白雲去来

蜷川正大の日々是口実

花火も寒くて参った。

2013-09-30 12:50:22 | インポート

九月二十八日(土)晴れ。

昨夜は、展転社の藤本社長から怒涛のようなご高説を延々賜り、ハハァー、とかハァーとか、フーとか言う感じだった。まあ彼ではなくて「酒」が言わせているものだと思って、お白州に座っているような感じで機関銃トークを聞いていた。

今日も、朝から仕事。群青忌が終わるまではどうも落ち着かない。ホテルの手配や社友会の場所の確保、そしてお世話になっている方たちへの手紙などやることは山ほどある。三時まで事務所にいて自宅に戻った。

四時に大日本一誠会の仲程通也氏や木場氏の車に同乗させて頂き君津へ。周本昌山氏のお招きで、ビヤガーデンで花火を見る会に出席。昨年も、そのビヤガーデンに行ったが、車ではなく電車で行った。ところが二時間以上もかかって辟易したので、今回は仲程氏の車に乗せて頂いた。湾岸をひとっ走りで、一時間未満で会場に着いた。顔なじみの皆さんに挨拶をして飲み始めたのだが、この時期、寒いのなんのって参った。正直言って寒くて花火どころではなかったが、我慢して最後まで見た。

終了後、運転で、お酒を飲めなかった木場氏を誘って「やまと」にて一献。一時間くらいで解散。

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

一シーズン22勝0敗なんて投手が過去にいたの。

2013-09-28 15:30:06 | インポート

九月二十七日(金)晴れ。

まだ群青忌の段取りに追われている。当日に配布するパンフレットに掲載する追悼原稿の整理や、写真の選定。その写真もポジから起こし入力して送る。ポジやネガをスキャニングできるプリンターが事務所にしかないので自宅と事務所を行ったり来たりで忙しいことこの上もない。それでも、やらなければいけないことから逃げてはいられない。人の原稿を整理していたら、自分の原稿を書くのを忘れていた。慌てて向かう。タイトルは「白菊の白が溢れてとどまらぬ」である。

その句は、野村先生が千葉に在獄中に、師と仰いだ三上卓の訃報を知った時に詠んだ句である。先生の本葬儀の時も私がお願いして、葬儀場の入り口にその句を掲げて頂いた。

話は変わるが、楽天イーグルスが優勝した。正直言って私は陸上競技以外のスポーツには余り興味がない。従って、野球もテレビでまず見ない。だから能書きの言えたものではないのだが、それでも驚いたのは田中マー君の実績だ。開幕二十二連勝もして、当然ながら負けが一つもない。かつて日本のプロ野球でシーズンに二十二勝もして、負けがないピッチャーがいたのだろうか。驚嘆に値する。「あっぱれ」の張本勲氏が王選手のホームランを超えて日本記録を作った外人に対して、「王さんなら、今の飛ぶボールを使ったら七十本は打っている」と言っていたが、その「飛ぶボール」を投げていてもマー君は無敗なのだ。「飛ぶ」の「飛ばない」のと騒ぐ方が、みっともない。プロは結果がすべてだ。大したものだ。

夜は、八時近くになってようやく一段落。BSで「ダーティーハリー5」を見ながら独酌。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

神州清潔の民の自信がゆらぐ。

2013-09-27 09:41:57 | インポート

九月二十六日(木)曇り。

午前中に、仕事を済ませて正午に関内駅へ。以前から約束をしていた方と待ち合わせて、昼食を兼ねて打ち合わせ。場所は中華街の「中国飯店」。丁度昼時とあって店は当然ながら混んでいた。相席は良いのだが、同じテーブルでタバコを吸われたりすると、折角の料理が台無しとなる。もっともこちらも昼間から酒を飲んでいるのだから文句を言えた義理ではないか。

帰り際に、お土産にと大好物の「伊佐美」を頂いた。来月の群青忌には社友会を開催するので、その折に、遠方からの友のために開けようと思っている。酔いを醒ますために、一升瓶をぶら下げて歩いて事務所へ。そのまま夕方まで仕事。

そう言えば、IOC総会でのプレゼンテーションで、滝川クリステルが、「昨年、東京では約三十億円の現金が、落としものとして警察に届けられた」と言っていたのを聞いて、さすがに神州清潔の民は大したものよ、と感心をした。しかし、「週刊新潮」の九月二十六日菊咲月増大号の中に、その滝クリの発言に疑問符の記事があった。

