連・断・続の部屋  

捨てる過去など何もなく、日々の社会との繫がり、自己の活性化、整理のためにつぶやく。

ピカソってどんな人?

2015-12-05 23:07:21 | アート・文化
宮城県美術館で開催されている、ピカソ展で、

絵、焼き物などで描きだした女性を鑑賞後

ピカソってどんな精神構造の人?

ピカソの作品すべてを知らないけれど、知っている範囲と今回で。

初期の作品の人物は、豊満、穏やかといえない
その後の女性は、美しい。豊か。母性あふれていた。

パブロ ピカソは画家
エネルギッシュで、たくさんの作品を生み出した人
女性とむつみあい子をもうけ
別の女性にひかれ離別をくり返した人
別離に伴う感情は、過去も良し、今はなお良し の気持ちが強い人であったのか?

キュビズムの、左右の顔の間にある気持ちの変化は?流れた時間は?


オークションで取引される額は、理解を超えた額で、今後も評価され続け続け、取引が成立し続けるのだろうか?
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和食

2014-01-01 10:25:15 | アート・文化

ユネスコ世界文化遺産認定は、和食のプロの危機感が背景にあるという。

想いを,四季折々の食材に乗せて表現する、懐石料理などだけが”和食”と考えると,

絶滅危惧種的存在かもしれない。

日本の命の繫がり、家庭の事情事態が危機的状態にある反映が和食でしょうか。

今の節は,正月料理。おせちです。

部門が異なる医師で時間を制約されているので、顔を合わせるのは、

共通の知り合いの訃報に接し、弔問の機会ぐらいです。

『どんな高級料理店のお節でも我が家では不評』 だそうで、意気投合。

今回は、哲学科を卒業、大学院も中退で、調理師の免許をとり、和食のプロを目指したわが兄に、わたくしのお節料理をたべさせた。

黒豆、きんとんについては、好評。手を抜いて、出来合いを詰めた金柑、ごまめは不評。

お煮染めは、母の生存中と言えども練り物ぐらいで、野菜類は食べなかったので講評なし。

20131231_191222_2 きんとんは梔がみつからなかったので発色不良ですが、灯台もと暗しで日常使いの香辛料棚にありましたので、煮直しで挑戦。

20131231_192220_2 一人で食べきる調理の工夫に悪戦苦闘せねばならない日々に思いを馳せています。品数は制限したのですが、それなりの量です。

和食の根っこは?

出汁と発酵食品。

画一的にコントロール不能な材料!このために、敷居をたかくしてしまったのか?和食。

しかし、面倒くさいと思わず、変化に楽しみを見いだすと、

出汁の材料のインスタント製品もない交ぜて、異文化の料理に混ぜると,思わぬおいしさ。

料理には,制限なし。国境なし。美味しく食べられれば。

母の真骨頂は、少し残った味噌汁に牛乳を混ぜて、食べきる。

カレーには醤油を少しさすなどなど。

日々の食事を提供し続ける主婦ならではの、節約志向から生まれた工夫で、

味にも深みをを出させたところです。 合掌

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学会場を抜け出して、北海道立美術館

2013-10-13 14:12:58 | アート・文化

昼は弁当を食べながらコーポレートセミナーがあり、講演には魅力があるのですが、

学会場から徒歩10分の美術館に寸暇をつくりだし出かけました。

20131012_143737_2 ななかまどが真っ赤な実に気温差を感じ

北海道立近代美術館の特別展”森と湖の国 フィンランド・デザイン”では、入り口の揺らめくゴースのカーテンと映像にオーロラと雪をイメージし、

展示の品は日常的に身近なので、時間の制限もあるので素早く通り過ぎたのですが、

売店でひっかかりました。ムーミンワールド。

20131012_150942_2 特にスナフキンが好きなので。

常設展では、深井克美の作品と一生に衝撃を受けました。

同時代と言うことと、治らない病気、進行性の病気と宣告を受けながらも、血液の専門医として歩み始めた歳に、健康など心配していた母の前で投身自殺したということ。

ひび割れたような肉体の作品を書き続けた精神に。

知事公邸の庭と通り抜けて

20131012_155012_2

三岸好太郎美術館にもよってきました。

宮沢賢治の物語に出てきそうなピエロまがいの猫、

のんびりした貝

宮城県美術館のオーケストラにも再開。

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若冲がきてくれました

2013-04-06 22:09:30 | アート・文化

東日本大震災の怒涛に流される家々は色を失い灰色の世界と映った衝撃的な映像の世界から、プライスご夫妻は、こころを鎮めるために、若冲の色彩豊かな四角いマス目と白い象さんが印象的な”生命のパラダイス”の前に座られて救われたという気持ちから、被災地には美しく明るい色を届けるのが支援になると思われたということから実現された、ありがたい展覧会です。

