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映画「第9地区」グロイけど面白い、見た目について考える

2010-04-16 07:15:11 | 大作映画ハリウッド系
「第9地区」★★★★
シャルト・コプリー主演
ニール・ブロムカンプ監督、111分 、
2010年4月10日公開、2009,アメリカ,ワーナー・ブラザース、ギャガ
(原題:District 9 )




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「南アフリカのヨハネスブルグの上空に上空に巨大な宇宙船が出現。
そして28年後、高いフェンスで囲まれた中に
ゴキブリみたいな100万ものエイリアンが住んでいた、
スラムと化し、治安は悪化したため、
政府は異星人をさらに僻地へ強制的に移住させようと考えた」


30年近く居るとエイリアンも物珍しくも無く
恐れられるどころか疎まれる始末、
映画の中では皆が異星人を「エビ」に似てると言うが、
グロテスクな外見は色のついたゴキブリもどき、
だから銃で撃たれても可哀想と感じないのだ。


キャットフードが好物という設定も
どこかバカにしている。

舞台が南アフリカというのも
何かを象徴してるのかもしれないが、
人種差別というか
人間はこうも簡単に見た目で
差別し区別してしまうのだ。

見た目は重要だ、
彼らが自分たちと何ら変わらない姿なら
もっと身近に受け入れただろう、
ゴキブリは毛嫌いするが
バッタやてんとう虫をムキになって殺す人は居ない、
だからゴキブリ異星人を見た瞬間
好き嫌いを判断して
自分たちとは全く別物と区別して安心する。


やたら銃を撃ちまくって
血がベチャッと飛び散るシーンが続く、
この映画は何をどうしたいんだろうと
思い始めた頃、
地球人VSエイリアンの構図が描かれ、
母船へ帰ろうとするエイリアンを阻止しようと
人間が彼らに襲いかかる。

でもこれが脚本が秀逸で
描かれた見た目とは別に
エイリアンの親子愛も描かれ
そのことが却って、自分たちは常に見た目に
こんなにも囚われているんだと
改めて実感した。


内面重視なんて言っても
口先だけとバレバレだね。

「アバター」でも描かれたが
人間ってやはり最強のどうしようもない
生き物なのか、
ため息がでるが、エイリアンの無骨な家族愛に
ホロッとするのも事実。


製作者が何を言いたかったのかは分からないが
なんか画面から見えたモノ以上の
何かを感じた映画だった、
こういう体験もすごく面白いと思った。



★100点満点で75点

soramove
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