Sofia and Freya @goo

イギリス映画&ドラマ、英語と異文化(国際結婚の家族の話)、昔いたファッション業界のことなど雑多なほぼ日記

ベイビー・ドライバー 初日舞台挨拶付き上映

2017-08-19 21:26:00 | その他の映画・ドラマ・舞台

新宿バルト9 チケット売り場

今日はネタバレなしですよsymbol7

「ベイビー・ドライバー」を見に行ってきました。

実は私はカーチェイスやギャング映画はあまり得意ではないのですが、そこはエドガー・ライト監督の新作とあってはそんなこと言ってられません。

音楽大好きのエドガー監督は、これまでの作品でも「このシーンでこの曲か!」と思わずニヤけてしまう選曲をしてくれてましたが、

今度は「カーチェイス版『ラ・ラ・ランド』」というコピーまで見かける始末、

そこは期待通り(と言うより私がわかった曲は数曲で、タイトル「ベイビー・ドライバー」がサイモン&ガーファンクルの曲名にもあることさえ夫に言われるまで知らなかったのですが)アクションと曲が同時進行してお見事でした。

新宿バルト9は普通の映画を見たのは初めてでしたが、音響がいいのにビックリラッキー。(ここではコンサート映画を見たことだけあったんですが、会場となった理由に今頃なっとく)

ベイビーは自分で音のサンプルを集めて曲も作っていて、その作り方がまたレトロで、ガチャって指を押し込むスイッチが「ガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシー」にも通じるんですよ~

音楽を聴くのはウォークマンでなくてiPodなんですけどね。

がしかし、これだけ温楽押しの映画にもかかわらず、歌詞の字幕も欲しかったのは私だけではないはず!

リズムやメロディだけでなく言葉の意味もどうシンクロしてるのか知りたいですよね?!

例えば私もよ~~~く知っているクイーンの「ブライトン・ロック」は、劇中でも言及されてましたがギターソロが激しいナンバーなのですが、実は男女の掛け合いの会話が歌詞になっているんです。

モッズの聖地として名高いイギリスの海岸ブライトンで出会った男女の恋の歌。

ところで心配していたカーチェイスは目を塞がなくても大丈夫でした。それどころかこれを見逃したら行った甲斐もなかったと思うほど。ほっ。

それと、今回はネタバレなしですので詳しいことは書けませんが、気になったのはケヴィン・スペイシー演じるベイビーのボスのベイビーに対する態度の変化でした。クライマックスのあたりにあるんですよ。



・・・ところでなんと私は、主演俳優アンセル・エルゴードを知らなかったのでした。

チケットぴあから「初日舞台挨拶付き上映」の抽選申し込みお知らせメールが来たので、エドガー監督の見立てに間違いはあるまいとなんとなく応募したら当選したのです。

なんとありがたい!!

そんな私に振り当てられたのは(チケットぴあは席を選べない)最後列Nでふさわしいけどラッキーにも真ん中19番。ガチなアンセルファンに申し訳ないもの、十分でございます。

とはいえ、写真を撮るにはちょっと遠くて、iPhoneカメラだし私の腕前では精一杯がこれでした。

ベイビー役ではいつもサングラスをかけていたので逆に強調されていたキュートなちょっと突き出た唇までは見えなくてとっても残念!!



アンセルくん登場~
ハリウッド・スターというのにシンプルな舞台。



インタビュー中以外は撮影OK、「どんどんSNSで広めてください」とのことw





うちわやファンアートを気に入って自分で取りに行って皆んなに披露。

インタビューでは、

「映画が出来上がって初めて見てすごいと思った。オリジナル映画で、原作コミックもないし、シリーズ物でもないのに、スタジオが信じて作らせてくれて、世界中の人が見てヒットしたのは映画の勝利だと思う。ターミネーターやエイリアンもオリジナルの映画だけれど、そんな20年後にも皆んなの記憶に残る作品でありたい。」

「撮影セットはとても音楽に溢れていた。著名なミュージシャン、レッチリのベーシストやジェイミー・フォックスなど僕が子供の頃からファンだった人たちに囲まれ、ちょうど自分の音楽も製作中だったのでアドバイスもらえたのが嬉しかった。エドガーが僕をキャスティングした理由のひとつが僕の音楽への愛で、それが僕とベイビーの共通点でもある。」

そして、その場で、先日来日したエドガーのサイン入りの「ベイビー・ドライバー」サントラLPが出てきて、そこに皆んなが見ている前でアンセルくんがサインを書き足し、それを客席の1名にプレゼントされるというワクワクもありました。

ラッキーな当選者はステージに出て行ってアンセルくんにハグしてもらえるという羨やましさです!

舞台挨拶が終わってステージからアンセルくんが退場するとき、袖の方に駆け寄ったファンが何名か。客席400ほどの小さめのスクリーンで、イベントの規模もそれほどでなかったので席を立っても何も言われなかったみたいで、ゆるさが良かったです。

その後が映画上映だったのですが、映画は見ないで退場する人たちも20名くらいいて、出待ちして会うためですよね、きっと。バルト9の出入り口ってどこなのかしら、と気になりました。

スクリーンの外にはこんなフォトコーナー。車に乗って写真を撮れます。




8/20追記

昨日までアンセルくんを知らなかった私ですが、遠くからとは言え控えめで礼儀正しい物腰にとても良いエネルギーを感じ、早速いろいろ調べたら、本国アメリカでは弾けた様子でテレビに出てるし、本人のSNSではピカチューの着ぐるみ着てるし、すっかりファンになってしまいました。

「ベイビー・ドライバー」パンフに9歳でバレエを習うと書いてあり、うわ、トムホに続き由緒正しい訓練受けてる俳優なんだ?!と喜んでいたら、

お父さんは80年代ファッション・フォトグラファーの神々のひとり、アーサー・エルゴートというではないですか。

えーっ!NYC出身とはパンフにもあったけど、セレブ2世でもあったのか。どうりで日本の舞台挨拶の空気を読んでグッド・ボーイにもなれるのかああ!