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『風が強く吹いている』-三浦しをんー

2020-05-18 12:31:12 | 映画DVD&本


図書館はまだ自粛中で閉館したまま

マラソンが趣味の息子に勧められて、三浦しをん作品の「風が強く吹いている」を読んだ


東京箱根間往復大学駅伝競走に参加し、何をか為さんという10人の物語
箱根駅伝は10区間あり、10人以上のエントリーがなければ参加はできない

それなのに10人で参加するという無謀(1人でも怪我したり等何かあったらOUT)


彼らが住んでいるアパート(竹青荘)はとても古く、2階の天井を踏み破るほどオンボロ

主人公の清瀬灰二(キヨセハイジ)は入学時からこのアパートに住み、ここに箱根駅伝参加のために住民を10人にしようと目論んでいた
実はこのアパート、寛政大学陸上部の部室だったのです

家賃は破格の安さ、しかも灰二が作る賄い付き


冬も終わりの3月、灰二は4月には4年生になり、悲願である箱根駅伝に出るためには今年いや、今の今メンバーをそろえて走ることを始めなければならない(住民は9人)

さらにこの9人は自分が寛政大学の陸上部員であるとは思ってもいない


そんな早春の夕暮れ、コンビニ店員に追いかけられて灰二の横をすり抜けて行く走(かける)に出会う

走が重要な二人目のヒロイン


箱根駅伝のルールやマラソンというものがどんなものなのか
知らない世界を知ることが興味深く、楽しい


三浦しをんの舟を編む、辞書を作るってどういうことなのかを書いてあり、とても面白かった


本は教師、友達、もう一つの人生・もう一人のワタシ^^;



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