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読書と旅行と柴犬のブログ
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ヤプログから引っ越してきました。

「いつか晴れた日に」人の心の微妙な動きと優雅な田園風景を堪能

2006-07-05 00:37:30 | インポート
「いつか晴れた日に」★★★★オススメ
エマ・トンプソン 、ヒュー・グラント ケイト・ウィンスレット 主演
アン・リー監督、1995年、アメリカ。WOWOW鑑賞

19世紀初頭のイングランド南西部、
封建的な制度で成立し、貴族社会が確立されていた。

没落した貴族は、それでも体面を保つために
今から見れば、滑稽とも感じる努力をしていたようだ。

もっと楽に生きられただろうに、
身分とか階級という絶対的な尺度に縛られた
生きにくい時代でもあった。

主人公は自分の気持ちを素直に表に出すことを
はしたないと考えるような女性、
しかし妹が恋愛で見せる奔放な輝きを
認め自分の変化にも気が付いて行く。

丁寧な演出で、田園の美しい景色と
割りと多い登場人物にそれぞれ生き生きとした
表情を与えていて、大作の持つ力を
改めて感じる。

やはり映画は総合芸術、
時間と大量のお金が必要なのだ。

アン・リー監督はこの映画で
東洋的なものでなく、実にどんな素材も
映画に出来ることを証明している。

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