白雲去来

蜷川正大の日々是口実

民主も自民も両方「リベラル」では、日本の明日はない。

2011-08-31 17:02:03 | インポート

八月三十日(火)晴れ。

 朝八時半に、内田春雄氏が来訪。といっても遊びに来たわけではなく、駐車場の上にある納戸の塗装の仕上げに来たのだ。錆止めの下塗りは、物珍しさもあって手伝ったが、職人気質の内田団長から、「へたに塗られると、メンツに関わるから、手伝わなくとも良い」と言われ、お言葉に甘えて、連載させて頂いている「実話ドキュメント」の第百十回に取り掛かり、夕方までかかって脱稿した。

 民主党の代表となった野田佳彦が、第九十五代の内閣総理大臣となった。政権交代からわずか二年足らずで三人目の首相となるわけだが、小泉政権以来、自民党の総理が短命で終わることに文句を言っていたのは、一体どこの政党だったか。

 幹事長に日教組のボスで、旧社会党出身の輿石東を指名するなど、「保守」のプライドはどこへ言ったやら。菅直人の「最後っ屁」にもたまげたが、日教組のボスと手を組むとは、いかがなものか。

 産経新聞に、お茶の水大学名誉教授で、数学者の藤原正彦氏が、「甦れ日本」という特集に登場している。その中で、藤原氏は「『真の保守政党』が見当たらない」として、こう発言している。

 「かつての自民党は『保守』でしたが、現在の実態は『リベラル』です。民主党もリベラルですから、自民党に政権が戻っても大差ない。二大政党がともにリベラルではいけません。少なくとも一つは、自らの力で国を守り、日本人の良き伝統を重んじ、誇りを取り戻させてくれるような『真の保守政党』であるべきです。そうなっていないから首相が代わっても同じこと。希望を見いだせないのです」。

 まさにその通りで、自民党の谷垣と民主党の野田とどこが、どう違うのか、良く分からない。私には、二人が、政党を交換して所属しても、何の違和感もないように思えてならないのだ。

 また藤原氏は、旧制高校が戦後GHQによって解体され、結果、真のエリートが育たなくなったと指摘している。「真のエリートとは」という記者の質問に対して、藤原氏は、条件は二つあるとして、「ひとつは、歴史、科学、文学、思想・・・といった一見”ハラの足しにもならないような”教養を十分に身につけていること。これがなければ大局観は持てません。もう一つは、国民、国家のために命をささげる気概を持っていることです」と述べている。

 自民党や、民主党の議員は、この藤原氏の言葉を心して聞きなさい。

 夜は、軽く家飲み。今週は、真面目に原稿と向かい合っています。そうそう、愚妻が帰郷した折にお土産で買って来た、鎌田屋の「つがる漬け」。これで一杯やるのが楽しみで仕方ない。


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「大志」はあるが「大業」をなす政治家が見当たらない。

2011-08-31 16:21:51 | インポート

八月二十九日(月)晴れ。

 午前中は病院へ行き、血圧の薬を貰ってから事務所へ。ニュースでは、民主党の代表選挙の話題で持ちきりである。野田佳彦に決まったのだが、私の担当の医者は忙しくて結果が分からず、私に尋ねた。当然、民主党の代表が次の総理となるのだから、皆それなりに関心が高い。まあ海江田万里に決まらなくて良かった。

 野田は松下政経塾の一期生とか。松下政経塾とは新保守主義と自由主義経済がその教えの根底にあるのは有名だが、ただ国体やご皇室のことをどう教育しているのか知りたいものだ。現在、松下政経塾出身の政治家は、衆参合わせて三十八名もいる。その内訳は、衆議院が三十一名、参議院が七名。

 自民党・衆院議員は逢沢一郎、高市早苗、河井克行、秋葉賢也、松野博一、小野寺五典。参議院議員、渡辺猛之、宇都隆史、熊谷大、中西祐介。

 民主党・衆院議員は野田佳彦、打越明司、松原仁、笹木竜三、樽床伸二、原口一博、三谷光男、武正公一、神風英男、谷田川元、山井和則、勝又恒一郎、玄葉光一郎、前原誠司、市村浩一郎、井戸正枝、本多平直、稲富修二、城井崇、森岡洋一郎、松本大輔、橘秀徳、三日月大造、神山洋介、小山展弘、小原舞。参院議員、長浜博行、徳永久志、福山哲郎。

 という内訳であるが、驚くのは、衆、参議院だけではなく、都・県議会議員が十四名、市区町村議会に十六名、知事が宮城県知事の村井嘉浩一名。他に市長、区長に九名。これだけ沢山の松下政経塾の出身者がいる。なぜ民主党に多いかといえば、世襲制の議員の多い自民党からは立候補する余地がないことも影響している。

 当然、彼等、彼女等は「保守」ではあるが、果たして、一体何を「保守」する人達なのだろうか。真の意味での保守とは、日本の伝統と文化を保ち、守るのがその思想の根底になければならない。では日本の伝統と文化を保守することとは何か。それは、ご皇室を中心とした日本の伝統と文化を守る、これ以外にない。

 私は、直接、松下政経塾出身の方と話をした事はないが、失礼ながら、「大志」はあるが「大業」をなす、という気概が欠けているような気がする。私の言うところの「大業」とは、もちろん「維新の大業」に他ならない。新しい民主党の代表はと言えば、まあ菅などよりも、いくらかはマシだと思う程度だ。

