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映画「のだめカンタービレ 最終楽章 後編 」自分自身を表現する喜びが溢れてる

2010-04-28 22:09:01 | 邦画
「のだめカンタービレ 最終楽章 後編 」★★★★
上野樹里、玉木宏、瑛太、小出恵介、ウェンツ瑛士、ベッキー主演
武内英樹監督、123分 、
2010年4月17日公開、2010,日本,東宝
(原題:のだめカンタービレ 最終楽章 後編 )




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楽しみにしていた映画をやっと見た、
実は今、何かを楽しむような気分じゃない、
今この時も病室で病と闘っている友だちがいる、
そして本日、6か月の研修を終えた生徒達の終了式だった、
毎日のように顔を合わせていた人達とも
もう「おはよう」と挨拶することもないのだ。

まだ自分の中でも整理がついてないが
それでも自分の毎日は同じ様に続いていくのだ。
さて、映画、映画。


「TVドラマはくっだらないマンガ的要素満載で
面白いけど、どうってことないって感じてた、
映画はそのくだらなくも愛おしい部分を保ちつつ
パリの壮麗な建物や時代を感じるコンサートホール等
映画的な広がりを見せてくれている」



音楽が楽しくて楽しくて
それだけで良かった、
でもお互いに知らず知らず高めあい、
千秋(玉木宏)は指揮者としての道を歩き始め、
のだめ(上野樹里)は課題をこなしつつも
漠然とした将来に不安を覚えていた。

その不安を眉間に皺を寄せて
堅苦しく見せるわけでなく
映画的な華やかな舞台で
夢のような時間を見せてくれる、
知らない楽曲を簡単に解説してくれるので
知った気になるのも良い仕掛けだ。


自分たちの毎日について考えてみた、
ここまで到達出来たら
輝かしい場所が約束されていたら
誰だってその高さまで昇ることに
懸命になるだろう、
でもその高みはどのくらいなのか
誰にも分からないし、
きっと人それぞれで誰かと比べることも無意味だ。


そんなことは分かっていながら
それでも人と比べている自分に気がつく、
映画の中で、のだめは幼稚園で
子供たちを相手に楽しく暮らすのが
一番じゃないかと、
そんなことを思わせるようなシーンが出てくる、
でも演奏し人を喜ばせる瞬間を知った彼女は
また次のステージへと上っていく。

自分はちゃんと人と向き合っているかなと考える、
毎日の繰り返しに、時に力を抜いて
「こんなものさ」と思ってはいないか、
でもそんなことをしたら相手にはすぐに分かってしまうだろう、
そして何より自分自身がそんな時間を過ごしたくないと
まだちゃんと思っているということを
時々は確かめたい。


好きなものに夢中になる喜び、
この映画はそんな単純な事を
改めて感じさせてくれる、

そしてやりたいことを無理に押し殺して
何を代わりに手にしたいのだろう、
それが難しいなら、できるように自分を高めたいね。

映画はハッピーエンドで
良い気分で映画館を出た。


こんなふうにささやかな達成感を
日々感じられたら嬉しいだろう、
今日という一日に出来ることは少ない、
けれどこの一日がなければ
明日は来ない。

今日、終了式を迎えた私のクラスの人たちが
この6カ月で得たものが、
これからの大切な瞬間に少しでも力となりますように、
そして病室で頑張ってる友人と
また、くっだらない話を時間を忘れて出来ますように!

★100点満点で80点

soramove
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