Sofia and Freya @goo

イギリス映画&ドラマ、英語と異文化(国際結婚の家族の話)、昔いたファッション業界のことなど雑多なほぼ日記

翻訳だけでなく理解のためにも

2013-01-22 18:43:00 | 英語
英和翻訳基本辞典という本を読んでいます。
翻訳者や学習者が誤訳をしないように書かれたコラム集です。私は翻訳者は目差してませんが、たまにこちらのブログで勝手に和訳をして人様に読んでいただいているし、自分が英文を読む時の勉強にと思って図書館から借りました。

a lot somebody knows が「たくさん知っている」ではなく「何も知らない」という意味である、とかホントに何も知りませんでした。

言語としての表現だけでなく、住人にはわかるけど外部の人には馴染みのない言葉も多く載っていて、シャーロックを見てイギリスが好きになったから辞書をひいてもわからない言葉が知りたい人にも良さそうです。NHSが国家医療制度だという意味だけでなく、どういう意味合いで使われるかとか、puddingがイギリスではデザートのことを言うとか。

ところで、和訳が意味不明な変な日本語になったら誤訳の可能性が高いということです!うわ~~~!!私自分のブログを見直さないとすごく恥ずかしいです。日本語の語彙不足と言って和訳の言い訳をするのはよくあることだけど、やはり英文の意味を正確に理解してないことから変な日本語になるのは、出版されている和訳本にも頻出しているのがこの本を読んでわかりました。

そして実は、私がおおお!と思ったのは恥ずかしいけどこちら。



badやmadがいい意味にもなるのは知っていたけど、bitchよ、おまえもか!でした。
これでやっとCumberbitchesの謎が解けました。
自称(ファン団体がいるのです)ならまだしも、人のことを言うのに使うのは不自然だと思ってたら、そういうわけだったのか~!

pc

まさしくアップしようとしたタイミングでこちらの情報がツイッターに。翻訳プロの方のブログです。紹介記事とダウンロードのリンクがあります。




くるみ割り人形終わった・・・

2013-01-21 11:57:00 | いろいろ
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バレエの発表会が日曜日に終わりました。
半年間、葛藤の日々でありました。万年へたっぴーの私がなんで舞台に上がるのか。しかし乗り掛った船は途中で降りられない。To The Ends Of The Earthだろうがステージだろうが目的地にたどり着くまで。(大げさな表現だけど私にとってはそれくらいの一大事でしたから)

ところでステージへの関わり方には3つあって、
①観客として見る
②裏方として手伝う
③自分が出る
この内②は、Mの発表会の手伝いをしていたので何となく進行はわかっていました。でも3種類やってみて思ったのは、①と③が似てるということ。その数時間は別世界体験という意味で。見る方はただうっとり見るだけでも、生身の人間が今身体を張って演技しているものを見守るわけでテレビや映画にはない緊張感に包まれているのですね(あまり舞台から遠いとそういうこともないかも知れませんが)。そして③も、練習してきたものが一気に解放される時。緊張と開放が同時に起こることなんて私は他にあまり知りません。普通は緊張の後に解放ですから。②がそうです。本番が滞りなく進むよう終わるよう音楽を漏れ聞いたりモニターをチラ見しながら仕事するわけです。心配しながら見守るというのは、自分がやってるわけではないので緊張はあるけど終わるまで解放はありません。③も仕事からは解放されてないんですけど、幕が上がってたらやることをやるしかなく余計な心配をする暇はないんですね。

それと演目が「くるみ割り人形」だったから、舞台が約100年前の裕福な家というので、それを見るのとそこにいるのが近い体験になったのかな?好きなピリオド・ドラマだったのが幸い(笑)、役に入りやすかった(=入りたい)。演劇好きだったとは自分でも知りませんでした。へたっぴーでも好きなことがあるのは幸せなことですね。

↓だってこういう世界に住んでみたいですよね!


しかし、①と③がかなり近い体験というのなら、軽やかに上がる足を持たない人間としては、①の方が体験しやすいことは確かなわけで。。。
いや。。。
むにゃむにゃ。。。。

楽しかったな!パーティーは!









YOUは何しに取材したの?

