なんでも内科診療日誌

とりあえず何でも診ている内科の診療記録

意外な出血源ー胃粘膜下腫瘍

2014年07月14日 | Weblog

 79歳女性が内科医院から貧血で紹介されてきた。Hbが6.4とあった。正球性貧血で、労作時の息切と下腿浮腫がある。便の色を聞くと、よく覚えていないという。直腸指診では普通便でタール便ではなかった。2か月まえの検査でHb12。溶血所見はなく、性器出血はないので、消化管出血のはずだった。1か月前から整形外科でNSAIDが処方されていたので、出血性胃十二指腸潰瘍か出血性胃炎だろうと予想された。

 さっそく消化器科で上部消化管内視鏡検査をすると、胃穹隆部に粘膜下腫瘍(GIST)があって、その中心の臍部(潰瘍形成)に凝血塊が付着していた。今は出血していない。すると、一時的に大量に出血して、幸いに自然に止血されたことになる。入院して、まず輸血を行って、その後CTで転移の検索をして、外科切除の予定となった。

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