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読書と旅行と柴犬のブログ
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「アンティーク鑑定士は見やぶる」軽めのミステリー、重くないのが丁度良い

2006-07-04 17:40:12 | 読書の時間
「アンティーク鑑定士は見やぶる」★★★
エミール・ジェンキンス著、講談社、461ページ、880円

現役アンティーク鑑定士が
主人公を同じ職業に据えて、アンティークの知識を
披露しつつ、盗品の鑑定から
事件の糸口をつかみ、戸惑いながらもどんどん事件の
核心に迫っていく。

中心となる事件の他に、主人公の人柄を感じさせる
サイドストーリーが絡んで、中心となる事件をもう少し
深く書き込んだほうがより楽しめたと思うが、
色んな要素を書き込みたいという意気込みは伝わる。

軽妙な書き方なので、気楽に読めるミステリー、
アンティークにはあまり興味はないが
「鑑定」という分野は少なからず興味があるので
やはり人間は人に評価してもらいたいものなのかと感じたり。

このシリーズでいくつか読んでみたい。
ただシリーズにするなら主人公はもう少し若く設定した方がよかったか。
でもあんまり若いと鑑定に信憑性がないし
作家というのも大変だなと余計なことを考えつつ読みきった。

本格派好きには物足りないだろうが、おどろおどろしい
作品の後なら気軽にどんどん読める、
絶賛はしないが、
作家のデビュー作ということで次も読みたい作家に出会った。

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