台東区で年に2回ほど、
上野東照宮さまの金色殿特別拝観の募集がかかることがある。
チャレンジし続けること2年超。目下絶賛連敗記録更新中である。
聞いたところによると倍率は100倍を超えているらしい。
そんな矢先に上野東照宮さまの公式アカウントから
「神職による境内案内&金色殿特別拝観と上野東照宮×東海道新幹線 コラボ御守付プラン」のお知らせ。
もちろん飛びつく。
一度だけ、TVでカメラが入ったのを見たことがある。
あまりの美しさに目を見張った。
文化財保護のため、金色殿内部は普段非公開。
何度応募しても100人超の壁は厚く、私はついにお金の力を借りることにした(言い方)。
ちなみにプランはあっという間に定員に達したとのこと。
上野東照宮さまの唐門の中への拝観は、既に何度か経験しているのだけれども
神職の方の説明付きというのはこういう機会でもない限り体験できるはずもなく。
その説明あって初めて見え方の変わる貴重な文化財の数々。
先の大戦時、唐門と金色殿の間に焼夷弾が着弾したのだけれども、それが不発弾だったというエピソードも。
先日最終回を迎えた「
どうする家康」主演の松本潤さんが参拝された際、
こちらの白兎を撮って岡田准一さんに送信してらしたというお話も神職の方から伺いました。
そしていよいよ非公開の金色殿内部へ。写真撮影は不可。
プラン参加者限定のため、参加証となるシールを随行のスタッフさんに確認してもらって進む。
狩野探幽の阿吽の唐獅子障壁画。ふんだんに使われた金箔。差し込む光。
黒く光る漆の床。金色の柱、扉。
焦がれて止まなかった金色殿の内部、そのあまりの美しさと静謐さに言葉を失い涙が出ました。
金色殿を辞した後、JR東海ツアーズのスタッフさんにお礼を伝えました。
2年越しの夢が叶いました。
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機会があればまた是非とも拝殿させていただきたいものです…。