施設から85歳女性が救急搬入された。昨日から嘔吐(黒色のコーヒー残渣様吐物)が続き、今日は呼吸困難となって血圧も低下していた。2年前にも同様の症状で入院している。重度の食道裂孔ヘルニアがあり、食道潰瘍からの出血だった。誤嚥性肺炎があり、一時は危険な病状だったが、なんとか助かった。その後在宅介護は困難(認知症+寝たきり状態)ということで、退院後は施設に入所した(正確には施設があくまで入院していた)。
今回も誤嚥性肺炎が両側にあり、左側がひどかった。救急室に来たときは、低酸素・低血圧だったが、救急担当の循環器科医が対応して、なんとかそれなりの値になった。外来で再来を診ていたが、呼ばれて救急室に見に行った。退院サマリーを見て、なんとなくそんな人がいたなあと思った。付いてきた息子さんはこちらを覚えていた。できる範囲でやってみましょうと伝えて入院とした。すでに、メロペン0.5gが1回入っていた。NHCAPでもあるし、最初の抗菌薬が最後の抗菌薬になる可能性があるので、そのまま継続とした。
先週入院の膵炎の患者さんは腹痛が続いていて、検査結果もいまひとつだった。絶食を継続として、明後日の検査結果で判断すること、それ以上絶食点滴が続く時は高カロリー輸液に切りかえること、もう一回CTで十二指腸と膵管を確認することをお話しした。本人も今食べたら悪化するでしょうねと言っていた。
先週土曜日は、谷村新司さんのコンサートに行った。会場へ向かう道には同世代の中年の男女がぞろぞろと歩いていた。初めて他の歌手の歌も歌うと言っていたが、やはりうまい。予想通り、最後は昴だった。若い時からテレビやCDで聞いていたが、実際にコンサートに行くのは初めてだった。たぶん実物を見るのはこれが最初で最後だろう。