それによると、「昨年一年間の『遺失物取扱状況』を見ると、現金が二十九億八千万円、拾得物として届けられている。それに対して、遺失物の額、すなわち落としたと届けのあった現金の額は、約八十四億千二百万円にのぼった」そうだ。拾ったと正直に届けられた現金の三倍近くが、早い話、ネコババされたことになる。うーんこれでは神州清潔の民とは胸を張って言えないかも・・・。

旅行ジャーナリストいわく「海外で落し物をすると戻ってこないと思っている日本人が多いようですが、そんなことはない」そうだ。十年ほど前に、ある雑誌社が世界各地で行った実験が面白い。それは現地通貨で五千円ほどの現金と連絡先を入れた財布をわざと置き忘れ、どのくらい戻ってくるか。それによればノルウェー、デンマークは百%、シンガポールは九十%、日本、豪州、スペインなどが七十%、低い所では香港三十%、メキシコ二十一%だったと言う。日本は、七十%か。この数字って喜ぶべき、それとも反省すべき。うーん難しい。

夜は、スーパーで「カツオ」を買ったが、都はるみだった。えっ分からないって。「三日遅れーの」ですぜ。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

懐の心配なく本が買えるのは、贅沢なことだ。

2013-09-27 09:15:03 | インポート

九月二十五日(水)雨のち曇り。

朝から、PCに向かいっぱなし。頂いた原稿の校正や、自分の原稿書きなど、群青忌の時期は、気が急いて、正直言ってあまり人とは会いたくない。以前から約束していたことならば別だが、突然の「訪問者」には戸惑う今日この頃である。

四時に、みなとみらいの歯医者へ。五時に終了。テスト休みで出かけていた上の子供と合流してランドマークにある書店へ。過日、某雑誌の取材料として頂いた図書券で買い物。そう言えば、先日、我が家に来た子供の同級生が、「一度サイパンに行ってみたい」と言ったら、すかさず「それならば『永遠のゼロ』を読んだ方がいいよ」と言っているのを聞いて、ちょっと嬉しくなった。その本は、古い社友の方から送って頂いたもの。子供に、必ず読むようにと私が勧めた。

隠岐康さんから、子供の高校の入学祝に頂いた「新潮社の百冊」を、八割がた読んで、もう少しと頑張っている。今日も、日頃のご褒美にと二冊買ってあげた。私は、奮発して四冊。「週刊朝日」の嵐山光三郎センセイのエッセイのコーナーで紹介されていた九十五歳の現役の画家、堀文子のドキュメント「極上の流転」(村松友視著・中央公論新社)、産経新聞の書評にあった「住んでみたドイツー八勝二敗で日本の勝ち」(川口カーマン恵美著・講談社α新書)、衝動買いは「『酒』と作家たち」(浦西和彦編・中公文庫)に「昭和芸能史傑物列伝」(鴨下信一著・文春新書)の四冊。でも・・・まてよ「酒と作家たち」は以前読んだような気がする。まっいいか。書棚にあったら囹圄の友に送ってあげよう。

夜は、家族で、鳥尽くし。から揚げ、蒸し鶏、鳥スープ。そこそこ飲んで早めに寝た。

Photo※頂いた図書券で購入。懐の心配をしないで好きな本を買えると言うのは、とても贅沢なことだ。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

邂逅の一語に尽きる。

2013-09-26 19:12:30 | インポート

九月二十四日(火)晴れ。

午後一番で、群青忌でお世話になる方の事務所へご挨拶。生憎不在だったが、留守番の方に当日のことを宜しくと伝言をお願いした。終了後に、銀座で行われている不肖・宮嶋こと宮嶋茂樹カメラマンの個展に行くつもりだったが、横浜での打ち合わせに間に合いそうもないので、隠岐康氏にお願いをして横浜に戻った。事務所にて来訪したマスコミの方から群青忌の取材を受ける。

横浜に生まれ育って、近くにいながら全くご縁のなかった方と、偶然にもなじみの店が一緒で、そこのマスターに、「蜷川さんが来るなら、一度会いたいので私の名刺を渡しておいてよ」。受け取った私が手紙を出した。それがご縁となり、酒席を共にさせて頂いた。その方は、「三代目彫よし」先生。その道ではしらぬ人がいないくらい有名な方だが、残念ながら私は、予防接種の注射もまともに見ることが出来ないくらい痛さに弱い。縁がなかったのは当然か。政治論から人生論まで充実した時間を過ごさせて頂いた。帰りがけに「不動」という直筆の書まで頂いた。こういった方から「会いたい」などと言われると正に男冥利に尽きる。これも野村先生のお引き合わせに違いあるまい。良い日だった。

P1000587※「三代目、彫よし」の先生と。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする