。
初めて食べた時は、衝撃で言葉が出ずに笑うしかありませんでした。果物の限界を突破している反則級の甘さです」。とのこと。シルクロードの天山北路を旅しているつもりで、一度は食べてみたいものだ。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

貧乏人の僻みと笑って下さい。

2024-04-28 14:58:21 | 日記

4月27日(土)曇り。

7時に起床。朝食は、伊豆高原の山幸のサバの文化干し、焼きのり、アサリの味噌汁。スーパーや魚屋に行ってアサリを買おうとしても、小粒の物ばかり。一時期問題になった産地偽装以来、国産のアサリをほとんど見かけなくなった。味噌汁では、アサリが一番好きだ。昼は抜いた。夜は、久しぶりに松原商店街に行き、魚幸で、良さげなマグロとマグロの「ほっぺ」を買ったので刺身とほっぺのカツ、シイタケとナスのアヒージョ。お供は「黒霧島」。酔狂亭にて上の子供と対酌。

マグロのほっぺは、パン粉をつけてカツにするのが好きだ。知らないで食べると、肉と勘違いする人もいる。刺身は、「つまきり君」という機械で作る。多めに作って海苔を巻いて醤油をちょっとつけて食べると箸休めに良い。伊勢佐木町の天ぷら屋の登良屋で教わった食べ方である。

貧乏人の僻みと思われるかもしれないが、例えば一ケ月に100万円を使ったとしても、一年で1200万。10年で1億2千万円だ。そんな生活をしている人が日本にどのくらいいるかは分からないが、70歳を過ぎてそのくらいの生活をしていたら、文字通りの悠々自適。実に羨ましい限りである。70歳の女性が、いわゆる「なりすましの投資詐欺」にあって7億円もの被害に遭ったと新聞で知った。税金対策なのか、会社の資金繰りに使おうと思ったのかは、憶測の域を出ない。ただ普通に考えたなら、幾つまで生きて、いくらお金があれば満足するのだろうかと思ってしまう。

大変失礼とは承知で言えば、男も女も70歳を過ぎたなら常識的にも若い男、女性はまともに相手にしてくれない。ホストクラブで、手裏剣のようにお金を使っても、それは金に寄ってくるだけで、本人の魅力ではない。5万円や10万程度なら、まあ遅まきながら人生の勉強をさぜて貰ったとあきらめもつくが、7億となると・・・どこか被害者に同情できない自分がいるのも確かである。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

シルクロードは映像に限るか。

2024-04-27 12:42:34 | 日記

4月26日(金)晴れ。

朝食はぬいた。昼は、私のソウルフードであるソースチャーハン、茶碗サイズのチキンラーメン。夜は、鶏モモの塩焼き、タコのマリネ、春雨のサラダ。お供は「黒霧島」。酔狂亭にて独酌。

今週は、23日の火曜日に、お世話になっている方と自宅近くの「浜一寿司」にて、時局を肴の一献会。24日の水曜日は、関内の、うどんのおおぎ屋にて、同級生などの仲良しさんたちとの、月に一度の懇親会。その後、紅灯の巷に繰り出し、傾城と傾国とに酔う。三軒転戦して帰宅。

閑があるとNHKから発売されている「シルクロード」を見ている。BOX1と2だ。BOX1はDVD6枚組で12集。BOX2はDVD9枚と特典が一枚。一枚が60分から1時間40分くらいある。見ごたえがある。シルクロードの出発点である長安(現在の西安)に行って見たいと思うが、中々踏ん切りがつかない。

送別の詩として有名な、王維の「元二の安西に使いするを送る」。「渭城の朝雨 軽塵を浥し 客舍青青 柳色新たなり 君に勧む 更に尽くせ一杯の酒 西のかた陽関を出づれば 故人無からん」。長安から渭城までは訳25キロ。西域に旅する人を、ここまで送るのが習わしだったという。「元二」が使いする「安西」は、更にその先で長安から直線距離で2500キロもあったと資料にある。地図やましてナビなどない時代、それらの地を旅するには、行倒れた人の白骨を道しるべとしたという話が「シルクロード」には度々出てくる。現在では、鉄道や道路が整備されているが、映像で見るのが無難と実感している。※王維と元二の送別「君に勧む 更に尽くせ一杯の酒」の図。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

