今回の参加は、今までと異なり感慨が深かった。
講演、発表をしない参加であるという点で。
2010年の経営に大打撃をこうむると悟った医務局からの連絡。
以後の経営改善策は、受け入れ先探索の不調;立地が市街化調整区域が仇。
それでも、何とか改善傾向が見え始めた矢先の
2011年3月11日の東日本大震災!
雑事に次ぐ雑事に紛れて時間がすぎていった。
久しぶりに、
外来診療を継続している疾患についてのup-to-dateをみにつけるべく講演を拝聴。
研究分野関連の講演も聴衆として参加。
分子遺伝学的進歩は、スピーディに医療の新しい診療をまい進させることを実感。
分子を標的とした治療開発は、
マスとしてとらえられる変化を伴った疾患は採算ベースに乗るが、
多彩で、個人差が確認されている骨髄異形成症候群(MDS)の変化は、
高齢化社会に急増する疾患MDSであるが、飛躍的な治療の進歩は、
まだまだと実感したのが
学会賞受賞記念講演 京都大学院 小川誠司教授
”骨髄異形成症候群の遺伝学的基礎について”小川誠司教授であった。
私の初めての総会シンポジウムは、
京都大学ゆかりの星野 章先生が座長で、
非定型性白血病 何故非定型性となるか(病態分析)-幹細胞の面よりー骨髄異形成症候群に関するものであった。
そして、第50回大会で推挙された評議員は、今大会で定年となり、
条件をクリアし、功労会員となった。
血液の専門医、指導医のためには学会に参加し続け、知識の更新が必須。
知的好奇心を持ち続け、
学問の進歩を診療に反映させる努力をするエネルギーはまだまだ健在。
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