今日は新型コロナウイルス感染症の95歳女性が感染病棟に入院した。食欲不振で保健所から入院依頼が来た。酸素飽和度は90~92%で低下していた。
3月1日が発症日と認定されていた。住所は当院の診療圏から外れていて、地域の基幹病院の方が近いが、ベットが厳しいのだろう。
胸部CTですりガラス陰影と浸潤影が混在していた。発症日が正しければ9日目になるので、すりガラス陰影から少し進行した時期として合う所見だった。
血液検査では、末梢血が白血球5900・リンパ球10.4%(低下)・血小板24.5万で、CRPは3.6と軽度に上昇している。重症化指標は、Dダイマー3.2・血清フェリチン386.5・LDH235と軽度に上昇している。全体にコロナらしい検査結果だった。
酸素吸入を開始して、抗ウイルス薬(レムデシビル)をちょっと始める時期としては遅いが開始した。1日~2日経過を診て、悪化する時はデキサメサゾンを投与することにした。
患者さんは独身の息子2人と同居しているそうだ。コロナワクチン接種の有無を保健所に問い合わせると、家族3人とも1回もワクチン接種をしていないことが判明した。どうも知的に問題があるらしい、ということだった。