soramove

読書と旅行と柴犬のブログ
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ヤプログから引っ越してきました。

Γプルートで朝食を」主人公に慣れるのに時間がかかる

2006-07-22 00:20:04 | ミニシアター系映画
Γプルートで朝食を」★★★
キリアン・マーフィ 、リーアム・ニーソン主演
ニール・ジョーダン 監督、2005年、アイルランド イギリス

へドウィックは、歌で激しい「生」を表現したが、
この映画の主人公は、生き方自体が
世間との戦いのようだ。

女の子に生まれていたら、彼の生きる道は
もっと平坦だっただろうに、
それでも親友といえる人が側にいて、
救いとなったようだ。

誰でも自分の事を他人はなかなか分かってくれないと
感じているだろう、
でもそれは自分の望む自分を理解してもらいたいわけで、
他人の目に映る自分自身は同じものではないのかも知れない。

そんなふうにあやふやに感じるのに、
主人公はさらに厳しい道を歩いて行く。

中盤あたりから、やっと彼の外見と中身が一致し始め
見慣れてくる、ちょっとキレイに見えてくる。

この映画、結局何が言いたかったのか、
なんとなく幸せのような、そうでもないような結末は
この映画には合っているように感じた。

できたらもう少し美しい主人公であって欲しかったが
力強く生きていく様は充分美しかった。

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★見逃したくない作品という訳でもないので、
レンタルを待っても十分か。
こういう作品に不可欠な美形俳優は全然出ていないしね。