『企画展 諸国漫遊－多彩なるお国拵と日本刀五ヶ伝を巡る旅－』

暑くもなく寒くもなく、いいお天気の10月末。
両国は刀剣博物館へ。今回は初・刀剣博物館のダンナさんも一緒。

　『　企画展 諸国漫遊－多彩なるお国拵と日本刀五ヶ伝を巡る旅－　』

刀剣のみ撮影可。刀装・刀装具は撮影不可。←大事！
刀剣と拵が一緒に展示されてるのもあったので念のため受付の方にお伺いしたところ、
そういう場合はなるべくなら撮らない方が無難な様子。
ご好意で観せて下さってる品々ですから、こういう指示にはもれなく従うのが吉。

さて、日本美術刀剣保存協会創立７０周年・たたら操業４０周年記念の企画展。
戦闘スタイルの変化に伴い生まれた拵。
幕藩体制の確立の元、それぞれの藩で独自に発展を始める「お国拵」。

単なる刀の付属品として片づけてしまうにはあまりに美しく精巧な鐔。

そして刀剣。大和・山城・備前・相模・美濃の「五ヶ伝」。

　
山城伝より「重文・短刀 銘 来国光（名物 池田来国光）」


相州伝より「重文・短刀 無銘 貞宗（名物 太鼓鐘貞宗）」


同「重美・短刀 朱銘 正宗」


同「重文・脇指 銘 宇都宮大明神 相模国住人広光八幡大菩薩 文和五年卯月日」


土地と鋼と刀工。時代によって変わる刀。
私は今回「短刀」をとても興味深く鑑賞しました。
それにしても備前は刃文がわかりやすい（と勝手に思ってる）。
図録がないのが残念･･･。

通期展示の品が多いですが、それでもやはり前期後期で展示替えがあるので注意。
後期には「国宝・太刀 銘 国行（来）」も出ます。