五月三十日(水)晴れ。伊豆高原にて。
七時に目覚まし時計の音で起床。良い天気なり。七時半から、太極拳を模した朝の体操を十五分ほど先生の指導で行う。
終了後に、サロンで参加している人たちと話をするが、関西方面の人が多い。男の人は、ほとんどが初老と言った感じ。
八時半から、一時間のウォーキングに出る。別荘地なのでほとんど人が歩いていない。軽く汗をかいた。シャワーを浴びてから朝食。五〇〇カロリーしかないが、空腹に慣れたお腹には十分である。
その後、部屋で、仕事に没頭する。折角原稿を書き上げても、インターネットの調子が悪く、送れない。仕方がないので帰宅してから校正をすることにする。
お腹が空いていて
あまり考えることをしたくないので、ここの宿のオーナーの車を借りて、隠岐氏とドライブに出た。
稲取の海岸の近くにある鮮魚店には、断食に来ると必ず寄る。隠岐氏の紹介なのだが、このお店の「キンメダイの味噌漬け」がとても美味しい。しかし、愚妻と上の子供が、「甘い味付けの魚は美味しくない」というので、最近は、アジの開きやエボダイやサバの干物のみを買うことにしている。
その後、浄連の滝の方まで足を伸ばし、湯が島と言う所にある「東府屋」という古民家風の旅館のテラスで、お茶をした。
断食のオーナーに紹介されたのだが、とても素晴らしい旅館である。その昔、唐人お吉が二年ほど逗留していたとかで、記念館まで作ってあった。
宿に戻ってから、また三十分程度歩いてから入浴。夜は、近くのツタヤで借りた「ブラックスワン」を見てから寝た。