
一つ前に書いたように「ニュー・ブラッド 新米捜査官の事件ファイル」がすっかり気に入って続きを見ていました。
エピ1~3 がひとつの事件で、
エピ4~5 がまた別の事件と、
シリーズ全体でひとつの事件でもなく、1エピにひとつの事件でもない。
でもこのドラマならなんでもありかな、という気になるくらい、既存カテゴリーを忘れるような面白さだからOKです。ま、一応「刑事バディもの」ではありますが。
さてそれで第5話を見て、現在ロンドンの超高層建築の話がまた「なう」でよかった。
現代ロンドンが、もはやイギリス人だけでは語れないのと同様、歴史的建造物だけでなくガーキンやシャード、また高層では老舗(?)カナリー・ウォーフなど現代ビル群も無視できない風景になっているからです。
私も2年前にウォーキー・トーキーからロンドン塔全貌を見下ろした時、シャーロックのモリアーティーもあと数年後だったらロンドン塔を襲うのに別の作戦に出たかもしれなかったな・・・と思ったものでした。
ところで私たち外国人のドラマ映画ファンがロンドンに行ったら、まず劇場巡りやロケ地1巡礼ですよね。しかしそんな私がなぜそのウォーキー・トーキーに登ったかというと、在ロンドンの友人に誘われたからなんです。
予約すれば無料で最高階の展望フロアーに登れるので、2年前当時ヨーロッパからの観光客に混じって(予約したのに)並んで入ったのです。セキュリティは空港並みでヨーロッパ系美男美女が働いてました。
なぜヨーロッパ系観光客が多いかというと、多分歴史的建造物は彼らにとって普通だからです。それより最新高層ビルの方が自分の住むヨーロッパの街にはないものだから。
事件は高層建築デヴェロッパーに絡むのですが、この高層建築について、
ロンドンでもNYCのようにガラスばりの上層階住人自身がその恩恵に授かりながらも、自宅の眺めを遮る新築物件に冷たい目を浴びせる人物を出して
現代都市のハイライズ文化を客観的に直視していました。
で、そこに住んだり、開発売却して大金を操る層と、
その工事現場で働くポーランド移民、
その移民に自宅の1部屋を貸して生活を成り立たせるアフリカ系の女性、
仕事でその家を訪ねるも、賃借人が死んで空いた部屋に住みたいなーっと思ってしまう主役の二人、
とあらゆる層の人々を普通に出しているところがまたよかった。
(今まで見たドラマだと、移民ってステレオタイプで感情的なかわいそうな被害者として描かれがちだったので)
はい、ハイライズ住人には元からのイギリス人富裕層(中国の投資家ももちろんいるだろうけどね)、そしてそれにまつわる事件を追う新米探偵たちは、平屋の間借りでさえも迷うという幅広いロンドンを感じられてエキサイティングです。