中華街から老舗が消えて行く。

2024-04-26 11:30:18 | 日記

4月22日(月)曇りのち雨。

今にも空が泣き出しそうである。菜種梅雨か・・・。朝食は伊豆高原の「山幸」で買ってきたアジの干物、やはり伊豆高原の土産屋で買った「シイタケワサビ」、シジミの味噌汁。昼は、中華街でルーロー飯に餃子。夜は、「山幸」のサバのみりん干し、大根サラダに、伊豆高原のニューサマーオレンジのドレッシング、春雨のサラダ。お供は「黒霧島」。酔狂亭にて独酌。

オイスターソース、ウェイパー、乾燥きくらげを買うためと昼食を兼ねて中華街へ行った。平日にも拘わらず、人が多い。食べ歩きをしている若い人たちが目立つ。中には、立ったまま何かを食べながらビールを飲んでいるカップルがいて、ちょっと驚いた。久しぶりに昼間に歩いたら、ほとんどが「食べ放題」のお店となっていてる。老舗がなくなり、新しい店ばかりである。

生憎「安記」は昼休み中、もう30年以上も通っている中華飯店に行ったら、「馬さんのなんとか」という店に変わっていた。仕方がないので市場通りにある、静かそうな店に入ってランチ。初めてのお店だったが、観光客に媚を売らない感じがして、落ちつけた。今度は夜に行って見ようと思っている。

自宅に戻ってから、私の横浜スクラップブックから中華街を探したら、2011年と2017年のガイドブックがあった。2011年の地図の中に書かれている70%のお店が廃業し、新しいお店となっていた。コロナの影響や、跡継ぎの問題もあったのかもしれないが、老舗のお店がどんどんなくなって行くのは寂しいものだ。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

断食の最終日。

2024-04-23 12:01:36 | 日記

4月20日(土)晴れ。

断食の最終日。私の部屋は二階。手の届きそうな所にヤシの木に似た木がある。そこに、鶯やら名も知らぬ鳥が来て、白々と夜が明ける頃から鳴くのである。その鳴き声がうるさくて、目が覚めてしまう。とても千里鶯啼いて緑紅に映ずの「江南の春」の気分にはなれない。風流などとは言っていられないほどの音量なのだ。

朝七時、希望者で宿の周りを40分ぐらい歩く。お椀を伏せたような大室山が目の前に迫る。リフトで頂上まで登るそうだが、高所恐怖症の私は、一度も登ったことがない。小学生の低学年の頃、家の近くに誰かが忘れて行ったのだろう、大きなコウモリ傘があった。遊び場にしていた普門院というお寺に3メートルほどの高さの塀があり、上級生の子供たちが、度胸試しとして、そこから飛び降りていた。私は、低学年と言うこともあり、飛び降りたことがなかった。

大きな、コウモリ傘を見た時、その傘を開いて飛び降りたら、落下傘のようになってフワリと降りられるのかもしれないと思った。そこで、遊んでいた友達を集めて、お寺に行き、傘を広げて飛び降りてみた。フワリとするどころか、あっという間に傘はオチョコになり、私は、足をくじいた。すぐに友達が母を呼びに行ってくれて、慌ててやって来た母にしこたま殴られた。以来私は、高所恐怖症になったのだ。どうやらその傘は、置いていったのではなく、強風でオチョコになってしまったものを、捨て行ったものと言うことを後で知った。

朝食は、大根のスープ。昼は無し。夜は、お粥。暇な一日、持って行ったNHKの「シルクロード」と「新漢詩紀行」をのんびりと見ていた。今日で、断食は終わり。明日は帰宅する。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする