師匠の月釜担当に際しては、弟子が表の手前を担当せねばなりません。
お茶の稽古を始めたのは、2015年10月。まだ、3年も経っていません。
人前での恥は、最小限にしたい一念で、自分のお点前動作を再点検しています。
大変な、困難、難点は、居ずまい。
”これほど姿勢がゆがんだ人に出会ったことはない!”と言われた私。
全身膠原組織の炎症で、疼痛が極力少なく、かといって仕事もできる姿勢を続けているうちに、拘縮を伴った変形の結果の姿勢です。
15年間の太極拳のためにストレッチを続け、現在は、自分でも改善してきたと思えるレベルにはなってきました。
しかし、治そうと努力し、訓練した姿勢はとれるのですが、わずかな違いの動作でも、意図して反復していない動作は全くと言っていいほどできません。^
帛紗を裁く時の腕、肘の位置は、
太極拳の基本中の基本、掤勁(ポンケイ)と、同じと感じました。
座して行うには、これも太極拳の基本、虚領頂頸: 頭と頸、背骨に通じる
左右均等に、骨盤を下せない内部拘縮を感じざるを得ません。
内部拘縮で時計回転している姿勢は、
右手で道具を扱い、左側に置く動作の多い、お点前の動作では、伸縮力の乏しい腕は、
手なり、ゆったり感とは程遠く、
背骨周囲も炎症の名残が強く、左半身は、特に頸肩から骨盤まで連なる硬い板が入っているような炎症後変化があるので、
ギシ、ガバッというという表現せざるをえにようなぎごちない動作の手前だろうなと、自分では確認できないながら思っています。
暦日としては4月1日まで、まだ2か月もあるますが、
ストレッチで修復できる期間は、たった2か月!
弛まず、歩め!と己を叱咤激励するしかありません。
2002年に太極拳を誘っていただかなかったら、正座どころか、今頃車いす生活だったかもしれません。
太極拳の先生は、高齢で教室が閉鎖され、時間的に通う太極拳教室がないのですが、
お茶のお点前に通じるので、自分で続け、
目標だった、検定2段、B級指導員を目指そう。
月釜に 備えんとして 居ずまいを 点検するに 古傷悟る
治りしが 痛みを避けた 姿勢にて 手なりの手前 程と遠かりし
月釜の 手前を前に あらためて 居まいに遠き わが身あるなり