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映画「やさしい嘘と贈り物」スノーボールに閉じ込められた優しい記憶

2010-04-17 09:45:14 | ミニシアター系映画
「やさしい嘘と贈り物」★★★
マーティン・ランドー、エレン・バースティン、エリザベス・バンクス主演
ニック・ファクラー監督、92分 、
2010年3月27日公開、2009,アメリカ,ピックス
(原題:Lovely,Still )




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「独り身で寂しい日々を過ごすロバート(マーティン・ランドー)。
近づくクリスマスに自分宛のプレゼントをツリーの下に置く、
そんな時、向かいに引っ越してきたメアリーと親しくなり、
ほどなく彼女を好きになる自分を暖かい気持ちで見つめ直す」



ロバートが出会う人々には、
ある秘密があり、その秘密が明らかになると
軽い驚きに、「へー、そうだったんだ」と、
その事実を知って暖かい気持ちになるが、
同時にスゴク悲しい気持ちにもなる、
年をとることが素晴らしいとは言い切れないことは
分かっているけれど、
老いていくことは避けられないことだ。

日本の戸建ての家と比べたら小さくはないが
可愛らしい作りの家に雪が積もり、
ハデハデしくないイルミネーションも
なんだかおとぎ話の世界のようだ。


きっとこの町、この風景
そしてどこか現実離れした人々、
だから成立した映画だ。

たぶん70歳くらいの二人が
お互いを愛おしく思う様子が伝わり
じんわりと心が暖かくなる、

背の高いロバートを見上げるメアリーの表情は
ホント美しい
シワシワだけど美しい、なんだか泣けそう。

宝物のような大きめのスノーボール、
高価なものじゃない
でもとてもとても大切なもの、
思い出は値段じゃないからね。


この映画は途中でなんとなく
ラストが予想出来るが、
ロバートと一緒に向かいの家に入っていくと
その残酷な現実が心に痛い、
けれど周囲の暖かい愛情にも気がつく、
人はこうして思い合っていけば
現実を受け入れつつ、その中で
最善がもたらす何か幸せな瞬間はあるはず。


秀作とまでは思わないが
「第9地区」で血みどろの映画を見た後は
こんな映画がよろしいようで。


★100点満点で65点

soramove
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監督は24歳と知って驚いた。

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