ゆ ず 茶 庵 Blog

バンドウユミ  Private Blog
  野良ナレーター の 上々↑↑ライフ

『 魂の造形 日本刀 ~名刀と名作から学ぶ日本の心~ 』

2018-12-21 07:58:10 | Go!Go! わたし ~鑑賞編~

TL上にRTで表示されたことにより、偶然情報をキャッチできた展覧会。
ルート検索したら片道1400円で行けるじゃん! というわけで乗り継ぎを重ね一路。

 『 魂の造形 日本刀 ~名刀と名作から学ぶ日本の心~ 』

こっちの方来るの、河口湖のライブ以来だからもう5年以上振り!
あの時安直に高速バス選んで、渋滞巻き込まれて胃が痛くなったんだけど、こういうのちゃんと調べればよかったなーなんて今更。

 高尾~大月~谷村町、で到着。

 駅からびっくりするほど近い、ミュージアム都留

 入口

 館内

 私が入館した際は他にどなたもいらっしゃいませんでした。かっ貸切状態。


展示品の所有者さまと主催さまのご好意により、「#ミュージアム都留」必須でSNS拡散OKということで写真も撮らせていただきましたしツイッターにも投稿させていただきました。
が、このブログでそれをがっつり載せるのはどーなんだ? と個人的には思うので。はい。割愛。
ちなみにここでは現在、古代鉄で打たれた 大倶利伽羅 写 が展示中です。これが主目的。
本歌・大倶利伽羅は、観に行くこと自体が難易度ハードモードなのですよね。

 研磨前の日本刀。持つ。重い。


 「刀工番付」展示あり。

古刀新刀入り乱れ。既知の名前を見つけては撮る! 東の大関はやはり粟田口・藤四郎吉光でした。


肉眼で見たり、もちろん持参した単眼鏡で覗き込んだり、上下左右にスクワットも織り交ぜつつ鑑賞。
青江次吉の短刀は、青江派の大きな特徴でもある「地鉄にやや黒い肌混じる」がはっきりと。
鐔や目釘も充実の展示。そのどれもがとてもきれいでした。そして私はやはり堀川国広の刀が好きだ――!
気づけば1時間半があっという間。
途中で1人来場、私が会場を出る10分くらい前に更に2人。
というとんでもないほどの「鑑賞するには最高の状況」で、非常に堪能させていただきました。

 

思わず申し訳なくなるくらい、贅沢で濃密な時間でした。しかしなんともったいない・・・!

 行きましょう。是非。




【おまけ】

 ドア開き待ちの構え

 稜線 

GW

2018-12-20 07:36:50 | Go!Go! わたし ~日々徒然~
GWの10連休「うれしくない」45% 主婦層は53%


嬉しくないですね(キッパリ
殆どの立場の人はそう答えるんじゃないかな。学生以外。

この機に旅行でも、とか推奨したいんだろうけど、交通手段から宿泊先まで何もかもべらぼーに高いこの時期に??
しかも10日も?
ムリムリムリムリムリムリ。
いざなぎ越えの好景気なんて、市井の感覚とはかけ離れてる。

会社勤めの人たちは月末~月初の業務を考えて頭と胃が痛いことだろーし。


なんだかねー。

似非

2018-12-18 07:13:00 | Go!Go! わたし ~日々徒然~
「南青山は自分で稼いで住むべき土地」 児相建設に住民反発!揺れる港区


久々だなーこんな気持ち悪いの・・・。
「レベルが高い」とのたまうこの自称セレブの方々の、仰る内容のなんて下品なこと。
そこかしこに剥き出しになる「差別意識」と「選民意識」。

他者を気遣うようで、実は他者を貶める意図しか持たない発言内容。
これを似非セレブと言わずして何と言う。

気持ち悪い。

『上野アーティストプロジェクト2018「見る、知る、感じる - 現代の書」』

2018-12-16 08:38:20 | Go!Go! わたし ~鑑賞編~
現在開催中の「ムンク展」観に行った時にちょっと設営中なのが見えて、それがあまりに印象的で。
その時まだ開催されてないのが本当に惜しいなって思った。
12/14に行った「フェルメール展」から、ダンナさん誘ってそのまま移動。
ちなみに「ムンク展」の半券提示で入場無料なのだそう。当たり前だが知らなかったから持ってってなかったぞ。

