世界一周は、飛行機であれば24時間以内。
ボーダレス、グローバル化が進んでいる現代。
未徴候であれば、微生物の拡汎は防げない!
教育効果の、末端までの普及、実践は困難を極めるという実例が、
スペイン、米国の医療従事者が、リベリアから入国した人からエボラ出血熱に感染。
血液の専門医を目指した駆け出しの私の苦い思い出は、
出血傾向のある患者を診断し、急性白血病でなかったし、
空床を確保できなかったので、紹介元の病院での入院を継続させていただき
翌日、『空床が出来ましたので転院できます。』と連絡したのですが、
未明に、死亡されたとのことで、
造血障害、出血傾向を伴う感染症の致死率は極めて高い!
感染症への対応は一歩誤ると、短時間で死亡する!白血病より癌より恐ろしい!と
身をもって実感したので、
それ以後、免疫状態低下患者に対する感染症治療は、
早急に、濃厚に、無効ならば短時間で変更を!をモットーとしています。
しかし、エボラ出血熱は、有効な対策はまだ確立していないのです。
伝染病ですので、隔離が唯一の伝搬を防ぐ道。
隔離は、患者の隔離のみならず、健康者自らの隔離でもあります。
エバラ出血熱は、幸いに空気感染ではない。接触感染です。
意図せず生活していると、仕事していると、医療に従事していると、
接触せずの困難さは、医療先端国での感染者発生からも明らかです。
防疫の観点から、入国審査は、点にすぎない。
体調不調で、受診した医療機関も点にしか過ぎない。
点と点をつなぐ線にある感染症伝搬の危険は全て同等。
対応策、有効な手段が乏しい今は、
エバラ出血熱に対応出来る、免疫力を持ち続けることが肝要。
感染症罹患後の治癒の基本です。
バランスの良い、タンパク質豊富な食事
適度な仕事量、運動
適度な睡眠