大学病院、地区の大病院から FAXであったり手紙であったりで、
まったく、面識もない、信頼関係が構築されていない人物、(医師にとって連携は極めて大事で、信頼関係は極めて重要)
『貴院に通院している患者が当院を受診しました。今までの診療経過、投与薬剤についてお知らせください。』 ときわめて簡単な、内容の慇懃無礼な紋切り型の要求文です。
情報提供依頼書の要求は、当院の費やす時間は膨大になる内容の提供を求める文面なのですが、受診先の情報は”皆無”です。患者からは一言もなく、はたして本当に受診したのかどうかさえも疑わしい。
大病院の若手医師は、将来の栄達を求めて症例報告をはじめとして、”並みでない症例”を渉猟する傾向にあると推測されるし、本当の受診をにおわす情報の記載はないのです。
今までは、しつこく情報の提供を求めてきても、その後の患者の顛末についてはなしのつぶて。
情報提供とプライバシーは相反することが多いのではないでしょうか?
一方的情報提供の依頼、その後の報告なし :この人物像をどう考えます!
礼儀知らず、利己的、尊大(属する病院の権威をかさにきて)、一方的、相手の立場を虫などなど
当院は、他院では“不治”と考えられている白血病、骨髄腫、悪性リンパ腫などの悪性腫瘍患者の長期生存、社会復帰している患者が多く、それなりの年齢を経れば、他の疾患も発症して来るのは当然のことなので、情報提供依頼が、診療の妨げになってきているのです。10年以上も前で、しかも数年来診療行為を行っていない患者の情報提供が、受診直後の診断にどれほど重要なのか、はなはだ疑問。もっと、診断後の情報を吟味し、しかるべき根拠を持って、情報提供を照会して来る賢さを持った医師であってほしい。