九月ニ十九日(木)晴れ。
昨夜、早目に寝たのが良かったのか、七時に目が覚めた。大熊氏はすでに起きて風呂に入ってきたらしい。私も早朝の入浴に行く。ここの風呂、さすがに「万葉の湯」が経営しているとのことなので、お風呂は最高だった。特に、露天風呂が幾つもあって、眺めも素晴らしい。三十分ほどのんびりと浸かって、酒を抜いた。
朝食の後に、ロビーで荒井、柿島両先生にご挨拶の後に、帰路に着く。帰りも、駅まで専用のバスが出るのだが、良い天気なので川のせせらぎを聞きながら歩いた。山々はもう秋の装いである。この季節が好きだ。湯元の駅で、国民新聞の山田恵久代表と会い小田原まで同行する。話題は、お互いに出版している新聞や雑誌の資金難の事。もちろん営利でやっているわけではないが、出す度に赤字が膨らんで行くというのは気が滅入る。ほとんど使命感のみで出している。小田原駅にて山田代表と別れて東海道線に乗る。
今週発売の「週刊朝日」に一水会の木村三浩会長がロシアの隣の小さな国の大統領選挙の監視員に招かれた記事が掲載されていた。大熊雄次氏に上げてしまったので詳細は忘れてしまったが、つくづくたいしたものだと思う。昔の民族派の先輩達は、今のように交通手段が便利でない時にも、アジアを世界を股に駆けて活躍していた。木村会長には、そういったスケールの大きな人間になって欲しいと思っている。
自宅に戻って、来月の群青忌の法要の連絡をしたり、物を頂いたお礼状を書いたりして、忙しい一日だった。胃の調子が悪いので、休肝日として、おとなしくしていた。