このblogを見てくださっている方のblogに、この本の紹介があった
米村晃多郎の短編集で、神田日勝がモデルの短編があるとのことで、さっそく図書館から借りた
神田日勝は子供のころから絵を描くことが大好きだった
中学1年の時、従兄から油絵の手ほどきを受け、べニア板をキャンパスに油絵を描き始める
彼の描く絵の色合いは濃い暗黒色のモノトーン
出展すると入選し、地域で有名になり新聞などに農民画家と紹介される(北海道日高・帯広)
13年を過ぎたころ、絵に迷いが出始める
ある日、画商がやってきて売り絵を描くことに
この絵は多色で描かれた
彼の絵に対する迷いは吹っ切れることなく、従兄のアドバイスもあり元々の画風であるモノトーンで描くことを決心する
そして未完の馬の絵を描くところの文章が興味深い
神田日勝の絵を紹介している過去記事です
神田日勝ー大地への筆触ー
『未完の馬ー夭折の画家、神田日勝』