2013-01-17 09:53:00 | ベネディクト・カンバーバッチ
昨夜はついにテレビ東京の「YOUは何しに日本へ?」23:58~ を見ました。
去年の12/3に成田に着いたベネディクト・カンバーバッチが取材された!
と聞いてたからです。

1か月ちょっと前のあの出来事が、テレビに写し出されています。
すでに懐かしささえ感じます。ああ、私のところからは見えなかった角度も見えるし
にこにこ顔も見れて声も聞けた。うるうるうる。。。。

ところが・・・ねえ・・・ 
私には珍しく遅くベッドに入ったにもかかわらず番組のことが頭に浮かんで安眠できませんでした。このモヤモヤした感情を整理しておかないと気がすまないので、ええい、記録としてでも書いておきます。

有名俳優が!」とか「大物!」とか番組告知していたのに、
その大物を然るべき待遇の番組構成にせず、
でも番組冒頭では顔を隠してチラ見せして視聴者を煽るのに使用したのに、



肝心のインタヴュー「何しに日本へ?」の質問には・・・



・・・・



To promote STAR TREK 2.」のひと言で終わり・・・!

まあ、今さら文句を言うまでもなく、番組の趣旨は「成田空港で見ず知らずの外国人に声をかけて来日目的をインタヴューし、本人の許しが降りれば目的のイベントや外出も撮影させてもらう」で、偶然スタッフが取材に来た日に女の子のお迎え群を見つけスターが来ると知り、本物のプレス取材陣スペースに紛れ込んでマイクを向けたから撮影に成功した・・・というだけのものだったのですね。

だから、それ以上を期待するのは無理なんですけれども、カンバーバッチは知らなくてもスター・トレックは知っているであろうし、その時知らなくても構成編集段階で、いくらでも調べようはある、俳優経歴をウィキれば数々の大きな賞を受賞したりノミネートされた然るべき扱いをするべき人だとわかるはず。なのに、まったくのフォローなしで放送されてしまったのです。

しかも、私のテレビ嫌いの最大の理由、どんな人でも「お茶の間のお笑いレベルIQ」に引き降ろすということがされていました。相手は「人」です。それなのにネタとしてモノとして扱い、そこには相手へのリスペクトはありません。今回など、カメラとマイクを向けられたスターの方が取材側にリスペクトを示そうとしていましたよ。ところが、本人の為のプレス席にて質問されたことは「何をしに日本へ来ましたか?」です。街で偶然会った人に聞かれたんじゃありません。そんな質問をするプレスが来る国なんだと思われただけで私は恥ずかしいです。

番組スタッフさん方も、スター・トレック・イントゥ・ダークネスの宣伝が本格的に始まって、自分達がいちネタとして処理した人が実は本当にスターだったと知り後悔してくれるでしょうか。

来週、今度こそ、本当の取材で日本のテレビのIQ値も上がると期待したいです!
1/22(火) NHK BS1 23:00~23:50「地球テレビ エル・ムンド



20:00追記
胸につかえてた事を言ったらおちついてきて、番組取材者の身になった妄想が浮かんだ。
「女の子がベネディクトーーって叫ぶ中、プレス席に入ったはいいけどどうすべか。後でカメラ回っててもう後には引けんし。こうなったら名前連呼作戦かな。来てくれよ~。ここまで来てダメでしたって言ったらオレ降板かも。『か、かんばーばっちーーー!!』(もう1人『かんばーばっち言うなよ』)(じゃあどうしららいいんだよー!女の子の声に負けるで!)『かんばーばっちーーー!!(たのむー)』」
放送後ー
えっ?!局のサイトにファンから『呼び捨てなんて常識がない』『たったあれだけ?ひどい!』って?ええええ?!こっち向いてもらうのに精一杯でミスターなんて英語とっさに出て来ないしさ~、スタッフが一応トライって言ってるから、頑張っただけなんだよおお・・・」

ここで、もうひとつのテレビ番組の話を思い出した。
ロンドンのケイト妃が入院する病院にオーストラリアのラジオDJが女王になりすましていたずら電話をかけた事件。看護婦の自殺で、DJは公式コメントを発表した。「私達は脚本にそって仕事をしただけなんです」

DJのふたりもテレ東突撃インタヴュアーも被害者だったんだろうか?












ドレスを着た男子

2013-01-13 10:28:00 | いろいろ


娘のMが学校からもらって来た、区の「子ども読書活動推進計画」が発行する季刊誌に「おすすめ」として載っていた「ドレスを着た男子」。面白かったです。著者のディヴィッド・ウォリアムズは、イギリスのテレビBBCのコメディ番組「リトル・ブリテン」で有名な人とのこと。なるほど・・・

区のおすすめになっている児童書ですので、しっかりとストーリーとテーマがあって、ちゃんと主人公の男の子デニスと家族に感情を動かされます。でもこの本が面白いのは、ストーリーの飾り付けになった周辺部分でした。