 『 上野アーティストプロジェクト2018「見る、知る、感じる - 現代の書」 』

小学校の時、習い事に行かされた。
「行かされた」と表現するのは、親の見栄と世間体がその唯一の理由だったから。私の拒否は丸無視。
習字・そろばん・ピアノ。今となっては一切身についてないし役に立ってない。思い出したくもない。
私が習った習字は、つまらなくて堅苦しくて、とにかく行きたくなくて、先生も大嫌いで。
お手本通りに書いても、ともすればなぞっても、どこがいいのか、何がいいのか、本当に全くわからなかった。
未だに本気でそう思ってる。時間とお金の無駄そのものだった。

あれから時が経過して。
私の知らないところで、「書」はいつの間にかとんでもなく自由でしなやかになっていた。


      


 





    


本当に、本当に、「書」はいつの間にかとんでもなく自由で、とんでもなくしなやかになっていた。


ちなみに冒頭で書いた「ムンク展」の時に見えた設営中の風景に一番近いのが ↓ この写真です。


2019.1.6(日)まで。

『 フェルメール展 』

2018-12-15 09:22:40 | Go!Go! わたし ~鑑賞編~
12日がダンナさんのお誕生日だったので、図録付のチケットを購入してプレゼント。
自分のは同じ時間帯の図録なしのヤツ。
12/14(金)11:00~。列に着いたときはまだ会場・上野の森美術館の前だったけど、気づけば最後尾ははるか向こう側。舞い散る落ち葉とホコリとの闘い。

 『 フェルメール展 』

音声ガイドが無料(!)なので大行列。
冊子タイプの作品リスト(説明付き)を入口でもらえるので、そのまま入場。
なかなかの混雑っぷり。でも「怖い絵展」に比べれば全然快適。

順路最終、「フェルメールルーム」は、やはり「牛乳を注ぐ女」が圧巻。
TVで色んな特集番組が組まれてるけど、実物は質感からして全く違う。

並べられた展示を見ると、同じ部屋・同じ服・同じ人、と、歴然と見える共通項。
あの部屋は部屋というよりスタジオ、もしくは舞台(意味的に)なのかも知れないなぁとか思ったり。

個人的にはフェルメールの「ワイングラス」に描かれたワイングラスに目が釘付けになりました。
あと、アリ・デ・フォイスの「陽気なバイオリン弾き」の、これまたグラス。
質感もそうだし、映り込みとかの描き方が良いのだ。


年明け1/9から「取り待ち女」が展示され、大阪展限定で「恋文」も公開されるそう。
まだまだ行列は続きそうである。

夕方からの鑑賞がおススメとのこと。
それでも土日祝は大混雑必至でしょうけどね。

『 フィリップス・コレクション展 』

2018-12-13 07:42:25 | Go!Go! わたし ~鑑賞編~
ポータルサイトを発見しまして、ですね。「美術展ナビ」さんと言いまして。
招待券プレゼントが実施されてたので、登録がてら応募完了。

 当たりました! 久々のナイトミュージアム、三菱一号館美術館です。

 『 フィリップス・コレクション展 』

創立から100周年を迎えたアメリカの私立美術館、フィリップス・コレクション
そこに収められているのは全て巨匠の、とてつもなく質の高い作品群。

ピカソ、ゴヤ、ゴッホ、モダール、セザンヌ、モディリアーニ、ゴーギャン、ドラクロワ、ドーミエ、ブラック、モネ、ロダン、ジャコメッティ。

・・・なんだこれ。すごいラインナップである。
彼の人の生涯にわたり、パートナーと共に、恐ろしいまでの審美眼で選び抜かれた作品群。
コレクターでもあり、庇護者、保護者。
で、この人自身は画家を志した、とかじゃなさそうなんだよなぁ。
日本人だと蒐集家で有名なのは松方幸次郎氏、ですかね。国立西洋美術館の「松方コレクション」。

本展では19世紀以降の作品が展示なので、いわゆる「○○派」と「モダンアート」の橋渡し的な感じかと。
それにしてもとんでもなく優れた審美眼。


  フォトスポットにて。

 そこの天井。

鑑賞日は12/11(火)、18:30入場。直後15分間のレクチャーも含め、とても楽しめました。
会場もアメリカの美術館にちょっと通じるところがあるそうで、雰囲気含めとても有意義な時間でした。

  

こちらの美術館にお伺いするの3回目なんですけど、再びの雨模様。それもまた風情があって良し。
折しもイルミネーションの季節。とても綺麗でした。