去年京都に行った際、予約した宿泊先が東寺の最寄だった。
そこから見た夜の東寺。
のだけれども、目的ががっつり定まっていた旅行だったので(これ)、ここも含め他にも行きたいところは多々あれども泣く泣くスルー。
それがなんと! 東博で特別展が開催されるとな! それはもちろん行くでしょ!
『 特別展「国宝 東寺 - 空海と仏像曼荼羅」 』
音声ガイドレンタル、絶賛推奨です。
展示されている品、その殆どが国宝や重文。歴史的にも非常に大きな意味を持つものばかり。
普段は知ることもその機会もない「後七日御修法(ごしちにちみしほ)」の道場の再現など、とても興味深く拝見しました。
しかも東寺講堂から仏像21体中15体! これはさすがに史上最多数。
空海が密教の真髄を目に見える形で表した立体曼荼羅がものすごいスケールで再現されてます。
うち国宝11体は全方位360度から見ることができるようになっていて、現地とは異なる体感になっているのだそう。
展示中唯一撮影可の「国宝 帝釈天騎象像」(フラッシュ不可)
これ以外は全て撮影禁止(当たり前)ですのでご注意を。
それでもいましたけどねースマホでしれっと撮ろうとして係員さんに止められてた人。
それにしてもこの空海という御人は・・・なんというか。語彙力無くて申し訳ないんですけど、すごい。
「文字と言葉だけでは理解するのは難しい」、こういうことは生きていくうちに本当に幾度となく体験するわけで。
曼荼羅を立体化して残す、体感させる、って、言葉にすれば単純なんだけれども、具現化は・・・。
色んな展覧会で何度も入ったあの空間が、曼荼羅という名の宇宙空間になる不思議。
京都行きたいなー・・・・・・。
さて、全ての展示を見終えてミュージアムショップを背にした時、私の目に飛び込んできたもの。