日本では今ちょうどシリーズ1がNHKで放送中の「VICTORIA/愛に生きる」、昨日の日曜日午後9時からイギリスではシリーズ2が始まりました。
実は少し前から、なぜか突然、私のBBCiPlayerはプレイしてくれなくなったので、いったいどうなることやらと頭を抱えていたのですが、
とりあえずitvはまだ大丈夫です。
ということで、サクサクと動いてくれたPCで、2がサクサクと始まりました。
1は、戴冠、結婚、などヴィクトリアの身に大きなイベントが起こったので見る方はたいへんでしたが、
2は第一子のプリンセスが生まれたところから始まりますので、テンポが早い気がしました。
というのも、「産後1ヶ月は絶対安静で、家来が運ぶ御輿に乗って移動」というしきたりを、「バカみたい!」と降りて歩き出し、その後アルバートと乗馬に行ってしまった若くて行動派の女王様ですから。
しかし今回では、産後の身体をいたわったアルバートの心遣いが裏目に出て、ヴィクトリアは夫が自分の地位を脅かそうとしていると腹を立てています。
この女王様、まだ若くて実母やその愛人に支配されていた過去のトラウマか、自分をコントロールしようとする動きに敏感に反応して遠ざけるんですよね。
(アルバート叔父のベルギー王レオポルドの、王子の孫の顔が見たいコールも誰が見てもウザいですしね~(汗)夫婦のことに干渉する年上の親戚・家族って昔からの問題なんですね・・・)
でも、アルバートも実直にヴィクトリアをサポートしていますし、ヴィクトリアにはそこは惚れた夫、二人とも仕事には熱心なんですが、素直にお互いを認め合って仲直りするふたりがたいへんに気持ちの良いカップルでありました。
アルバートのモゴモゴした低いハスキーボイスは2も健在。
軍隊の閲兵式の美しい制服姿とお馬さんたちはキラキラして、王室もののドラマってこれだからたまりません。
それと、ヴィクトリアの執務机に置かれたコッカスパニエルの陶器が、ブルテリアじゃない犬の置物もあったよね・・・と思い出すと同時に、
ブルテリアだと男性的でモダンだけど、この犬だとヴィクトリアンでおばさん趣味だよなー
と感じて、「そうだヴィクトリアンなんだから同然か。当時の最新のセンスだったのかな」とハッとしました!