 夜は、友人等との一献会。珍しく十時過ぎには帰宅した。


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世界陸上に北海道マラソン。いい休日だ。

2011-08-29 01:43:50 | インポート

八月二十八日(日)晴れ。

 目を覚ましたら時計は十一時を過ぎていた。二階にいる家族は、誰も起こしてくれない。深夜に酔っ払って帰ったのが悪いが、少々疎外感を感じてしまう。ここは一発親父の威厳を示さねばと、二階に向って「いつまで寝てんだ」と怒鳴ったら、下の子供が、「寝ていたのはお父さんだけだよ。遅く帰ってきたから、お腹が空いても悪いから起こさなかったんだよ」。トホホいい家族じゃネェか。すまん、すまんオスマンサンコンと詫びて、朝食を作ってやった。

 仕事をしようかとも思ったが、世界陸上と北海道マラソンのどちらを見ようかと思い悩んだが、マラソンは録画して、世界陸上を見た。やはり世界の一流選手の戦いは迫力があるし、美しい。夕方になってから、下の子供を連れて、夕食の買い物に出た。

 「大吼」は、私の編集後記を書き上げて、全て入稿した。後は、印刷所からの校正を待つばかり。終われば、自分の原稿を二本と、機関誌作りが待っている。

 夕食は、和歌山の社友O氏から頂いた肉で、牛鍋にした。それとキンピラにカツオの刺身。さすがに酒は控えて、ビールの大瓶一本でやめた。

 風呂に入ってから録画しておいた北海道マラソンを見た。天満屋の森本友がゴール手前で逆転優勝。サングラスを外すと、とても美人で(私好みで)驚いた。渋井陽子が三位に入った。男子は、相変わらず面白くなかった。


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自衛隊の総合火力演習へ行った。

2011-08-29 01:08:01 | インポート

八月二十七日(土)曇り。

 朝六時に目覚ましを掛けたのだが、もう三十分寝かせろ、と自身に言い聞かせて、やっとの思いで布団から出てシャワーを浴びてから朝食を済ませた。朝が早いのを分かっていながら、昨夜の深酒に自分を罵りたい思いだが、所詮は自業自得である。

 今日は、富士で行なわれている自衛隊の総合火力演習を見学に行く。今まで、この火力演習には一度も行ったことがなく、今回が初めてなのに、二日酔いと曇り空のダブルパンチにダウン寸前である。

 七時半に、社友の松本佳展君らに迎えに来てもらい一路御殿場へ。しかし、自宅を出た途端に車中で爆睡し、目が覚めた時には高速を降りて演習場へ向う道に入っていた。空を見ると、今にも泣き出しそうである。一昨日、隠岐康らが来たときには、大雨で大変だったらしい。何とか、雨は勘弁して貰いたいものだ。会場に入ったら、凄い人の数だ。聞くところによれば、今回の震災での活躍で、自衛隊のファンが増えたとのこと。良いことである。内田春雄団長が家族で来ていて、同じブースにいるのだが、人が多くてお互いに確認できなかった。

 演習が始まったら、その迫力の凄いことに、まるで童心に返ったようにはしゃいでしまった。大砲(りゅう弾砲)や特殊車両からの機関砲、ヘリが飛んできて自衛隊員を降ろし、その隊員がヘリのロープに吊るされながら去って行くなど、まるで戦争映画のようである。

 戦車が敵に向かって撃つ戦車砲の音の凄いことには、本当に驚いてしまった。天候が悪くて空挺部隊の降下が中止になった野のは残念であったが、クライマックスの戦車の射撃には、感動した。それでも、こういった兵器が永久に使用されずに済むことを祈るばかりである。余りにも混雑していて、自衛隊グッズが変えなかったのが残念だった。

Img677 ※頂いたパンフ。

Dscf3747 ※凄い見学の人の数。

Dscf3760 ※自衛隊員がヘリに吊り下げられています。

Dscf3761 ※砲弾が当った瞬間。一眼レフのカメラを持ってこなかったのが残念だった。

 自宅に戻って、一時間ほど横になってから、東京行き。六時から山口申先生の主催する勉強会に出席するために御徒町にて大熊雄次氏と待ち合わせて会場へ。山口先生や犬塚民族革新会議議長のお話を一時間聞いてから直会に入る。何時聞いても、このお二人の話は勉強になり、運動に対する真摯な姿には頭が下がる思いだ。

 直会は、元フェボナッチのママさんの手作りの料理や好物のカツオで舌鼓を打った。九時半に、大熊氏と共にお暇した。まっすぐ帰ろうかと思ったら、サリーの店に、社友の古谷喜久男氏が来ているとのことで寄り道。店が終了後に、古谷氏の知り合いの店に、サリーやサリーの兄のシュウちゃん。お仲間の大ちゃんと共に転戦。その後、ラッキーの店で仕上げ。

 今日は、何かと忙しい一日だった。


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自宅で、大破・轟沈とは面目ない。

2011-08-28 23:19:43 | インポート

八月二十六日(金)曇りのち大雨。

 やっと夏の暑さ、いや残暑が戻ったと思えば空がグズグズ言っている。「大吼」の創刊三十年記念号の編集に追われている。中々原稿が揃わず、あせってしまう。

 珍しいことに、今日は、自宅から一歩も外に出なかった。七時近くまで自宅で仕事をしてから、夕食時に「黒霧島」で一杯やった。いや一杯どころではなく、明日の朝が早いのを忘れて、面目ないことに自宅で大破・轟沈してしまった。

 


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