まず著者が「リトル・ブリテン」で女装していることを知ると、ドラッグクイーンや性同一性障害でない男がなぜ女装するのか、の自伝とも読めます。「女がしていいことは男がしてもいいんじゃないか?」
しかし同時に、お話の中でデニスのパパが息子を叱る台詞に「リトル・ブリテンとか見ちゃいかん!女装のバカ二人組に悪い影響受けて」とあって、可笑しくてお腹が痛い・・・自虐的なコメディそのもの。

次に、やたらと出て来る固有名詞。イギリスに住んでると目にするそれらの名前を聞いていると、サッカー好きの普通の12歳の男の子がドレスに惹かれるという、一見アブノーマルとされる話も、まるで友達の話を聞いているかのようにリアルに感じます。そしてこの本は、日本人にはあまりなじみがないそれらの名前を、かなりそのままカタカナにしているんです。イギリスの生活を知らない翻訳者が訳すと誤訳がありがちですがそれもざっと読んで私は気づいてません。

もうひとつ、ファッションの話もリアルなんです。例えばヴォーグ。デニスとお洒落なデザイナー志望のリサが、一緒にヴォーグを読むというエピソードがあって「イタリアン・ヴォーグが一番おしゃれなの」と、海外雑誌をリサがわざわざお店に注文して定期購読しているのです。イタリアン・ヴォーグがファッショニスタに一目置かれた存在なのは業界の常識です。リサがチャリティ・ショップでルブタンの靴を2ポンドで買ったなんて話も、私には他人事とは思えません・・・(汗)

では、その大量の固有名詞(じゃないのもあるけど)をいくつかあげておきます。
お菓子の名前が多くて、食べたくなって仕方ありません。。。。

・チョコレート味のホブノブ
・フィッシュアンドチップス店のソーセージのフライ
・ハインツのトマトスープ
・セインツベリー
・ヨーキー・バー
・ジャファ・ケーキ
・ライス・クリスピー
・テスコ・メトロの4個入りクロワッサン
・ネイバーズ
・アンボンゴ
・アノラック
・ドクター・フーのターディス
・キャンサー・リサーチ
・サワー・オニオン味のモンスター・マンチ
・キンダー・エッグ
・モルティザーズ
・トブラローネ
・バウンティ
・ジェリー・トッツ
・スキップス
・クリーム・エッグ
・ツイックス
・ウォルナット・ホイップ
・マグナム
・キャラマック
・オランジーナ
・サンデー・テレグラフ
・ダーレク
・クェイヴァーズ

リトル・ブリテンがどんなにおバカな番組なのか、ちょっとのぞきたくなりました。








バレエメイクとウィッグ

2013-01-12 09:55:00 | いろいろ
バレエ用メイクの講習会へ行きました。
ロシア国立ペルミバレエ学校/日本校で開催された、
そちらの生徒さんや卒業生であるバレエの先生向けの
プロの舞台のメイクも手掛ける先生による、
チャコットのコスメを使って体験できるメイク講座でした。
私の習っている先生が連れて行ってくれたから参加できた貴重な機会でした。

先生によれば「舞台メイクはステージで映えるだけでなく、撮影&再生技術の発達に伴い、アップも撮られ、見られる前提で、アップでも美しくあるべきです。」

その通り!一般の人達がダンサーのメイクをアップで見たら言葉に詰まるのが定説。
よかった!この先生に教えてもらえるなんて!と、先生の言う通りに頑張って自分の顔を描いていきました・・・が、最終的に鏡に現れた自分の顔は、例の、10m以上離れたら調度いいだろう・・という顔でしたdokuro
おかしいな~、
きっと風邪ひいて顔がカピカピに乾燥していたのがいけなかったのかも・・・
本番ではもうちょっと控えめに淡くすれば、きっと美しくなれるわよね・・・
(もはや現実逃避のつぶやき)

私の顔写真はあまりにも恐ろしいので、同じ講座にいらした方の写真を参考に撮らせていただきました。アップでもステージでも美しいメイクとはこんな感じです。
スポットライトでプライバシーを守らせていただくことにします。



当日朝9時に控え室に入り、10時までに仕上げるのは顔だけではありません。
くるみ割り人形のパーティーの客人のドレスを着たら髪型もそれにふさわしくしなくては。
そこで、ここ数日探し求めたのが、カツラとヘア・ピースです。
カツラの方は、配送待ちだし先生にも見てもらってないので使えないかもしれないので縦ロールヘア・ピースを保険に購入しておきました。早く見たいなカツラ。いったい何時代の髪型かわからないけど。




使えない可能性濃厚なカツラ。ネットショップの写真から。普通にはかわいいモデルさんが着用しているんですが、東洋人がノーメイクなので違和感がありすぎ文字を入れてみました。Let them eat cake, she said. アントワネットには地味すぎるカツラですが。