「息もできない」★★★★★満点
ヤン・イクチュン、キム・コッビ、イ・ファン 主演
ヤン・イクチュン 監督、130分 、
2010年3月20日公開、2008,韓国,ビターズ・エンド
(原題:Breathless/똥파리クソ蠅 )
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/64/b9/aa8f31af40b0af81afcdfa44b9e63c16.jpg)
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「予告編を見たときから期待していた作品、
映画の帰りに前売り券を買って楽しみにしていた、
これが初監督、初主演というヤン・イクチュンの
活きの良い映画は期待通りの出来だった」
「お前は殴られてばかりでいいのかよ」
きっと主人公サンフン(ヤン・イクチュン)も
かつては殴られて、底辺を這いつくばって来たのだろう、
そして今は殴る立場になって
友人の下で借金の取り立てで暮らしている。
圧倒的な暴力、
そこには感情は見られない、その無表情が余計と怖い、
でも殴りながら瞳の奥が泣いている、
それは深読みのしすぎか。
ここには仕立てのいいスーツのイケメンも
長いストレートヘアーの美人女優も登場しない。
狭い路地の奥の奥、
ドアを開けたら生活の全てが見渡せる狭い部屋、
その場所から出ていくことでしか、
新しい生活は望めそうにないのに、
家族にしがみつくような暮らし、
流れが止まったどぶ川のような閉塞感が、
絶望という言葉の本当の意味を呈示する。
暴力描写が多い割に、直接殴るシーンは少ない、
ほとんどは殴る側を写して
見る者の想像で、惨いシーンを作り出している。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3e/46/28e759cbdd922c35a75cc5342d9b5e98.jpg)
ラストは予想がついたけれど、
その予想の通りにならないようにと願った、
けれど殴るものはいつか殴られる
それは仕方ないこと。
まさに息もつけないほど、濃密な時間、
久々の韓国映画の傑作を見た。
自分たちは日々ここに描かれたような
暴力から出来るだけ遠くにいられるように
気をつけて暮らしている、
けれど心の中には出口の見えない
暗い感情が少しづつ積み重なっている。
そしてそれを殴ることで爆発出来ないから
何かをすり減らしているのだ。
ラストの血だらけの主人公の顔のアップ、
むごたらしいけれど、ゾッとするほど美しかった。
これがオレの生き様だと笑っているようだった。
★100点満点で満点!★
soramove
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どこにも共感できないのに、何故こんなにも惹かれるのだろう。
韓国での観客動員数は約14万人余り、
ヒットには至らなかった、
ただ評価は高かったので次作に期待。
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ヤン・イクチュン、キム・コッビ、イ・ファン 主演
ヤン・イクチュン 監督、130分 、
2010年3月20日公開、2008,韓国,ビターズ・エンド
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かつては殴られて、底辺を這いつくばって来たのだろう、
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圧倒的な暴力、
そこには感情は見られない、その無表情が余計と怖い、
でも殴りながら瞳の奥が泣いている、
それは深読みのしすぎか。
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狭い路地の奥の奥、
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家族にしがみつくような暮らし、
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暴力描写が多い割に、直接殴るシーンは少ない、
ほとんどは殴る側を写して
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その予想の通りにならないようにと願った、
けれど殴るものはいつか殴られる
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自分たちは日々ここに描かれたような
暴力から出来るだけ遠くにいられるように
気をつけて暮らしている、
けれど心の中には出口の見えない
暗い感情が少しづつ積み重なっている。
そしてそれを殴ることで爆発出来ないから
何かをすり減らしているのだ。
ラストの血だらけの主人公の顔のアップ、
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ヒットには至らなかった、
ただ評価は高かったので次作に期待。
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