仙台ですから、ゆったりと思うように会場を何度もいきつもどりつしました。

タイトルは、これまたプライス氏が、未来を担う子供たちが理解できる漢字ではくということで、

内容が端的でわかりやすくなっていたのも楽しめた要因でした。

0405 

ガラス越しでなく。白い。白い象さん。豹、猿、馬、鳥、みんな一緒。

Photo_2 

直に会いまみえることが出来ました。ガラス戸こしではなく。

これも、プライスご夫妻のご提案。

ポストカードを映したので、ぜひぜひ、

生でたくさんの彩りあふれた若冲、そして、墨画の世界の若冲も。

蕭白、芦雪、など100点。


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新歌舞伎座 

2013-04-03 22:47:32 | アート・文化

4月2日 歌舞伎座が3年を要した新築を経て、開業

報道で、誇るべきに日本人と思った。それは、興行収入だけで持続してきたということ。

ミラノスカラ座は、50%以上

パリオペラ座は、50%弱の、国からの補助金で維持している。

しかし、日本の歌舞伎座は、興行収入のみで維持している!

補助を受けずに、興行収入だけで経営を続けていることこそが

自由に”民衆”の意向、力を反映できる芸能であり続けられる。

そのためになすべきことを!

世界に誇る歌舞伎座、傾く(かぶく)、

国の意思に左右されずに民衆の力で続けてきたんだ。

芸能には、馳せ参じまいることこそが、繁栄の礎。

しばらくは、東京詣ではお預けですが、

落ち着き軌道に乗った生活を取り戻したあかつきには。

ニュースの中継だけでも、あでやか、見栄あり、

松本幸四郎、弁慶の”延年の舞””飛び六法”  で締めてくれたNHKに感謝。

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世界遺産ヴェネチア展

2012-05-03 13:47:26 | アート・文化

昨日2日は、思いがけなくも、日直医の訪れで午後解放されたので、半ばあきらめていたヴェネチア展に出かけてきました。3日、今は大雨の音に遮られ聞きにくいお知らせがながされている。警告音だけははっきりしている。昨日でなくてよかったと思っているので、特別な機会には、ふれた方が良いなと時間を満喫した午後のつかの間の時間でした。日が高い内の帰路だったので、花も新緑も満喫。

同じ宮城県美術館中の戸外にある佐藤忠良の作品。八重桜と原城の兵士。

20120502150300001

国際血液学会、講演終了後、解放された気分で訪問した恩師宇塚、同僚との夏の記憶にあるヴェネチア現地は、やはりすばらしかったのを再認識した鑑賞でした。

聖マルコ広場は水没していたときは、薄暗い堂内の金色の輝きに目を奪われ、周囲を埋め尽くす美術品に対する感覚は麻痺し、水没していないときは広場に人があふれ、活気に満ちていた。仮装はせず、ジェラートをほおばり、露天商に声をかけられ、逃げ腰になったけ。

ヴェネチアンガラウの500ピース以上からなるシャンデリアが展示されていましたが、

ムラーノ島での、ヴェネチアンガラス作成の職人技。

特別な作品の収蔵庫に入れてもらって、その結果、ずいぶん高価なヴェネチアガラスを購入することになった(ただほど怖いものは無し。しかし、購入した作品のすばらしさで、後悔はないが、その後の支払いが大変だった。)

グッズ売り場で、ラスクのようなそぼくなバイーコリ(ザバイオーネにつけてたべるとなおおいしい)、 ザレッティーニを買ってきました。 ”ソルレバンティ”=和名変換では東地中海というお店のお菓子です。20120503124000001

