水曜日に、がんセンターから肺癌の71歳男性が紹介されてきた。
一昨年5月から頭痛・めまいがあり、8月半ばに右半身麻痺と失語が生じて、地域の基幹病院に救急搬入された。脳血管障害ではなく、左前頭葉に腫瘤とそれに伴う浮腫があった。(右は今年1月の像)
また左肺に腫瘤を認めた。肺癌・脳転移と診断された。そこの脳外科では腫瘍は扱えないので、がんセンターに搬送された。
がんセンター脳外科で腫瘍摘出術が行われて、その後に全脳照射が行われた。今年1月のMRIを見ると、効果があったことがわかる(その後の癌化学療法の効果も)。
抗がん剤の変更などで治療が継続されたが、全身状態が低下して、積極的な治療は継続できなくなった。後は緩和ケアとなる。左肺が癌の進行で(無気肺も)つぶれてしまっている。
オピオイドは呼吸困難感のある時にモルヒネ剤屯用になっていた。定期処方のオピオイドはなかった。外来で経過をみて、病状悪化時に入院になるが、近いうちに入院になりそうだ。
最初に搬入された時は右半身麻痺・失語なので、左大脳(中大脳動脈領域)の脳血管障害を想定して検査したと思うが、驚愕の画像が出てきたのだった。