なんでも内科診療日誌

とりあえず何でも診ている内科の診療記録

昨日は当直ー小脳梗塞

2014年07月27日 | Weblog

 昨日は当直だった。日直の腎臓内科医に画像を見てほしいと言われて、一緒に見た。95歳女性が熱中症様の症状で受診していた。点滴をして症状は軽快したので帰宅できそうだった。胸部X線で胸腔内に消化管ガスが目立つが、どうしたものかという。胸腹部CTで確認してみてはと勧めた。胸腔内に胃全部が入り込んでいた(食道裂孔ヘルニア)。ただし、胃内に胃液や食物が充満しているわけではなくて、それなりに流れているようだ。症状があるか聴いてみると、食後に多少の違和感があるらしい。消化器科に相談するので、外来予約しますと言われたが、相談された消化器科医も困るだろうなと思った。

 今年高齢者で胃全体が胸腔内に入り込んだ食道裂孔ヘルニアの高齢者2名が手術を受けた。それぞれ食事摂取できない状態だったので手術せざるを得なかった。1名は順調に経過して食事摂取良好となった。もう1名は術後に合併症を起こして亡くなった聞いた。今回の方は食事摂取できないわけではないし、高齢すぎるので、特に処置はしない(できない)のではないか。

 当直帯に入ってすぐに回転性めまいの79歳女性が救急搬入された。これまで同様の症状が3回あって、今回は比較的軽いという。搬入時は浮遊感になっていて、首を回すことができた。一人暮らしなので短期入院で週明けの退院予定とした。

 すぐまた回転性めまいの75歳男性が搬入された。他の病院に糖尿病で通院している。冷汗・嘔吐もあった。自分で低血糖だと思ってアメをなめたそうだ。血糖は140mg/dlだった。薬はSU薬(アマリール)、DPP4阻害薬(スイニー)、それにランタスを注射している。糖尿病手帳を見ると、HbA1cは7%で推移していてまずまず良いコントロールだった。回転性めまいは初めてだった。嘔吐を繰り返して、重症感があった。頭部CTでは頭蓋内出血(特に小脳出血)はなかった。嘔気・嘔吐が治まったところで、頭部MRIを行った。左小脳に梗塞を認めた。小脳半球の7割で範囲で広い。

 当院は脳外科1名、神経内科1名で夜間休日の対応ができない。まず当地の基幹病院に電話して受け入れを依頼した。内科系の当直医が出て、血栓溶解療法の適応があるのですぐに送ってくれと指示された。あわてて救急隊を読んで、搬送した。搬送先の病院に着いてぎりぎり3時間というところだ。そういえば、小脳梗塞でも血栓溶解療法の適応があるのかどうか知らなかった。

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