ヴェネチアビーズ作成キットも売っていましたが、独創性を出すには沢山のパーツを買わないとだめそうで、見るだけに。

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ボストン美術館展;東京国立博物館

2012-04-30 11:09:40 | アート・文化

ゴールデンウィーク期間中の唯一解放される29日の午後に、久しぶりに東京に出向きました。3時到着。思ったほどの混雑はなく、スムーズな鑑賞でした。http://www.boston-nippon.jp/highlight/05.html

20120429161100001

岡倉寛三こと岡倉天心像にお会いしてから、

”仏のかたち、神のすがた”は、すばらしい御仏群でした。

救っていただきありがとうございます。

お姿を拝顔する光栄を授けていただきという念がわきあがってきました。

これほどの神仏を、

政府の一声で、毀釈に駆り立てられ、邁進した狂気に、改めて警戒せねば、

いつ形を変えて、再び起こるかもしれぬということです。

曾我蕭白の作品が一堂に会していました。エネルギッシュ。

才を認めて、作品を依頼する主の眼力、財力も感じました。

在るべき場所からの流転もまた、世のうつろいであることも感じました。

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太極拳仲間の展覧会

2012-04-20 18:06:03 | アート・文化

若く伸びやかな才能あふれたひとです。
http://www1.ocn.ne.jp/~skrapsha/hig-o-o-kae/
六本木ヒルズでの展覧会にはでかけられませんでしが、
地元なので出かけました。
駅までの道すがら、MEIJIYAにふらりと入り、なつかしいハーシのKISSチョコに出会いました。戦後間もない誕生でしたので、日本橋に買い物に出かけた当時の思い出に連なります。
チョコレートは、午後の院長のコーヒータイムのはやりになっていることもあり。

20120420174600001

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流出文化財一時保管

2011-02-20 23:01:26 | アート・文化

20日は、偶然が重なり昼前から拘束されない時間が与えられた。

東京国立博物館で、≪仏教伝来の道  平山郁夫と文化財保護≫ を鑑賞してきました。

第2章  [アフガニスタン] バーミヤン の展示には、心がえぐられました。

作品は、すばらしいのですが、今ここにある流転をさせた人間の狭量さに胸が詰まりました。

カブール博物館の回廊にあったという「カーシャパ兄弟の仏礼拝」、

アフガニスタンのバーミヤン、フォラディの両遺跡の壁から不当にはがされた壁画片の数々。

同胞の祈りの心を無にすることのできる凶暴さ。

それに対し、資金を投じて 流出文化財 の一時保管、保護で、

いずれあるべきところに返還するという、偉大な構想。

薬師寺 玄奘三蔵院奉納の「大唐西域壁画」 絵身舎利 神々しく、

伽藍建立のために写経寄進に励んだこともあり、感慨深いものでした。

式能のチケットはすべて売り切れ当日券は無かったのは、幸いだったかな?

展覧会は、3月6日までだったので、無理をすればどちらも鑑賞可能だったかな!

久しぶりの、神 修羅、鬘、世話、鬼 の式能を堪能したかったというのも本音で、

日々あきらめていたことが叶ったら慾がでました。

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あわれ 変じて あっぱれに

2011-01-26 23:15:35 | アート・文化

NHK BShi の”シリーズ世界遺産” は同時代の世界遺産をつなげてくれ、遠く離れた、つながりがないような地域の共通性、人間の普遍性、そしてやはり地域の特殊性が感じられる。

25日は、ルネッサンスであったが、ルネッサンスのはしり

イタリア フェラーラ は、 

で教皇でもなく富を得た エステ家の治世では、

宗教に曲げられない、科学的根拠による発言ができ、コペルニクスを生んだ。

神の世界は、時間がなく距離感もない絵画表現、人間世界は遠近法で描き差を出していた。

日本では、天皇、公家から武士の時代に移り、

松岡正剛さんがコメントしていた。

死にざま”を、武士の世界では 

”もののあわれ”では無く”あっぱれ”としたのだという 。

活版印刷の話も興味深い。

それ以前は、”正しい”ものは存在しなかったのかもしれない。

宗教説話も、音楽も。

印刷された楽譜が流布することで、間違った演奏はできない!

という意識が生み出されていった。

変幻自在な世界は遠く去り、窮屈な正しい世界が蔓延し始めたということで、

一般庶民にとっては、やはり利点、と自由を手に入れた印刷技術の流布でしょうかね。

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