本日イギリスで第4回目が放映され、来週で完結、そしていよいよ
10月1日の英国版DVD/BR発売が待たれる「Parade's End」です。
(9/24追記DVD発売は、UKアマゾンでは10/8に延期されました)
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↑ このふたりの背中の角度で感情を察してしまいます。
若いヴァレンタインちゃんは好意を持った男に傾いているし、
妻子もあり責任感の強いクリストファー(ベネディクト・カンバーバッチ)は夜通し馬車で彼女を送りながらも彼女に徹底して距離を置いているんですよね・・・
キーラ・ナイトリーとジュード・ロウが楽しみな映画「アンナ・カレーニナ」も手がけたトム・ストッパードの脚本で出演を決めたともベネディクトは言ってましたので、日本版DVDで台詞をスミズミまで堪能したいところですが、映像だけでもこの美しさ!です!これは、ポチッとしてしまいます!英語字幕はついてますよ。そうだ、そもそも日本版は出るの?
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↑ こんな嬉しそうな彼が見られるのはこのドラマの中では一瞬のような気がします
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↑ クリストファーの妻シルヴィア(レベッカ・ホール)
女性がこの帽子かぶるのかっこ良くて大好き
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レベッカって首が長くてウエストも細くてモデル体型だよ~
彼女も寄宿学校出身の女優だ・・・イギリスの俳優は高学歴が多い。
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↑ クリケット観戦。優雅じゃのう。。。手前から、ヴァレンタインのママと弟(たぶん)
これ見ると、「眺めのいい部屋」でヒロイン・ルーシーの弟やったルパート・グレイブス思い出しちゃう。
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↑ 左、ヴェネディクトのお父様、ティモシー・カールトン。パパ・バッチ~♪
Parade's Endの原作の方は、1924~28年に、4部作として発表されました。つまり本は4巻あって各タイトルは「Some Do Not..」「No More Parades」「A Man Could Stand Up-」「Last Post」そして後に「Parade's End」のタイトルで1冊にまとめられたのです。本は持ってないのでいったい何ページあるのかわかりませんが、ボリュームありそうですね^^; それが60分×5回のテレビドラマになったわけです。
*ちょっと余談ですが、1964年にもBBCのテレビドラマシリーズの一環で、原作第1巻のSome Do Not...が製作され、ヒロインのひとりヴァレンタイン役をジュディ・デンチが演じていました。ショート・ブロンド・ヘアの彼女、50年前には可憐なヴァレンタインちゃんがとっても似合っていたでしょうね!
こういう風景見てますと、「ハワーズ・エンド」とか「いつか晴れた日に」を思い出すなあ。Parade's Endは第一次世界大戦直前からお話が始まるので、ハワーズ・エンドの原作小説が発表された時代と一緒なんですね。
ところで、今私がこれを書いているのも、もとはと言えばSHERLOCKを好きになったからですけど、SHERLOCK以前の私の好きなイギリスはたぶん大勢の人と同じで、こういった上流~中流階級の昔の世界(はたまた60~70年代ロック&ファッションの世界も好きだけど)でした。現代のイギリスは、自分にとってはその抜け殻のような過去の栄光の名残、現実的で憧れという対象ではありませんでした。ところがSHERLOCKを見て以来、自分にとって日常だったつまらない21世紀のロンドンが、スクリーンの中でドラマチックなものになっていたんです!!まったくの驚きでした!
その同じ俳優さんの最新作で、今度はまた、伝統的な時代劇を見ると・・・
ハワーズ・エンド見た頃には、もどかしいと思っていた昔のイギリス人の、感情を自制し秩序と規律を重んじて、欲しいのに手を伸ばさない行動の中に、甘美なものを感じるのですよね?!・・・
そしてその行動様式は、実はSHERLOCKにも出て来るんです。言葉や顔に表さない感情の盛り上がりにぐっと来るじゃないですか。なんとなく、世界的に、即物的ですぐに結果を求める風潮も極まったこの時代に、感情とは、とか、人を大切にするとはどういうことか、とか、考えてみたいのかもしれません。
9/15追記 昨日のエピソード4からさっそく写真をupしてくださったファンの方がいらっしゃいました。「Who doesn't love a man in uniform?」というコメントつきで。まーーーったくの同感です
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