2回目の「ベイビー・ドライバー」行ってきました。
今度は初回で逃してしまった組織のボス、ドクにも注目できました。
だってもう初回はアンセルくんと曲を追うので精一杯でしたから^^;
今回はネタバレありですので、ご注意ください。
私が「あれー?」と思ったのは、ドクの人物像なんです。
彼はスマートなスーツ姿で自分の手は汚さず、チンピラを雇い、警官をも丸め込んでギャング業を営むボス。
ベイビーにはその昔車を盗まれて以来若い彼の才能を見抜き、彼を逃し屋として雇った仕事は全て成功しているためベイビーのことを「幸運のお守り」と呼び可愛がっている。
それが郵便局強盗の段では、凶暴なバッツの暴走で計画が狂い、ついには逃しに失敗、ベイビーも仲間もバラバラに逃走するはめになる。
計画が失敗したことを知ったドクは、助けを求めるベイビーに「何もできることはない」と拒否するも、ベイビーがデボラを伴って逃亡しようとしていることを知り「そういうことか、俺にも覚えがあるんだ」と自ら武器を手に取りベイビーとデボラを体を張って救ったー
ここ、とてもびっくりしました!
あの計算高いドクが、両手に散弾銃みたいなのを抱えて若いふたりを逃すなんて・・・!!
ドクには8歳の可愛い息子もいるし、つまり愛する女性もいるということで、汚れのない純粋なふたりに心を動かされたということ・・・?
ワイン&ダインでデートしていたふたりの食事代も出してくれたし、デボラのことを気に入ってもいた・・・だけどやっぱり、自分の命と引き換えに守るほど彼女のことは知らないし、
ここはやっぱりドクはベイビーをある意味愛していたとしか解釈できないです。
そうでなければ、実の子を残して自分の命を危険に晒したりできないと思うんです。
ギラギラしたチンピラの世界のスマートなマフィアのボス、ドクは、やはりベイビーの持つピュアな部分に惹かれたせいで身を滅ぼしてしまいました。彼の助けがあったからこそベイビーは生き残れたのですよね。