連・断・続の部屋  

捨てる過去など何もなく、日々の社会との繫がり、自己の活性化、整理のためにつぶやく。

関白太閤秀吉の茶の湯;日曜美術館

2013-02-26 04:52:56 | 日記・エッセイ・コラム

2月24日夜8時からの再放送”天下人と天才たちの器~茶道具 超名品!驚きの美~

特に驚いたのが 秀吉の「黄金の茶室」

組み立て式で、当初は、御所の薄暗いところにしつらえられて、用いられた。

桃山時代の光源は、薄暗い灯油。

薄暗がりの光に呼応する黄金の陰影

秀吉の派手好み、豪華主義という植えつけられてきた既成概念とは、

当時の環境で見ると、全く異なった姿が浮かび上がり

富を得た権力者の、繊細な美意識、おもてなしの心満載であった。

そして、庶民にも参加を呼び掛け、開放した北野天満宮の茶会。

今の茶の湯が広まったのは秀吉あったればこそとゲストの中島誠之助さんのコメント。

時代に埋没して、真実は失われ、力を得た浅薄な表面的発言(現在ではマスコミ報道)で理解が曲解されていき

当時の環境で見なければ、真実は失われてしまう危うさを再認識させられた。

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14日は燦が出奔した日

2013-02-14 14:04:25 | ペット

昨年の2月14日は、燦が、おちつきなく初めての夜間外出したっきりで、戻らない日。

仙台市の保護猫情報http://www.city.sendai.jp/shizen/dobutsu/pet/1134.htmlを日々確認して、365日がすぎようとしている。

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遊んだあとには寝呆けていた燦

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まもなく2歳。幼な顔は失せてたくましい猫になって、幸せに生きていてほしい。


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2月のMGU職員礼拝

2013-02-13 17:16:48 | 日記・エッセイ・コラム

仏教徒ですが、キリストの僕による祝祷は好きです。

讃美歌 21-532番 やすかれ わがこころよ

聖書  ルカによる福音書

     7章 36-50節

説教   無言の愛

祈祷

讃美歌 21-301番 ふかいきずと ながれる血に

祝祷

今いる立ち位置に沿った時間が流れました。

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カラマーゾフの兄弟

2013-02-10 19:24:11 | 本と雑誌

東日本大震災以後、急速に悪化した病院経営の果てに、

2013年2月末を持って閉院準備のために、私物の本を整理中に

中村雄二郎著 「歓ばしきポエシス」に目が留まり、

ページを開き、

始めが ”グロッタの白いユダ リュビーモフ演出「カラマーゾフの兄弟を観て」だった。

東日本大震災後に、病院に拘束され続けた3週間の間にも、高校生だったころから50年ぶりに

米川正夫訳のカラマーゾフの兄弟を読み直した。

そして、2013年1月から、フジテレビで”カラマーゾフの兄弟”が

土曜日の連続ドラマとなっている。

5年間、日の目を見なかったというこのドラマ、

どういう切り口で、原作に迫るのか、興味しんしん。

ドストエフスキーの小説は、どれも心理ドラマで深い。

これまでか、これまでかと続くしつこく、長い、しかし、

短期間に起きた出来事を、父親殺しにいたる、心理描写を延々と詳細につらねられている。

しかし、真犯人と疑われるスメルジャコフの自殺で、犯人は永遠の謎として読者に残される。

”カラマーゾフ”気質、流、的など単なる姓ではなく扱われているカラマーゾフ。

カラマーゾフには、黒、罰などなどの隠喩としての響きが、ロシア語ではあるという。

フョードルの私生児スメルジャコフは、白いユダ

アリョーシャは黒いキリスト

ゾシマ長老はアリョーシャに向かって

”ここは(僧院)当分お前のおるべき場所ではない。お前が娑婆世界で偉大な忍従をするように、今わしが祝福してやる。………

娑婆世界に生きるアリョーシャを描く続編への期待を読者に残し

ドストエフスキーは黄泉の国に去ってしまった。

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市川団十郎 逝く!

2013-02-05 18:36:51 | 健康・病気

急性前骨髄性白血病であったので、治癒を確信していたのに!

急性前骨髄性白血病は、1987年にビタミンAの誘導体;ベサノイドが治療に導入後、

病型として治癒可能を確信させた、急性白血病の唯一の型である。

ベサノイド以前も、進行性の出血で突然に死を迎えるか、治癒する率の高い病型として知られていた。

完全寛解に到達させれば、その後強化療法を施行すれば 治る! そういう病型が急性前骨髄性白血病である。

急性白血病の治療法の優劣判定では、急性前白血病は成績のダントツによいことから、対象病型から除外するのが常識であった。それほど治癒率が高いのである。

”死因”は白血病再発でないかもしれないが、

体力、免疫力の低下が起因した死であるのは確かだろう。

年齢は66歳。高齢者に伴う免疫力低下からは、遠い年代。

過労?BMT後が起因している?

ベサノイド導入後、仙台血液疾患センターでは、急性前骨髄性白血病で再発症例は皆無。

元気の社会復帰して長命を得ている。

何故に、骨髄移植までしなければならなかったことに対しても疑問を感じていたが、今回の体調不良、死の転帰に対しても、どうして!なんで!と無念でならない。第12代市川団十郎でなければ表現できないものがあった。まだまだこれから、芸を楽しませていただきたかった。

ホセ カレーラスはよみがえった。急性白血病のタイプは、治癒が容易なタイプではなかった。

なんで、急性前骨髄性白血病で移植をしなければならなかったのか?

なんで、2013年2月3日、死ななければならなかったのか?

呼び戻すことができない世界に旅立たしてしまったのだ。 嗚呼

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